TAJIHM の 兵庫の山めぐり <播磨
 
高御位山    304.2m No.6 加古川市
高砂市
 たかみくらやま
北山奥    183m 加古川市
高砂市
 きたやまおくやま
 
1/2.5万地図 : 加古川
 
【2011年1月】 2011-07(TAJI&HM)
 
    加古川運動公園より  2011 / 1

 高御位山の東尾根は小高御位山辺りまでしか歩いたことが無かったので、一度は歩きたいと向かったのは2011年1月の成人の日だった。午前に用事を済ませてからだったため、南麓の阿弥陀新池にある駐車場に着いたときは12時前になっていた。駐車場はほぼ満車状態になっていたが、何とか駐車することが出来た。すべてハイカーの車とは思えなかったが、ハイキング準備をしている人をちらほら見たので、ハイカーは多そうだった。朝の空は良く晴れていたのだが、北部の雪雲が流れてきたのか、高御位山の上空には黒い雲が広がっていた。但しその雲にも切れ目があり、青空が覗いていた。また南の空はすっきりと晴れていた。気になったのは風が強いことで、ちょっと身震いする思いだったが、気温は低くは無く、7℃ほどはあった。登りのコースは駐車場の近くから始まる長尾コース。この後の登山の様子は下の写真で見ていただくとして、一番印象に残ったのは登山コースの印象では無く、登山者の多さだった。12時半に山頂に立ったのだが、昼とあってあちらこちらで昼食をとっている人は、ざっと見たところ30人以上はおりそうだった。他にも通過する人もいたので、50人以上ではと思えた。こんなに人の多い高御位山は初めてだった。しかもグループ登山が何組もおり、そのいでたちを見ていると、百名山を登っているのではと思えるほど本格的なかっこうをしていた。ちょっと山の大きさに比べてちぐはぐさを感じたが、そんな中に若いおとうさんが小さな子供と手をつないで登ってきたのを見ると、何となくほっとさせられた。その喧噪も山頂だけのようで、山頂を離れると一気に静かになった。東尾根を歩く人は少ないようで、前後に数人を見るだけになった。この東尾根も露岩が多くあり、展望もあって歩くのが楽しかった。何より静かなのが良かった。歩くほどに瀬戸が近くなり、光る海が大きくなった。中塚山、北山奥山と過ぎて、尾根端の登山口はどの辺りになるのだろうかと思っていると、最後に1メートルほどの急斜面を下って車道に出た。そこから南の方向を見ると、20メートルほど離れて鳥居が立っていたが、降り立った所には何の標識も立っていなかった。どうもショートカットの道を最後に下ったようで、今少し南西に尾根を辿って行かないと、正しい北池登山口に出なかったようである。後は阿弥陀新池の駐車地点へと適当に農道を歩いて戻って行った。その道中で思ったのは、歩き易かった東尾根のことよりも、山頂の人が多かったことで、高御位山がこんなに人気の山になっていたかとちょっと意外だった。そして兵庫の山も一極集中の傾向があるのではと思ってしまった。
(2011/1記)(2020/10改訂)
<登山日> 2011年1月10日 11:58スタート/12:29反射板の位置に出る/13:07山頂を離れる/13:26小高御位山分岐点/13:55中塚山/13:59〜14:09北山奥山/14:29点名・北池/14:35登山口/14:58エンド。
(天気) 南の空は晴れていたが、上空から北は黒い雪雲が広がっていた。ときおり小雪がちらついたが、陽射しもけっこう受けた。気温は7℃ほど。北西から冷たい風が吹いていた。その風のためか、視界は良く澄んでいた。午後も2時を回ると、雪雲が南の空まで広がって、ほぼ曇り空となった。但し瀬戸は陽射しを受けて光っていた。
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ほぼ満車状態の駐車場から高御位山を見た 長尾集落を抜けて登山口に近づいた 登山道を登り始める
すぐに岩尾根を登るようになった 途中の鉄塔(姫路火力東線36)で休憩する 岩尾根登りは更に続く
高御位山の山頂に陽が当たっていた 急斜面を登り終わってひと息つく 反射板が間近になった

 反射板のそばから
 西の山並みを眺め
 た

 山上に出て山頂
 の岩場を眺めた

  その山頂の岩場
  に立って東尾根
  を眺めた

 足下に阿弥陀新池
 と長尾集落を眺め
 る

   振り返ると高御位
   神社に陽射しが当
   たっていた
山頂から東を見る 左の写真の右手、南東方向に須磨アルプスを見る
小野アルプスに光が当たっている 南東に明石海峡大橋を見る 南の海岸部に製鉄所を見る

 神社の裏手に立って
 北の山並みを眺めた
入炭山は雲に隠れていたが、手前のピークが白い 白くなった笠形山を大きく見る 少し時間を置くと、鎌倉山に陽が当たり出した

 昼休憩は喧噪から離れて
 反射板に近い位置でとる
 そのそばからは雪彦山の
 尾根が眺められた

    少し立つ位置を変えると
    北西に明神山が見えてい
    た
昼休憩の後は、山頂を離れて成井コースに入っ
始めに参道と呼べそうな階段を下る 東尾根コースに入ると長い岩尾根の下りが始ま
った

 岩尾根の展望は
 良かった 東の
 方向を眺める

  下るうちに飯盛山
  に陽射しが当たっ
  た
先に岩尾根を下って、後から来るパートナーを
待つ
これから向かう方向を眺める 鞍部を歩く
中塚山への登りにかかったとき、歩いてきた尾根を振り返る 高御位山の山頂を見る

 急坂を登って中
 塚山の尾根に出
 た

   前方の鉄塔が立
   つ位置が中塚山
   のようだった
中塚山を通り過ぎたときに振り返った 前方の北山奥山は目の前だった すぐに北山奥山の山頂に着いた
南側から北山奥山の山頂を見る 瀬戸内海が近かった 光る海を見る 南西に小豆島を見る
北山奥山の山頂を離れて西尾根を下り出すと主尾根がすっきりと眺められた 空はすっかり暗かった 振り返って北山奥山続く登山道を見る
さりげなく四等三角点(点名・北池)が現れた 振り返ってみる北山奥山は遠ざかっていた ひたすらなだらかに尾根道は続いた
ふもとが目前になると尾根は不確かになった 踏み跡のまま下ると、標識の無い所に出てしま
った
神社の鳥居が20mほど離れて見える位置だっ