兵庫県立の森林公園の一つに「ゆめさきの森公園」があり、通宝寺池を囲む低山で尾根歩きを楽しむことが出来る。そのゆめさきの森公園を2017年10月の3連休に訪れた。3連休中日の8日ことで、単独行だった。
公園の駐車場に着いたのはまだ9時過ぎとあって、2台の車を見るだけだった。その駐車場のそばから始まる遊歩道は「ホオノキの道」で、その小径を歩いて尾根を目指した。途中に展望台が建っていたが、そこから見えるのは近くの尾根ぐらいで、展望が良いとは言えなかった。その展望台から10分少々で尾根に出た。尾根道があり「ラクダの背道」の名が付いていた。その良く整備された尾根道を北へと歩いて最初に着いたピークは三角点ピークで、四等三角点(点名・糸田)が置かれていた。そこを通宝寺山と呼んでいるが、単なる通過点の雰囲気だった。そこから少し下がって登り返すと、340mピークに着いた。夢前の森公園の最高地点で、ベンチも置かれており山頂の雰囲気を持っていた。展望もあって瀬戸内海や新龍アルプスが眺められた。遠くは黒尾山も望まれた。そこを越して鞍部へと下ると、その先の尾根道は「岩の山道」だった。始めはごく普通と言った感じだったが、339mピークが近づくと名の通りに岩尾根となってきた。しっかりと柵があり安全に歩けるようになっていた。岩場だけに展望が良く、340mピークよりも広く周囲の風景が眺められた。その339mピークを越すと、その先の鞍部から通宝寺池に通じる下山ルートがあるのだが、今少し尾根歩きを楽しもうと尾根の続きに入った。その先の道は「見晴らしの道」で、次のピークは310mピークだった。そこにあった案内板を見ると通宝寺池が望めるとあった。もう辺りの樹木が育って展望が悪くなっていたが、それでも木々の隙間からちらりと通宝寺池が望めた。そして鞍部へと下った。その鞍部から先にも尾根に小径はあったが、そちらは遊歩道では無かった。遊歩道を歩いて下山へと向かった。谷筋に下り着くと、広い道に合流した。合流点のそばには大きめの東屋が建っていた。後は谷筋の道(かぜの谷道)を南へと歩くと、通宝寺池のそばに出てきた。その通宝寺池の先に芝生の広場が現れると駐車場は間近となった。のんびり歩いたため3時間ほどのハイキングになっており、手頃な森林浴を楽しめたと言えそうだった。
(2017/10記)(2020/4改訂) |