御津山脈の雄鷹台山は山頂こそ樹林に囲まれて展望は皆無だが、近くに展望岩があり、そこからは瀬戸の風景を楽しむことが出来るので、その展望岩で必ず休むようにしている。その雄鷹台山は鳩が峰の登山口からなら30分ほどで登ることが出来るので、2時間までのミニ登山をしたいと思ったときに適した山でもある。2021年2月も後半に入って梅の季節が近づいたとき、まだ梅園が始まる前に世界の梅公園を通って綾部山の山頂に立ちたいと思った。当然、咲き始めの梅を期待してでもあった。その考えで綾部山に向かったのは19日のことだった。ところが既に有料になっている上に、まだ三分咲きのようだった。それを知って綾部山を登る気が失せてしまった。そこで国道250号線を更に西へと走って室津に向かい、雄鷹台山を登ることにした次第だった。室津からだと屋津坂コースとなるが、屋津坂を車で走ってしまうのはもったいなく、屋津坂に入ってすぐの位置に建つ携帯基地局のそばに車を止めた。何度も歩いているコースでもあるので、そのミニハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。駐車地点から鳩が峰の登山口まで21分、そこから登山道に入って展望岩まで26分、更に4分歩いて山頂到着となった。冬場とあって登山道のヤブっぽさは少なくなっており、冷気のおかげもあってやや急坂コースを休まず登って行くことが出来た。山頂に着くとすぐに引き返して、予定通り展望岩で休憩とした。足下には大浦湾の牡蠣イカダ風景が見えており、金ヶ崎辺りの海が陽光を受けて光っていた。夏場と比べると裸木のおかげで展望が幾分良くなっているのも展望を楽しむ一助になっていた。その展望岩での休憩を済ませると、すんなりと往路を下って登山口へと戻り、再び屋津坂を歩いて駐車地点へと戻って行った。
(2021/3記) |