TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編
 
天下台山    てんかだいやま 321.3m 相生市
 
1/2.5万地図 : 相生
 
【2014年8月】 No.7 2014-79(TAJI)
 
    展望台の東屋より  2014 / 8

 2014年8月の最終日は日曜日だった。天気予報では曇りとなっており、その日は他の用事に当てることにしていたのだが、朝の空は快晴だった。しかも空の色は青かった。ただ昼には曇り出すのではと思えて、そこですぐに山頂に立てて展望の楽しめる山に登ろうと考えた。そして思い浮かんだのが天下台山だった。突然の思い付きなので、岩屋谷公園からのコースを登ろうかと考えたが、たまには西面側に建つ展望台を訪れるのも悪くないと思えて、西麓から登って行くことにした。西コースは市営墓地のそばから始まるが、着いたのは9時過ぎだった。まだ9月に入っていないのに、意外と涼しく、気温は24℃ほどだった。蒸し暑さが無いためか、いくぶん爽やかさが感じられた。この後のハイキングの様子は下の写真帳に譲るとして、この日は思わぬ余録があった。登山道を登り始めて水戸大神への参拝道が分岐する地点の手前で、下山してくるハイカーより、近くでサギソウが咲いているとの情報を受けた。一カ所はごく近くで一輪だけが咲いていたが、展望台コースに入って階段を登り始めて程なく現れた湿地では、十輪ほどが咲いていた。萎んでいるのも同じ数だけあったので、最盛期は数日前のようだった。それでも十分に目を楽しませてくれた。東屋の建つ展望台に立った後は、獅子岩に初めて訪れた。見る角度によっては、なるほどライオンの頭に見えなくもなかった。けっこう寄り道をしたので、山頂に立ったときは歩き始めてから45分ほどが経っていた。他に人影を見かけなかったが、まだ快晴は続いていた。しかも視界は悪くなく、遠くは後山の尾根がうっすらと眺められた。山頂で20分ほど過ごすと、下山はすんなりと西コースを戻った。2時間ほどのミニハイキングだったが、サギソウに出会えて幸せな気分になれたのは良かった。
(2014/9記)(2020/6改訂)
<登山日> 2014年8月31日 9:14西コース登山口スタート/9:39展望台コースに入る/9:52〜56展望台(東屋)/10:00〜05獅子岩/10:18〜40山頂/11:08エンド。
(天気) 快晴。澄んだ青空に白い雲が浮かんでいた。樹林帯の気温は23℃で、涼しさがあった。その後は段々と気温は上がって、山頂の木陰は29℃だった。風はほとんど無かったものの、蒸し暑さは無く、過ごし易かった。視界はまずまず良かった。
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市営墓地のそばが西コースの登山口だった 登山口のすぐ先、水戸大神の鳥居前に駐車とした 歩き始めると、すぐに水戸大神の石柱が現れた
登山道は、始めはごく緩やかだった 傘の硬そうなキノコを見た 小橋を渡る 道はまだ平坦だった
また小橋を渡る この橋には大森橋と名が付い
ていた
樹林を見上げる 陽射しに明るかった 丸太の階段を登るようになった

 登っていると、後
 方に展望の広がる
 ことがあった

   宝台山を大きく
   見る
登っていると、小さな東屋のそばを通った 三度目の小橋を渡る 道のそばにあった湿地で、サギソウを一輪見た
階段の登りを続ける 脇道に入って、弘法大師と書かれた小さな堂を
見る
階段道の途中で、右手に展望台への道が分かれ
展望台コースは始めは緩やかな道だった 少し進むと丸太の階段道となった 階段道のそばに湿地を見た
そこにサギソウが10輪ほど咲いていた サギソウを大きく見る 階段を登っているとき後ろを振り返った
ベンチの位置で、右手に展望台への道が分かれた 展望台までの距離は100mだった 展望台に着くと、東屋が建っていた

 展望台と名が付いてい
 るだけに、北に向かっ
 て展望が広がっていた

 三濃山の尾根を
 眺める

 三濃山を大きく見
 る

 展望台からは相生湾
 の方向も眺められた
展望台を離れて戻るとき、前方に山頂の反射板を見る そのまま山頂に向かわず、周遊路に出る手前で獅子岩への道に入った 獅子岩の前に出るも、この角度では普通の岩に見えた
別の角度から眺めると、獅子が座る姿に見えた 獅子岩からも相生湾の風景が眺められた
遠見山の北に広がる相生地区を眺める 戻る途中で、キキョウの花を見た 周遊路まで戻ってきた ようやく山頂を目指す
サルスベリだろうか ピンクの花を見た 緩やかな道を歩いて行く 赤いキノコを見かけた ベニイグチのようだった
上り坂が始まると、ベンチが幾つか置かれていた 山頂が近づいて、周囲の木立が低くなってきた 山頂が目前になった

 山頂に着いて、
 水戸大神の石柱
 を見る

   別の角度から山頂
   を見る 背後は瀬
   戸の海だった
東の方向を広く見る 少し濁りのある見え方だった 笠形山がごくうっすらと見えていた

 京見山の方向を少
 し大きく見る


   書写山を大きく見
   る

 北の視界は良かっ
 た 金輪山の方向
 を見る

   右の写真に写る七
   種山を少し大きく
   見る
高山から高御位山にかけてを大きく見る 手前には姫路市街が広がっている 東に北山を見る
二等三角点(点名・相生)を見る  山頂を離れて北へと向かう 反射板を見る 西コースに入る手前で、立見岩に立ち寄った

 立見岩で改めて北
 の展望を楽しんだ
 その上空に夏雲が
 湧いていた

   市街地の方向を見る
   その背後の山は宮山
   だった
小豆島の星ヶ城山を見る 荒山を大きく見る 大蔵山の背後に黒尾山の山頂がちらりと覗いていた

 遠方に後山の尾根
 がうっすらと望め
 た


   三室山もうっすら
   と望めた
下山は西コースをひたすら下ることにした 下り始めると、相生湾対岸の山並みが眺められた 丸太の階段を下って行く

 階段が終わると、
 そばの沢は側溝に
 替わっていた

   前方に宝台山がす
   っきりと眺められ
   るようになった

 最初に渡った小
 橋が見えてきた

 鳥居が建つ登山
 口まで戻ってき
 た