TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
神前山       (千束山) 333m 福崎町・市川町
かんざきやま・かむさきやま  せんぞくやま
1/2.5万地図 : 前之庄
 
【2023年2月】 No.3 2023-39(TAJI&HM)
 
    市川ゴルフの近くより  2023 / 2

 神前山に関しては標高330mとして「播磨 山の地名を歩く」に紹介されていたので、東西に長い山頂部の中央ピークを山頂と捉えていた。ところが「市川ぶらり散歩道」では山名自体が千束山として紹介されていたので、少々混乱したものだった。更に南尾根の岩座があるピークを神前山として山頂を千束山としている情報まであった。それもどうやら中央ピークを神前山と呼び、別称で千束山とすることで落ち着いてきたようだった。岩座のあるピークは単に岩座とだけ呼ぶようだった。更に標高も測量されたのか333mと改められていた。気になったのは呼び名で、「かむさきやま」に改められていたが、これは以前からの「かんざきやま」で良いのではと思っている。その神前山が登山道も整備されたようなので、久々に登ろうと向かったのは2023年2月の最終日曜日のことで、それも午後に入ってからだった。前回と同じく二之宮神社の駐車場に車を止めた。駐車場には立派な案内板が立っており、登山口の方向を示す標識も立っていた。おかげで本殿の横から始まる登山道にすんなり入ることが出来た。その登山道だがすぐに尾根筋に出ることは無く少々くねくねとしており、途中からは尾根筋から少し離れた感じで北へと続いていた。道としてははっきりしており、道なりに歩いて行った。その登山道が尾根筋に向かうようになり、南尾根上に出るとそこには大きな送電塔(播磨線101番)が建っていた。そこは岩座のあるピークのそばだった。岩座のピークは山頂とは反対の南の方向に見えており、まずはそのピークに立つことにした。ピークまでは僅か50メートルの距離しか無く、ごく短時間でピークに着いた。そこにあった小ぶりの岩が岩座で、注連縄が張られており御神酒が供えられていた。すぐに送電塔へと引き返して山頂を目指した。尾根はずっと緩やかで至って歩き易かった。但し展望は無くひたすら山頂に向かって歩くと言った感じではあった。青空が見えこそすれ雲の多い空で、ほぼ陽射しの無いまま歩いていたが、山頂が近づく頃より陽射しを受けるようになった。山頂に着いたときも陽射しはあり、明るい山頂を見ることになった。以前の記憶から展望は良くないと思っていたのだが、どうやら木々が伐られたようで展望の良い山頂に変わっていた。それは東から南東にかけての展望で、間近に日光寺山が眺められた。その神前山の山頂部は東西に長くなっており中央部辺りに立っていたのだが、東のピークにも西のピークにも立ってみることにした。先に西ピークへと向かった。小径があり緩やかに下って緩やかに登り返すと、着いた西ピークは少し開けており、北の方向に展望があった。山頂では見えなかった笠形山を見ることが出来た。また入炭山の左手に真っ白な頂が望めた。どうやらフトウガ峰のようだった。その西ピークから引き返して山頂に戻ると、そのまま東ピークへと向かった。そちらは登山コースでもあるのではっきりとした小径があり、すんなりと東ピークに着いた。そこも開けており、西ピークと同様に北に向かって展望があった。東ピークの方が広い範囲で眺められて、北西の七種山がすっきりと望めた。神前山の山頂展望を楽しむと、下山は千束コースを下ることにした。それは東ピークの位置より始まって東麓の千束登山口に至るコースで、初めて歩くコースでもあった。二之宮神社の案内板にも描かれていたコースなのだが、いざ歩いてみるとこれがけっこうマイナーコースだった。斜面に無理やり作ったと言った感じのコースで、細々としている上にジグザグ道になっており、目印テープを追わなければコースを外れそうになった。その上、斜面を横切る形で歩くため、滑り易さもあって足下に注意を必要とした。それでもまずは無難に麓へと下りてきたのだが、車道が間近になったときコースがはっきりしなくなった。更にその辺りはイバラが多くあって、それに引っかかることになった。何とか突っ切って車道に出たが、手入れがされていないだけでなく歩く人もほぼいないのではと思えた。後はJR播但線沿いの車道をひたすら歩いて二之宮神社へと戻った。千束コース登山口から二之宮神社までは20分の距離だった。
(2023/3記)
<登山日> 2023年2月26日 13:48二之宮神社駐車場スタート/14:10岩座/14:30〜48山頂/14:52〜15:11西ピーク/15:16山頂/15:25〜*35ピーク/16:07千束コース登山口/16:27二之宮神社駐車場エンド。
(天気) 青空が見えるも、雲が空の八割ほどを占めていた。陽射しはほぼ遮られており、ときおり受ける程度だった。山頂の気温は6℃、風が冷たかった。視界は良かった。下山を終える頃には晴れと呼べそうな空になっていた。
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二之宮神社の前に車を止めた 神社の前に神前山の案内板が立っていた  二之宮神社の鳥居を眺めた
駐車場に近い位置に、登山口の方向を示す標識を見た 二之宮神社の境内に出ることになった 境内の東寄りの位置に、また登山口の標識を見た
標識に従って登山口に向かう 登山口に入った 山頂まで1.1kmだった
すぐに尾根歩きにはならず、道なりに歩いて行く コースの分かり難い所は、赤テープを頼りに歩いた 尾根筋から少し離れた位置で北へと向かうようになった
尾根に向かうようになった 尾根に着くと、そこに送電塔(播磨線101番)が建つ位置だった そこから磐座がある240mピークまで僅か50mの距離だった
山頂に向かう前に磐座のピークに立つことにした すぐに240mピークに着いた 磐座を見る 注連縄が張られ、御神酒が供えられていた
240mピークから送電塔を眺めた 送電塔に戻り、山頂へと向かった 尾根道は緩やかな上にけっこう歩き易かった
シダの中を歩くことはあったが、そこも歩き易かった 歩くうちに陽射しを受けることが多くなってきた 山頂が見えてきた

(←)
神前山の山頂に着
いた ちょうど陽
射し現れたが

 (→)
  山名標識には別名
  として千束山と扇
  山の名があった
山頂の木が伐られたのか、以前よりも展望が良くなっていた 東から南にかけての展望だった
志方城山の辺りを大きく見る 畑山の辺りを大きく見る
春日山を大きく見る 甲山を大きく見る 仁寿山を大きく見る
高倉山の尾根を眺めた 山頂そばで蓋付きの図根三角点を見た
次に西ピークに向かった ごく緩やかな道だった 西ピークに着いて、こちらでも一休みとした
西ピークの展望は良くなかったが、北斜面側に入ると展望が現れた 曇り空ながら視界は悪くなかった

(←)
入炭山の尾根に陽
射しが当たった

 (→)
  フトウガ峰は真っ
  白だった

(←)
木々に邪魔をされ
ながらも、七種山
が眺められた

 (→)
  左の写真に写る三
  辻山を大きく見る
笠形山を大きく見る 西ピークでの休憩を追えると、山頂へと引き返した 山頂に戻ってきた

雲の多い空とあっ
て、日光寺山は相
変わらず日陰の姿
だった

僅かだけ陽射しが
現れた
すぐに東ピークへと向かった こちらも易しい道だった 東ピークに着いた 西ピークと同様に北に展望があった

この東ピークの方
が西ピークよりも
広く眺められた

上の写真に写る右
半分を大きく見る

(←)
上の写真に写る夜
鷹山を大きく見る

 (→)
  東ピークの方がす
  っきりと笠形山が
  眺められた
東ピークからも七種山の尾根が眺められた 七種山と七種槍の並ぶ姿を見る
下山は東ピークから始まる千束コースに入った 登山口まで950mだった 始めは易しい道だったが
細々としたジグザグ道になった 下る方向に市川を見た 展望岩が現れた

展望岩からは南東
方向が望めた

急斜面のジグザグ
道は落ち葉が積も
って滑り易かった

足下に注意しなが
らの下りが続いた
麓が近づいた辺りで、コースが不確かになった 適当に下るうちに、また登山道を追えるようになった 車道が見えたとき、イバラヤブを突っ切ることになった
登山口と覚しき所に、大ムクノキが立っていた 標識はないかと辺りを探ると、笹の中に標識を見た 二之宮神社まで1kmだった
始めは山裾道を歩いたが 歩道を歩こうと、すぐに現れた踏切を渡った 県道405号線沿いの歩道を歩いて戻ることにした

JR播但線沿いを
歩くとあって、下
りの電車を見た

歩道からは畑山が
眺められた
二之宮神社へは、もう一度踏切を渡ることになった 住宅地を抜けて行く 二之宮神社に戻ってきた