TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
雄鷹台山    おたかだいやま 310.5m たつの市・相生市
 
1/2.5万地図 : 網干
 
【2018年8月】 No.9 2018-122(TAJI&HM)
 
    前川に架かる普請田橋のそばより  2018 / 8

 御津山脈の雄鷹台山は南面側を登るとあって夏は敬遠したくなるが、2018年は8月の暑い日に訪れた。ずっと残暑が続いていたので、その日は播州中部の山を午前の登山で終わらす予定にしていた。そこで朝早くに向かうつもりだったのだが、出そびれてしまった。それでも午前の登山に拘って近くの山で良い所はないかと考えた結果、雄鷹台山が思い浮かんだものだった。山上から瀬戸の海を眺めたいと思ったことも理由の一つだった。
 鳩が峰のそばにある登山口に着いたときは9時半を過ぎていた。登山道に入るとどうも笹が茂ってきたようで、笹を払いながら登るようになった、御津山脈全体に言えることだが、登る人が少ないこともあってか、手入れがされないとすぐにヤブに戻るようだった。ほぼヤブ道と言ってよく、目印テープを頼りに登った。ヤブになったことで蜘蛛の巣も増えたようで、常に蜘蛛の巣を払いながら登った。コース上に展望岩は二カ所あり、登山口から10分で最初の岩場に着いた。木々が生長したのか以前と比べて見える範囲は狭まっていたものの、青い瀬戸の海が間近に眺められた。またうっすらと小豆島が望めた。その先も蜘蛛の巣払いと笹ヤブは続いて、もうすっかりヤブ山登りの雰囲気だった。しかも陽射しを受けることも多くあって、やはり夏の季節には厳しいコースと言えた。山頂が近づいて二つ目の展望岩が現れるもそこは通過して、とにかく山頂を目指した。尾根コースに合流すると、そのすぐそばが雄鷹台山の山頂だった。すっかり樹林に囲まれたその佇まいは以前のままで、展望のかけらも無かった。ただ辺りは木陰となっていたので、山頂のそばでバテ気味の体を休めた。山上にはごく弱い風があり、涼しさも感じられた。おかげでまずまず良い感じで休めたのは良かった。横になっていると少しばかりうとうととしてしまった。少し元気が戻ったところで下山に移った。そして山頂に近い展望岩で改めて瀬戸の風景を楽しんだ。大浦湾には牡蠣イカダ多く浮かんでおり、牡蠣が室津の特産になっていることが良く分かった。その後は下山を続けたが、登りで蜘蛛の巣を払っていたので、それを気にせずただ目印テープを追って下った。登山口に戻ってきたのは11時半前。予定通り午前のみの軽いハイキングで終了した。但し全身汗みずくだったが。
(2018/9記)
<登山日> 2018年8月26日 9:44鳩が峰登山口スタート/10:18〜56山頂/11:25エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は見られなかった。山頂の気温は29℃。風は僅かながら涼しさはあった。視界は少しうっすらしている程度だった。
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短時間で山頂に立ちたく、鳩が峰の登山口からスタートした この南面コースは3年ぶりだったが、笹が増えてきていた 一部はすっかり笹ヤブ状態だった
ヤブでなくても、歩き易いとは言えなかった 振り返ると娥嫦山が見えていた 登山口から10分で最初の展望岩に着いた
大浦湾と瀬戸に浮かぶ島々が眺められた 西島の辺りを大きく見る
少し上でも展望岩を見た 海の風景をバックに登りを続ける 再び樹林帯に入った
ヤブっぽい中の登りが続いた 有刺鉄線のそばを歩くようになった 陽射しの下とあって、次第にバテ気味になってきた
南西方向に展望が現れた 展望岩に出るも、休まず山頂を目指した 樹林帯に入って山頂に近づく

登山口から34分
かかって縦走コー
スに出た

山頂は天下台山の
方向だった

山頂方向に向かう
も、10メートル
も歩けば山頂だっ

山頂の四等三角点
(点名・奥山)を
見る
木陰の下に身を横たえて体力の回復を待った 頭上の木立を眺める 少しうとうととした 山頂で40分ほど過ごすと、往路を戻った
下山では展望岩に立って瀬戸の風景を楽しんだ 室津港の辺りを眺めた
男鹿島を大きく見る 西島を大きく見る 小豆島を大きく見る

展望岩を離れて
ヤブっぽい登山
道を下って行く


前方に娥嫦山をす
っきり見ることが
あった
赤テープは的確にあり、テープを追って下った 登山口に近い展望岩で、牡蠣イカダを眺めた 登山口が近づいてきた