高御位山には多くのコースがあって色々と組み合わせて登ることが出来るが、さっと登ってさっと下りてきたいとの考えで組み合わせたのは、往路コースとして長尾コースを登り、復路コースとして長尾奥コースを下るというものだった。向かったのは2018年3月下旬のこと。暖かい日が続いて、すっかり春本番の陽気になっていた。その陽気の誘われるように昼どきを山の上で過ごすことにした。その山として高御位山の長尾コースを選んだのは、早く山頂に立てるだけでなく、露岩地を軽快に登りたいと考えたからだった。下山も同じ考えながら少しバリエーションを持たせたく、長尾奥コースとした。そのミニハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。裾野の竹林を抜けると、後はほぼ露岩地歩きとなった。雲の全く見られない快晴とあって陽射しをずっと受けながらの登りとなったが、空気はからっと爽やかで風もひんやりと快かったため、休まず登って行けた。登るほどに後方に風景が広がってきた。但しこの日は春霞の視界とあって、薄ぼんやりとした風景になっていた。山頂まで休憩をとらずに登ると、駐車場から30分で山頂到着となった。この日は平日ながら春休み中とあって、あちらこちらで小さな子供を連れたファミリーの姿を見た。山頂の岩場に上がると、快い風に吹かれながら昼どきを過ごした。そして下山は尾根道を西へと鷹ノ巣山の方向へと歩き、その三分の一ほどまで歩いて260mピークに着くと、南へと延びる支尾根に入った。往路で登った尾根の一つ西隣の尾根だった。その尾根コースは長尾奥コースで、やはり露岩地を歩くコースだった。長尾コースと比べて幾分緩やかとあって、スムーズに下って行けた。そして長尾集落の北西辺りに 下り着くと、阿弥陀新池駐車場へと戻って行った。
(2018/3記)(2020/3改訂) |