TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
雄鷹台山    おたかだいやま 310.5m たつの市・相生市
 
1/2.5万地図 : 網干
 
【2015年5月】 No.8 2015-45(TAJI&HM)
 
    屋津坂より  2015 / 5

 御津山脈の雄鷹台山は鳩が峰まで車で入れるので、気楽に海が眺められる山として認識していた。その考えで昼食がてらに海を眺めて過ごそうと雄鷹台山に向かったのは、2015年5月のことだった。前夜に雨があり、この日も朝から曇り空が続いていた。その空を見て遠くまで出かけるのは諦めて、近くの山で過ごそうと考えたのが第一の理由でもあった。この日は鳩が峰まで車を進めず、久々に屋津坂を歩いてみようと、車は屋津坂の入口にあるNTTドコモの播磨室津北基地局の位置に駐車した。鳩が峰までは1km余り。屋津坂は新緑に包まれており、雨上がりとあってしっとりとした感じは悪くなかった。その新緑の風景を眺めながら25分ほど歩いて鳩が峰に着いた。そこまでは良かったのだが、登山道に入ると難儀することになった。4年ぶりに登るのだが、訪れる人が減ってきたのか、登山道は以前と比べて笹が繁茂していた。そのため笹をかき分けながら登ることになった。その笹が前夜の雨で濡れており、たちまちこちらも笹に付いた雨粒で濡れてきた。雨具を着ていなかったので、中腹まででズボンはすっかりずぶぬれ状態になってしまった。それを気にせず登って、まずは山頂に立とうと、展望岩では立ち止まらず山頂を目指した。登るほどにヤブコギ状態は減ったものの、登山道はやはり以前よりも荒れてきているとの印象を受けた。山頂に着いたのは登山口から30分後、相変わらず周囲を雑木が囲んでおり、展望の無い山頂だった。山頂では少時佇んだだけで、展望岩へ引き返した。濡れた岩もあったが、乾いている岩を見つけて、その上で休憩とした。足下は依然と変わらぬ大浦湾の風景であり室津の風景だった。その穏やかな景色を眺めながら昼食とした。昼食を済ませると少時昼寝も楽しんだ。そして休憩後は往路を引き返して屋津坂へと戻った。午後に入ると天気は良くなるのではと思っていたのだが、天気の回復は遅いようで、午前と変わらぬ曇り空のままだった。
(2015/5記)(2018/9写真改訂)
<登山日> 2015年5月16日 11:30屋津坂入口近くよりスタート/11:55鳩が峰登山口/12:27〜32山頂/12:36〜13:10展望岩/13:29鳩が峰登山口/13:52エンド。
(天気) 曇り空。形の無い雲が空を覆っていた。樹林帯の気温は19℃だったが、山頂一帯は23℃ほどあった。風は無かったものの、涼しさがあった。視界はうっすらとしていた。
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NTTドコモ播磨室津北基地局から歩き始めた 屋津坂は新緑の盛りだった 雨上がりで、若葉が落ち着いた色を見せていた
大ぶりの地蔵三を見かけた 鬱蒼とした感じの樹林が現れた その樹林を見上げる
足下のガマガエルに気付かず、踏みそうになった この日の屋津坂はずっと良い感じで歩けた この黄色い花はウマノアシガタのようだった

(←)
モチツツジはよく
見かけた

  (→)
  鳩が峰の登山口に着
  いて、登山コースに
  入った
登山道は笹が茂っており、それを払いながら歩いた 笹の葉は前夜の雨で濡れていた 胸で笹を押しのけて登ることもあり、すぐに水浸しになってしまったて 笹を避けながらの登りだったが、コースははっきりしていた
雌雄大岩に着いて、足を止める この日の視界はうっすらしており、瀬戸の島は薄ぼんやりと見えていた
登りを続ける 後方に風景の広がることがあった また笹をかき分ける所が現れた 中だるみになる所があり、そこは歩き易かった
笹が減ると、スムーズに進めた 展望岩に着くも、まずは山頂へと休まず歩いた 山頂が近づくと、有刺鉄線沿いを歩いた
縦走コースに合流した 山頂は目前だった 雄鷹台山の山頂に立つ 以前よりもヤブになった感じだった
山頂の四等三角点(点名・奥山)を見る 山頂の周囲を見る 周囲も少しヤブっぽくなっていた 少しの休憩で、展望岩に引き返した
岩に腰掛けて、この風景を見ながら昼食をとった 小豆島は雲に包まれていた 大浦湾を大きく見る

展望岩より尾根
の先を見る

昼休憩を終える
と下山を始めた
笹を分けるも、下山ではあまり濡れなかった 下山でも雌雄大岩で足を止めた 登山口まで下りてきた

(←)
登山口に立って北東
から通じる林道を見


 (→)
  後は屋津坂を戻るだ
  けだった
道ばたにニガナを見る また屋津坂の雰囲気を楽しみながら歩いた 道そばで石仏が二体並んでいた