TAJIHM の 兵庫の山めぐり <摂津 
  
須磨アルプス 神戸市
  
鉄拐山 栂尾山 横尾山 東山 高尾山
てっかいさん とがおやま よこおやま ひがしやま たかおやま
234m 274m 312.0m 253m 181m
 
1/2.5万地図 : 須磨
 
【2024年5月】 2024-74(TAJI&HM)
 
    東山より  2024 / 5

 2024年2月に須磨アルプスを目指して須磨浦公園駅をスタートした。始めは快晴の空だったが、次第に雲が増えてきて、更に身を切られるような冷たい風を受けた。鉄拐山まで来たとき、北に広がる黒い雲を見て横尾山に向かう気持ちが萎んでしまった。そこで歩くのは鉄拐山までとして、鉄拐山からは須磨の町へと向かい、JR須磨駅でこの日のハイキングを終了した。ただ一度須磨アルプスを歩こうと決めた気持ちはその後も残っており、続きのハイキングをしようと改めて出かけたのは、3ヶ月後の5月に入ってのこと。
 この日は終日晴れの予想が出ていた。降り立った駅は山陽須磨駅で、まずは一の谷橋を目指した。北西方向へと適当に住宅地を抜けて行くと、すんなりと一の谷橋に着いて、須磨浦道と名付けられた登山コースに入った。標識が的確に付いているコースを鉄拐山を目指して登った。登山道は新緑に包まれていた。そして登山口から24分で、鉄拐山の山頂に着いた。いつしか空は薄晴れ状になっており、柔らかい陽射しを受けた。いよいよ前回の続きだった。まずは北へと下るのだが、階段を下った先で尾根はウバメガシ林に包まれるようになった。その常緑樹林帯はなかなかの美しさだった。おらが茶屋の先も長い階段の下りだったが、そこに100人ほどと思える女子学生の集団が歩いていた。これは誤算だったが、幸にも高倉台の商店街を歩く中で追い抜くことが出来た。栂尾山への長々と続く階段を休まず登ったことで集団との距離をとると、後は再びマイペース登山だった。栂尾山の山頂で小休止をとると、横尾山へと向かった。その尾根道もウバメガシ林となっており、改めてその美しさを楽しんだ。横尾山では小休止をとらず、すぐに須磨アルプスに向かった。連休中としてはハイカーは意外と少なく、おかげで足を止めることも無くスムーズな岩場歩きが出来た。そして東山に着いて昼休憩とした。東山から先は通常は板宿へと下山するのだが、この日は高尾山を通るコースを下ることにした。始めに板宿コースを歩き、その途中で高尾山コースに入るのだが、その分岐点には妙敷きも目印も無かった。GPSが無ければ見過ごしてしまったのではと思えた。高尾山コースは細いながらもはっきりとした道で、荒れた風の所は無かった。ただマイナーコースのためか、メインコースとは全く違って、ハイカーに出会うことは無かった。そのコースに分岐点が二カ所あり、そこを見誤らず高尾山を目指した。高尾山の手前のピークに着くと送電塔(鷹取支線7番)が建っており、高尾山にも送電塔(鷹取支線8番)を見た。高尾山はごく小さなピークで、山名標識が無ければ高尾山と認識出来ないのではと思えた。高尾山を過ぎると、程なく高尾台の住宅地に下り着いた。登山口に標識は無かった。そこから目指すのは東須磨駅だった。下り着いた近くに高尾台公園があり、そこで現在地をGPSで確かめたところ、今歩いている車道では東須磨駅に出られないことが分かった。それも抜け道のような細い道があって、東須磨駅に通じる車道に出ることが出来た。後はその車道をひたすら下って大通りに出ると、東須磨駅の標識が現れて、すんなりと東須磨駅に到着となった。前回の宿題を片付けた思いになれたが、それとは別にこの日のルートで、須磨の町は改めて坂が多いと思った。
(2024/5記)
<登山日> 2024年5月2日 9:34山陽須磨駅スタート/9:49一ノ谷登山口/10:13〜26鉄拐山/10:43おらが茶屋/11:11〜17栂尾山/11:32横尾山/12:00〜23東山/12:51高尾山/13:01高尾台公園/13:19東須磨駅エンド。
(天気) スタート時は晴れ。次第に薄晴れに変わってきた。それも昼が近づいて青空が見えてきた。横尾山の気温は18℃。尾根ではひんやりとした風を受けて、少し肌寒さを感じた。視界は少しうっすらしていた。下山を終える頃は快晴になっていた。
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山陽須磨駅からスタートした 幹線沿いを歩き始めると、前方に鉢伏山を見た 一ノ谷を目指して潮見台の住宅地を適当に歩いた
道誤りも無く、一ノ谷に近づいた 一ノ谷の登山口を見る 登山コースには「須磨浦道」の名が付いていた
登山道に入った 易しい階段部分もあった 東屋のそばを通った

(←)
展望の広がる所を
登る

 (→)
  背後に神戸の町並
  みと須磨海岸を見
  る

(←)
妙見堂のそばを通
った

 (→)
  旗振山からの巻き
  道が合流した
  鉄拐山へ直進する

鉄拐山の山頂が間
近になった

鉄拐山の山頂は賑
わっていた

鉄拐山の山頂は好
展望地

これから向かう横
尾山の方向を眺め

横尾山を中心に眺めた 横尾山に立った後は、東山から高尾山に向かう予定だった
須磨海岸の方向を見る そちらの視界はうっすらしていた 足下に阪神高速道の須磨料金所が見えていた

丹生山系の左手に
雄岡山、雌岡山を
見る

山頂で咲いていた
のはモチツツジだ
った
北に向かって下って行く 階段が終わると、旗振山からの巻き道が合流した 横尾山まで2.5kmだった
平坦な尾根を歩くようになった 周囲はウバメガシの美林だった 頭上を見上げた
樹林帯が終わって展望台が現れた 展望台に立って須磨海岸の方向を眺めた 次に現れたのは「おらが茶屋」だった
「おらが茶屋」を見上げた 高倉台へと階段を下ることになった 階段を下り始めたとき、前方を眺めた
前方に集団がおり、高倉台の中で追い抜くことになった 前方に栂尾山を見るようになった 車道を跨ぐ橋を渡って、栂尾山の山裾に近づいた
北西へと山裾道を歩いた 長い階段を一気に登って行く 階段の途中で後ろを振り返った
階段を登り終えると、ウバメガシ林に入った このウバメガシ林も美しかった 栂尾山の山頂に着くと、展望台が建っていた
山名標識を見る 展望台からは俯瞰する形で旗振山が眺められた
「おらが茶屋」もよく見えていた 展望台を下りて横尾山に向かった 巻き道を歩かず小さなピークを越えた
緩やかな尾根だった 此の尾根も自然林が美しかった 横尾山の山頂が見えてきた

横尾山の山頂に着
いて、二等三角点
(点名・須磨)を
見る

展望は無かった

すぐに須磨アルプ
スに向かった
岩場が現れて、クサリを掴んで下った 足下に須磨アルプスの核心部が見えてきた 核心部へと更に下って行く
核心部に近づいた 核心部の岩場を歩く 振り返ってパートナーを見る
鞍部から登り返すとき、北の方向に展望が広がった 馬ノ背を歩いているとき、後ろを振り返った
東山へと向かった 東山まで鞍部から50メートルの登り返しだった 東山の山頂に着いた 須磨アルプスの展望地だった
横尾山が対峙して眺められた 横尾山の手前に、須磨アルプスの核心部を見る

(←)
北東に高取山を見


 (→)
  東山の山頂にはベ
  ンチが置かれた木
  陰があり、そこで
  昼休憩とした
下山は、始めは板宿駅に通じるメインコースを歩いた 途中で高尾山に通じるコースに入ったが、分岐点には標識も目印も無かった 道ははっきりしていたが、マイナーコースとあってハイカーと出会うことは無かった
コースには分岐点があり、そこはGPSを見て高尾山に向かえるコースを選んだ 高尾山の手前のピークに着くと、送電塔(鷹取支線7番)が建っていた 緩やかな尾根歩きのまま、高尾山に近づいた

高尾山はごく小さ
なピークだった

山名標識を見て、
そこを高尾山と認
識した

高尾山のそばにも
送電塔(鷹取支線
8番)が建ってい

送電塔のそばから高尾山の山頂を眺めた 高尾山を離れると、緩やかな下り坂が続いた 送電塔が現れて、その近くから高尾山の方向を眺めた
登山口に下り着いた そこには目印も標識も無かった 登山口から南へと車道を歩き出した 東須磨駅に出られると思っていたのだが すぐに高尾台公園が現れてGPSで現在地を確認すると、その道路では駅に出られないことが分かった
幸いにも抜け道を見つけて、東へと下った 東須磨駅に通じる車道に出ることが出来た 高台とあって、海も眺められた
後は、山陽電車沿線へと急坂の住宅地を下った 大通りに出ると、東須磨駅の標識を見た 無事、東須磨駅に到着となった