寒い季節になると瀬戸内側の低山が軽い汗をかく程度で登れるようになり、自然と足が向くようになる。2017年12月の第二日曜日は、朝を快晴で迎えた。午後は曇りとの予想だったので、午前を近くの低山で過ごすことにした。そこで相生市の天下台山へと向かった。単に山頂に立って展望を楽しみたいだけだったので、オーソドックスの岩屋池コースを登ることにした。岩屋谷公園の駐車場に着いたのは10時過ぎ。すでに10台以上の車が止まっており、好天に誘われた人は多いようだった。そこからのミニハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。公園内の遊歩道はすっかり落ち葉に覆われており、地表は見えなくなっていた。また見頃に紅葉した木もまだ見られた。それも岩屋池のそばまで来ると、ごく普通の佇まいとなってきた。登山道の気温は13℃程度とあって、長い階段登りも軽く汗をかく程度で登って行けた。そして駐車場から42分で山頂到着となった。登っている間に10人以上の人とすれ違っていたので山頂は賑わっていると思ったのだが、他に一人しか見かけず静かな山頂だった。この日の視界はまずまず良く、小豆島がはっきり見えていた。また山頂の北側にある立見岩に立つと、北の山並みが眺められて、半月前に登った三濃山が良く見えていた。その三濃山の右手で電波塔が建っているのは490mピークで、その山肌は現在進められているメガソーラーパークの工事により広く削られていた。山頂で休むうちに上空は薄曇りの空に変わってきたため、そそくさと下山に移った。
(2018/1記)(2020/4改訂) |