TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北但馬 
 
城山   (竹野城山) 312.0m 豊岡市
 
1/2.5万地図 : 香住/城崎
 
【2023年7月】 2023-134(TAJI&HM)
 
   竹野町竹野より  2023 / 7

 日本海を望める山を探していたとき、ネット情報で豊岡市竹野町の城山、別称竹野城山が日本海の好展望を楽しめる山だと知った。登山コースもあるようなので、早速向かったのは2023年7月の最終土曜日のことだった。連日猛暑が続いており、この日も朝から30℃を越す暑さになっていた。城山は竹野町の海岸線より少し離れているので、どのルートが早く近づけるかとナビをセットすると、円山川左岸路から城崎温泉を通るルートを走ることになった。城崎温泉内を入っていると、ちょうどチェックアウトの時間帯だったようで、宿泊客が宿先で見送られていた。以前よりもずっと外人客が多いように思われた。その城崎温泉を抜けると、鋳物師戻峠を越して竹野町に入った。竹野川のそばに出ると対岸の山が城山であることがすぐに分かった。その城山の山裾の集落、草飼地区に入って駐車地点を求めたが、無難な所は見つからず、そこで集落を抜けて北へと走った。そして草飼踏切のそばに手頃な駐車スペースを見つけた。そこからは南へと集落を抜ける車道を歩いて行く。既に気温は34℃になっていた。暑い盛りとあって集落はひっそりとしていた。登山口があるであろうと思われる枝道に入ると、民家の先であっさりと登山口標識に出会った。後は登山道を歩いて行くだけだった。すぐに害獣除けゲートが現れて通過する。その先は谷筋を歩くようになり、周囲は竹林となった。その辺りはコースのはっきりしない所があったが、注意深く歩くとまた小径ははっきりして、竹林から離れることになった。支尾根を登るようになり、周囲は自然林だった。木陰の多いのは助かったが、気温はと見ると30℃を越えていた。出来るだけゆっくり歩いてバテないことを心がけた。それでも陽射しを多く受けることもあり、バテ気味に登ることになった。支尾根が主尾根に合流すると、そこには標識があって今坂峠の名を見た。主尾根を南に向かえば城山で、北に向かえば今坂峠に出るようだった。城山を目指して主尾根を南へと向かう。緩やかな上り坂だったが山頂まで700mほど登ることになるので、あくまでもゆっくりと登った。そして息が上がりかけると出来るだけ小休止をとった。その主尾根歩きに移ってから展望の現れることがあって日本海も眺められたが、あくまでも木々の切れ目からの狭い範囲だった。その尾根歩きを続けていると「あと少し」標識が現れた。もう山頂まで僅かな距離だったが、そこでも小休止をとってからおもむろに山頂へと向かった。本当に僅かな距離だったようで、数分と歩かず山頂に到着した。山頂は広く開けており、三等三角点(点名・多田)が埋まっていた。そして期待に違わぬ好展望が北に向かって広がっていた。また木陰の多い山頂でもあったので、展望を楽しむ前にまずは木陰で一休みとした。その山頂の木陰が尾根で休憩をしていた所よりもずっと涼しかった。風が通っている上に気温も30℃を切っており、良い感じで休めることになった。十分に息が整うと、展望を楽しもうと陽射しの中に入った。日本海の風景の中で目立っていたのが猫崎半島で、竹野海岸も一望だった。山頂は南北に長く延びており、南へとまだ小径がほぼ平坦なまま続いていた。それを辿ってみると南端の位置がまた展望地だった。東から南、そして西へと、三角点ピークよりも展望は良いように思われた。その南ピークでも展望を楽しむと、三角点のそばに戻って改めて一休みとした。結局、山頂では1時間半ほど過ごすことになった。下山はすんなりと往路コースを戻るのみ。下り坂の上に山頂で十分に休んでいたので、下山は休憩を必要とせず下って行けた。そのため登山口まで32分で戻ってきた。往路の55分とは大違いだった。麓は相変わらずの炎天下で、その陽射しをまともに受けながら駐車地点へと戻った。
(2023/8記)
<登山日> 2023年7月28日 10:00草飼踏切近くの駐車地点スタート/10:09登山口/10:28今坂峠分岐点/11:04〜12:34山頂/13:06登山口/13:14駐車地点エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。麓の気温は34℃だった。尾根を登っているときの気温は31℃だったが、山頂の木陰は29℃まで下がっていた。山頂ではときおり涼しい風を受けた。視界はややうっすらしている程度だった。
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城崎から鋳物師戻峠を越して竹野町に入った 竹野川のそばに出ると、対岸に城山を見た 草飼集落内に適当な駐車場所が見つからず、集落の北外れに位置する草飼踏切のそばに駐車地点を求めた まずは集落を抜ける車道を南へと歩いて行く
前方に見えていたのは来日岳だった 鏡宮神社の前を通った 草飼集落に入った 猛暑とあってひっそりとしていた
登山口に通じる枝道に入った 最奥の民家の先で登山口標識を見た 登山口標識には、山頂まで1時間と書かれていた
登山道に入ると、すぐに害獣除けゲートを抜けた 始めに谷筋を歩くと、一帯は竹林だった 谷筋を離れて尾根の方向に向かうようになった
尾根を歩くようになった 緩やかな尾根だった 陽射しを受けることもあり、休み休みの登りとなった 登山道の狭い所にはロープが張られていた
主尾根に合流すると、標識が立っていた 主尾根を南へと城山を目指して歩いた 周囲は自然林だった
主尾根も緩やかな尾根で、易しく歩いて行けた 木々の隙間からながら背後に日本海を見る 同じく木々の隙間から竹野の町並みを見る
山頂が近づいて尾根の傾斜が少し増してきた 「山頂まであと少し」の標識を見て小休止をとった 最後はやや急坂で、ロープが付けられていた
城山の山頂に着いた 広く開けており、木陰もたっぷりあって休みには良いところだった 三等三角点(点名・多田)を見る
山頂の山名標識を見る 山頂は木陰も多くあり、三角点のそばで休憩とした 一休みを終えると、展望を楽しむことにした
日本海の方向が眺められた 猫崎半島と竹野海岸を見る
黒崎鼻を良く見ると、淀の洞門も眺められた 山頂は南北に長く、南の方向へと歩いてみた 山頂の南端側も展望地だった
南端の展望地に立って、東から南東にかけてを眺めた 来日岳も立つ位置を変えると、良く見えていた
上の写真の右手を見る 南から南西にかけての展望だった
上の写真に写る矢次山を大きく見る 上の写真に写る蘇武岳を大きく見る
西の方向を眺める 左の写真に写る久斗山を少し大きく見る
下山は往路を戻った 尾根道を北へと歩いた 自然林の尾根を下って行く ときおり日本海を見た
主尾根を離れて登山口に通じる支尾根に入った 支尾根も易しく下って行く 竹林を歩くようになると、登山口が近かった
ゲートまで戻ってきた 登山口が見えてきた 集落を抜ける車道に出ると、草飼踏切へと向かった