TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
雄鷹台    おたかだいやま 310.6m No.10
 
野瀬奥    のせおくやま 328m No.5
 
1/2.5万地図 : 相生 相生市・たつの市
 
【2020年2月】 2020-21(TAJI&HM)
 
    揖保川町馬場より  2020 / 2

 冬場になると陽光を浴びながら瀬戸の風景を楽しみたくなるが、西播磨にはそれに適した山が幾つかあり、御津山脈の雄鷹台山もその一つではと思っている。その考えで2020年2月、一年で一番寒い季節に雄鷹台山に向かった。この日は気温は低いものの快晴の空だった。雄鷹台山だけでなく、久々に野瀬奥山まで歩こうと考えていた。そこで駐車地点は鳩が峰とした。その車を止めたそばから雄鷹台山の登山道が始まっていた。前回の登山は2018年で、8月に登ったためか登山道は少しヤブっぽく感じたものだったが、冬場となって雑草が減ったのかけっこうスムーズに登って行けた。始めに常緑樹林の中を登って、最初に現れた雌雄大岩を過ぎると、期待通りに陽光を浴びながらの登りとなった。軽く汗をかく程度だったので、良い感じの登りだった。そして登山口から25分で展望岩に着いた。そこはたっぷり陽が当たっており休むには良い所だったが、野瀬奥山までのピストンを考えていたので、休むのは下山時として足を止めずに先へと進んだ。すぐに境界尾根に合流すると、そこから10メートルと歩かず雄鷹台山の山頂に着いた。相変わらず展望の全く無い山頂だった。そこからは尾根筋に沿って野瀬奥山へと向かったが、小径の痕跡は無くなっており、灌木ヤブの中を歩くことになった。ただ目印テープは残っており、それを確認しながら進んだ。程なくダイセル化学との境界を示す鉄条網に沿って歩くようになった。鉄条網は境界尾根の上を続いていたので、尾根筋から離れる心配は無かった。ただずっと鉄条網に沿ってとはいかず、ヤブが現れると目印テープに従って尾根筋から少し離れた所を歩いた。鞍部に着いて登り返すと、ヤブの度合いは少し増したようで、シダだけでなくイバラも混じってきたのは少々煩わしかった。登るうちに後方に展望が現れて、すっきりと雄鷹台山が眺められた。登るうちに尾根の傾斜は増してきて、けっこう汗をかいての登りとなった。そして登り着いたピークは野瀬奥山の山頂ではなく、手前の290mピークだった。またヤブコギを続ける形で尾根筋を歩いて行く。少し下ると山頂への上り坂に入った。山頂に着いたときは雄鷹台山を離れてから50分が経っていた。そこも展望の無い山頂だった。もう昼が近い時間になっていたが、昼休憩は山頂でとらず290mピークの南斜面にある展望地でとることにした。暫時の休憩で引き返すと、290mピークを越して南斜面に入った。そして展望地に着くと小さな岩に腰掛けて昼休憩とした。その頃には上空の雲は少し増えていたので、そこから見える雄鷹台山の尾根は陰っていることが多かった。昼食を終えると雄鷹台山へと戻り、そして予定通り山頂に近い展望岩で改めて休憩とした。足下は大浦湾で、午後の光を受けて海は光っていた。その休憩の後は淡々と登山道を下って鳩が峰の登山口へと戻って行った。
(2020/2記)
<登山日> 2020年2月8日 10:07鳩が峰登山口スタート/10:32展望岩/10:37雄鷹台山/11:16[290m]ピーク/11:27〜31野瀬奥山/11:45〜12:00[290m]ピークの少し南にある展望地/12:32雄鷹台山/12:36〜42展望岩/13:00登山口エンド。
(天気) 快晴。北風が少しあり、冷たかった。気温は樹林帯では6℃まで下がることがあったが、どちらの山頂も10℃ほどあった。展望岩は暖かく14℃まで上がっていた。視界はうっすらしていた。昼前に上空に雲が増えてきたが、その後はまた減ってきた。
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(←)
鳩が峰の登山口に
着いて鳩が峰の方
向を眺めた

 (→)
  雄鷹台山の登山口に
  入った
常緑樹林を登って行く 冬場とあってヤブっぽさは少なかった 急坂にロープを見た

(←)
雌雄大岩の前に出


  (→)
  大岩の上に立つと
  嫦娥山が眺められ
  た
陽射しを受けて温かい中を登って行く 鉄条網のそばを通った 枯れたササの中を登って行く

山頂が近づいて展
望岩に着いた

そこからは足下に
大浦湾が眺められ
たが、うっすらと
した視界だった
室津の家並みが少し見えていた また鉄条網のそばを歩いた 境界尾根が間近になった

(←)
境界尾根に着くと
山頂の三角点まで
僅かな距離だった

 (→)
  雄鷹台山の山頂に
  着いた 相変わら
  ず展望は無かった
山頂の四等三角点(点名・奥山)を見る すぐに野瀬奥山に向かったが、ヤブになっていた 赤テープを追うと鉄条網に沿うようになった
野瀬奥山との鞍部へと下って行く 前方に見えたのは290mピークだった 鞍部に着くと、そこにもダイセル化学の標柱を見た
上り坂に入ると、シダが増えてきた 基本的に尾根筋の鉄条網に沿って登った 背後に展望が広がってきた
290mピークに着いた 以前よりもヤブになっていた 290mピークを越して前方に野瀬奥山を見る 鉄条網に沿って山頂に近づいた
後方に290mピークを見る 野瀬奥山の山頂が目前になった 野瀬奥山の山頂に着いた ダイセル化学の標柱を見る
以前と変わらず雑木ヤブの山頂だった 尾根道が更に北へと続いているのを見た すぐに引き返した
前方に290mピークを見る その背後は御津山脈だった 290mピークを越した

(←)
下り坂に入って岩
場が現れると、そ
こで昼休憩とした

 (→)
 そこは展望地で、
 前方に雄鷹台山を
 見る

(←)
右上の写真の左に
続く風景を見る

 (→)
 京見山の辺りを大
 きく見る
昼食を終えて下山を続ける 鞍部を通過する 鞍部を越すと尾根筋は易しくなった
雄鷹台山が近づいて、雑木ヤブを抜けた 雄鷹台山の山頂に戻ってきた 南斜面に入った
展望岩に着いた 展望岩から見る大浦湾は午後の陽射しを受けて光っていた
牡蠣イカダが浮かぶ大浦湾を見る 地ノ唐荷島辺りの海も光っていた 展望岩を離れて下山を続ける

樹林帯に入った

前方に嫦娥山を見

雌雄大岩の雌岩のそばを通った 前方に大浦湾を見る 登山口に止めている車が見えてきた