◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <西播磨編> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
野瀬奥山 のせおくやま | 328m | たつの市・相生市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 網干 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2017年1月】 No.4 | 2017-11(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
揖保川町馬場より 2017 / 1 |
野瀬奥山への登山道として東麓側の馬場墓地から始まるコースがあるが、まだ歩いていなかったため一度は歩いてみようと向かったのは、2017年1月の第二土曜日のことだった。この日の兵庫北部は大雪の予想で、南部でも午後遅くには雪の予想となっていた。その南部の朝はすっきりと晴れていた。それも野瀬奥山へと向かっていると、北の空はすっかり暗くなっており、それがいずれ頭上まで来そうだった。馬場墓地に着くとけっこう駐車スペースがあり、適当に車を止めることが出来た。その墓地地より車道が続く感じで山道が西へと始まっていた。それを歩き出したところ、小さな沢に沿って緩やかな道としてずっと続いていた。道こそ緩やかだったが、足下は石ころが多かったり抉れていたり、また笹ヤブになっている所があったりと、決して易しく歩けるとは言えなかった。どうもあまり歩かれているようには思えなかった。ただ登山道としてほぼ真っ直ぐ西へと向かっていたため、コースを外れることは無かった。歩くうちに陽射しが消えて、上空はほぼ曇り空に変わってきた。どうやら雪雲が流れてきたようだった。ごく緩やかな上り坂となり、あまり標高を上げないまま馬場坂峠に着いた。地図を見ると、その地点で標高210mだった。そこは十字路になっており、北へ向かえば天下台山だった。野瀬奥山を目指して南の尾根に入った。ようやくはっきりとした上り坂となり、登山の感じになってきた。それは良かったが、尾根登りとなって強風を受けるようになった。またこの尾根も歩かれることが少ないようで、途中はすっかりシダヤブになっていた。ヤブコギと強風を我慢しながら登っていると、山頂に近づく頃よりまた陽射しが現れるようになった。どうやら雪雲の流れて来るのも中休みとなったようだった。山頂に着いたのは歩き始めてから70分後だった。6年ぶりの山頂は相変わらず雑木に囲まれており、展望は無かった。そこで南の方向へと少し下ることにした。すると南面側では北風を受けることは無くなり、しかも陽射しを浴びるとあって十分な暖かさだった。また瀬戸の海の光っている様が眺められた。一休みを終えると、今少し展望を得たくなった。その先の290mピークに展望地のあることは分かっていたが、そこまで行きたくなかった。そこで周囲を見回したところ、登り易そうな木が見えたので登ってみることにした。すると一気に展望が広がって東から南まで一望となった。これで何となく野瀬奥山に満足したので、引き返すことにした。山頂を通って北面側に出ると、また北風を受けるようになった。野瀬奥山のついでに天下台山を登る考えもあったのだが、風の冷たさに天下台山に向かう気持ちは消えてしまった。再びシダヤブの尾根歩きだったが、この下山では所々で現れる北に向かっての展望を楽しみながら下った。馬場坂峠に出ると、後は東へと緩やかな道を戻った。荒れ道ながら下り坂とあって、往路のときよりは幾分は楽だった。 (2017/1記)(2020/4改訂) |
<登山日> | 2017年1月14日 | 10:18馬場墓地スタート/11:01馬場坂峠/11:28〜12:00山頂/12:23馬場坂峠/13:04エンド。 | |
(天気) | スタート時は上空に青空が見られたが、すぐに雪雲が流れてきて概ね曇り空となった。尾根に出ると、強い風を受けるようになった。山頂に着く頃より、再び青空が現れる。山頂の気温は4℃と冷えていたが、南面側は風を受けずに陽射しを甘受出来たとあって、10℃を越す暖かさだった。視界は澄んでいた。 | ||
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