TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編
 
荒山    あらやま 315.9m 赤穂市・相生市
 
1/2.5万地図 : 相生
 
【2017年2月】 No.3 2017-20(TAJI)
 
    宝台山の管理道路より  2016 / 10

 荒山はJR有年駅に近い山なのだが、これまで車でしか訪れていなかった。そこで有年駅を起点として歩いてみたいと考えていた。それを実行したのは2017年2月中旬で、冬らしく晴れてはいたが寒々とした日だった。有年駅を降りたのは10時過ぎ。有年駅はホームを含めて作り替えられようとしており、ホームは新しいホームに降りたが、駅舎は古い建物が使われていた。駅前から真っ直ぐ南に延びる道路がそのまま周世坂となる道で、それを歩き始めた。駅前の家並みは僅かで、すぐに途切るとその少し先で周世坂が始まった。車道とあって特に急坂になることも無く登って行くと、駅を出てから20分で登山口に着いた。峠の少し手前の位置だった。登山口には巡視路であることを示す赤い標識を見るのみで、登山口を示す標識は無かった。登山口に入ると大きな檻を見たが、イノシシでも捕獲するためかと思われた。巡視路とあってヤブになっている所は無く、無理なく登って行けた。赤穂火力線の28番、29番と二つの鉄塔のそばを通ると、歩く方向は北東から東に変わった。鉄塔の経路からは離れたが、山頂には反射板が建つとあってその先も小径は続いており、また赤テープも点々と付けられていた。陽射しの中を登るとあって、ひんやりとした空気がむしろ快く感じられた。そして登山口から40分で山頂到着となった。最高点にはマイクロウェーブ反射板が建っており、その周囲に三角点は無かった。地図を見ると山頂の少し南寄りに三角点記号が付いていたので、南の方向に少し下ってみたところ、シダヤブの中に四等三角点(点名・荒山)を見た。反射板から20メートルほど離れた位置だった。山頂は雑木が茂っており展望はほとんど無かったので、山頂に立ったことを良しとして、昼食を済ませるとすぐに下山とした。始めはバリエーションルートも考えていたのだが、上空に雲が増えてきたのを見て、すんなりと往路を戻ることにした。登って来るときはただ歩くことに集中していたので、下山は展望を求めながら下った。以前の記憶として少しは展望があるはずだったので注意していると、南西に黒鉄山、北西に黒沢山、そして北に宝台山と少し木々に視界を遮られながらも眺められた。それも29番鉄塔を過ぎると常に樹林に囲まれるようになったので、後は黙々と下るのみだった。登山口に戻って来ると、上空はすっかり曇り空に変わっていた。後は周世坂を下る一方とあって、軽い足取りで有年駅へと戻って行った。
(2017/2記)(2020/4記)
<登山日> 2017年2月13日 10:29JR有年駅スタート/10:49周世坂登山口/11:07[29番]鉄塔/11:27〜53山頂/12:30周世坂登山口/12:46エンド。
(天気) 朝の空は少し雲が多い程度で晴れていた。樹林帯の気温は6℃で、山頂は7℃だった。風はほとんど無し。視界は良かった。昼となって雲が増えてきた。登山口に戻ってきたときは、ほぼ曇り空になっていた。
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JR有年駅から歩き始めた 駅前通りを南へと向かえば周世坂だった 駅前通りに入って右手を見ると、三重山の山頂が望めた
住宅地が終わると、左手前方に荒山が見えて来た 山裾へと向かって行く 「赤穂ふれあいの森」の標識が現れたが直進する
周世坂は緩やかな上り坂だった 送電線が見えて来た 峠が近づいて、前方にカーブミラーが見えて来た
カーブミラーの位置が登山口で、小径が始まっていた 登山道に入ると、檻が置かれていた 小さな丸木橋を渡る
易しい登山道を登って行くと、前方に送電塔が現れた 赤穂火力線28番鉄塔に着いた 鉄塔のそばから西向かいの尾根を眺めた
植林地を通った 次の送電塔が見えて来た 赤穂火力線29番鉄塔に着いた
山頂を目指して赤テープを追いながら東に向かった まずまずの歩き易さで登って行けた 山頂が間近になる 山頂に着くと、最高点に反射板が建っていた

 反射板の近くに開
 けた所があったが、
 展望は良くなかっ
 た

   そこから反射板の
   方向を眺めた

 三角点の辺りは
 すっかりシダヤブ
 になっていた

 シダヤブの中に四
 等三角点(点名・
 荒山)を見る

 展望の悪い山頂
 だったが、木々
 の隙間から南の
 方向が眺められ
 た

 左の写真に写る
 男鹿島を大きく
 見る
反射板のそばから近くの風景を眺めた 下山は往路を戻った この下山では展望を探りながら下ることにした

 南西方向の木々が
 減って、そこに黒
 鉄山の尾根を見た

 樹間を通して西に
 六道山を見ること
 があった

 今少し下ると、六道
 山辺りを少し広く見
 ることがあった


   小豆島の星ヶ城山を
   見る
清水山の右手後方に石堂丸山が望めた 展望が良かった岩場は、周囲の樹木が生長していた 北西に黒沢山を見る

 北向かいの宝台山
 を見る


  北西に船岩を見る
 
宝台山の左手後方に祇園山を見る 巡視路らしく、登山道にプラ階段の部分もあった 展望が無くなったので、黙々と下った
登山口に戻ってきた 上空はすっかり曇り空になっていた 周世坂を下って有年駅を目指した
「赤穂ふれあいの森」の分岐点まで戻ってきた 周世坂が終わると、後は平坦道路を北へと歩いた 有年駅に戻ってきた