TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
雄鷹台山 310.5m
No.5  たつの市・相生市
仏ヶ台山 (五六見山) 292.7m
  No.3  相生市
1/2.5万地図 : 網干/相生 
【2008年2月】 2008-18(TAJI&HM)
 
    《雄鷹台山》 岩見坂に通じる車道より 2008 / 2 《仏ヶ台山》 雄鷹台山から続く尾根より 2008 / 2

 姫路市内の近郊でごく気軽に瀬戸内海を眺めるハイキングを楽しむとなると、このたつの市の南西、旧御津町と相生市を分ける雄鷹台山から仏ヶ台山へと続く尾根が一番ではと思っている。特に視界の澄む冬の季節が良く、小春日和の中で陽光を浴びながら瀬戸の島々を眺めるのは、ちょっとした旅情もあって良いものである。
 2008年2月は建国記念日が月曜日にあり、その週末は三連休となった。ところが土曜日は播州南部も雪が降るという荒れた天気となり、翌日曜日も午前は雲の多い空だった。遠出は諦めていたが、少しは体を動かしたいと考えていたところ、昼になって空は回復に向かい出した。その空を見て午後のひとときをミニハイキングで楽しもうと考えた。そして久々に瀬戸内海を間近で眺めるのも悪くないと思い、自然と浮かんで来たのがこの御津山脈西部の尾根だった。昼食を済ませると、さっそく車を走らせた。午後の登山のため雄鷹台山だけに登ろうと考えて、その雄鷹台山への一番簡単なアプローチとして屋津坂の峠にある登山口へと向かった。その屋津坂へと揖保川町側から車を進めていると、てっきり快晴になると思っていた空は、黒雲が広がろうとしていた。どうやら北の雪雲が流れてきたようだった。屋津坂に通じる車道へと入り、峠の登山口のそばにある車1台分の駐車スペースに車を止めた。その頃には上空はすっかり曇り空だった。いずれは晴れるものと気にせず歩き出すと、5分と歩かないうちに小雨が降り出した。そのまま登っていると少し強い降りになったため、雌雄大岩のそばでいっとき雨宿りとした。雨は通り雨だったようで、5分もすると止んだため登りを再開した。上空はまだ黒雲が広がっていたが、北の空には青空も見えていたので、いずれは晴れてきそうだった。雄鷹台山の山頂が近づくと展望地が現れたが、空はまだ暗かったためそのまま通り過ぎた。そして山頂に立ったのは14時前だった。雨宿りをしたこともあって足はほとんど疲れていなかった。これで終わるにはあまりにも簡単過ぎるため、せっかく尾根に出ていることでもあり、午後に歩くには少し距離が長いと思えたが、仏ヶ台山までの尾根歩きを楽しむことにした。始めに下り坂が続いた。最初はただ灌木の中を歩くだけだったが、次第に瀬戸内海が現れて来た。始めに大浦港の風景が現れ、歩くほどにその奥の室津港が姿を見せて来た。尾根はさほどの起伏も無く、小笹に囲まれた適度な尾根道が続いていた。ただ以前と比べると少しシダが増えて来たように思われた。その少し荒れ気味の方が自然な雰囲気も出て悪くは無かった。適度な荒れ道を歩いて行くうちに少しずつ瀬戸の風景が変わって行くが、その様を眺めていると、ちょっとした旅をしている気分になってやはりこの尾根歩きは楽しいと思った。特にこの日は視界が良く澄んでおり、瀬戸の島々が鮮やかに見えていた。そして海はベタ凪で、まさにこれが瀬戸内海だという風景だった。展望に出会うたびに足を止め、そして陽射しを浴びていた。その陽射しはこの冬一番と思える暖かさだった。それにしてもこのハイキングには好条件の天気となったのに、尾根には他に人影は見なかった。仏ヶ台山が近づくと緩く上り坂が続くが、少し木が切られたのか灌木が疎らになったようで、すっきりとした印象を受けた。もう空には大きな雲は見えず、澄んだ空が広がっていた。そして仏ヶ台山の山頂に着いた。そこは以前と変わらぬ佇まいだった。ただ東側の木々が減ったのか、そこからは御津山脈の核心部が広く眺められ、北東遠くには大蔵山も望まれた。その仏ヶ台山からの展望を楽しんで引き返すことにした。帰りの尾根歩きはすっかり快晴の中だった。再び瀬戸の風景を眺めながらで、特に柏第三展望台は尾根一番の展望地とあって、暫しの休憩とした。室津港は一軒一軒までくっきりと見えており、そして海上では養殖のためか小船が動き回っていた。その風景を眺めていると時間の経つのは早かった。そのため雄鷹台山から登山口へと下りる頃にはすっかり夕暮れの光となっており、瀬戸の海も灰色へと変わろうとしていた。
(2008/2記)(2021/12写真改訂)
<登山日> 2008年2月10日 13:28屋津坂登山口/13:35〜38雌雄大岩で雨宿り/13:57〜14:00雄鷹台山/14:58柏第三展望台/15:15〜37仏ヶ台山/15:51〜16:06柏第三展望台/16:40雄鷹台山/16:54〜59雌雄大岩/17:03エンド。
(天気) 青空が広がって来たのを見て出かけたのだが、登り出す頃より急に黒雲が広がって来た。程なく小雨が降って来る。雨は5分ほどで終わり、その後は次第に回復して再び青空も見られるようになった。但し雲の多い空だった。その空も仏ヶ台山を離れる頃より快晴となる。風はほとんど無く、木陰は7℃ほどと低かったが、陽射しの中では十分過ぎる暖かさだった。視界はくっきりと鮮やかだった。
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屋津坂の峠に着いて、登山口のそばに室津街道の標識
を見た
登山口には標識(山脈縦走路雄鷹台登山口)があった 急坂にはロープが張られていた その辺りで雨が降っ
てきた
登山道の周囲は笹が多かった 大岩の上に立って瀬戸内海を眺めた 雨は止んでいた 山頂が近づいて、笹が登山道の脇に増えてきた
雄鷹台山の山頂に立つと、僅かに雪が残っていた 四等三角点(点名・奥山)を見る 山頂に着いた頃より上空に青空が現れ出した
尾根歩きを始めると始めに灌木帯を下った 尾根からの展望が良くなると、大浦港が眺められた 登山道が右にも左にも枝分かれしていた

尾根の展望地の一
つから、室津港の
方向を眺めた

尾根の中間点辺り
まで来ると、前方
に仏ヶ台山が見え
てきた

尾根から小豆島を
眺める
 尾根はおおむねのんびりと歩いて行けた 仏ヶ台山の山頂に着くと、そこは木々に囲まれていた 仏ヶ台山の三等三角点(点名・野瀬)を見る
仏ヶ台山の山頂からは御津山脈の核心部が眺められた 北東に新龍アルプスの尾根を見る
仏ヶ台山を離れると、室津港を眺めながら引き返した 柏第三展望台で一休み すっかり快晴だった 柏第三展望台から暫し室津港を眺めていた

(←)
雄鷹台山に近づい
て嫦娥山を見る
光はもう夕暮れの
ものだった

 (→)
  雌雄大岩に立って
  夕暮れの小豆島を
  眺めた