TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
祇園嶽    ぎおんだけ 340.2m たつの市
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2017年5月】 No.3 2017-55(TAJI)
 
    新宮町馬立より  2017 / 5

 祇園嶽を亀池経由で登ろうと向かったのは、2017年5月のことだった。駐車地点は市野保集落を抜けた先にある墓地の空き地とした。この日は晴れの予想だったが、前日の雨の影響が残っているのか、朝の空は雲が多かった。まずは林道を西へと歩いた。始めは標識を見なかったので、枝分かれ道に入らないように広い道を歩くことを意識して進んだ。そのうちに標識が現れて、それに従って歩くことになった。新池方向と亀池方向との分岐点まで来ると、亀池への山道に入った。始めはやや急傾斜だったが、登るほどに少し緩んできた。登山道の途中では小さな沢に沿って歩いたが、登山道が水の流れになっている所もあった。亀池が近づくと沢筋から離れることになった。亀池に着いたときは分岐点から20分少々経っていた。亀池は標高350mにあり、祇園嶽よりも高い位置だった。陽射しをいっぱい受けて明るい湖面を右に見ながら土手道を歩いた。東の方向へと主尾根に向かうと奇岩が二つ現れた。亀岩と蛙岩だった。主尾根に着くと、そこは標高370mで亀山まで1kmだった。この日は亀山には向かわず、祇園嶽へと反対方向に歩いた。それは北に向かってで、基本的には下る方向だった。尾根筋も歩いたが、尾根筋から少し離れて歩くこともあった。祇園嶽手前の鞍部まで来ると、そこから右手方向となる東斜面に登山道が分かれた。前回も歩いた水布祢コースだった。。その鞍部から50mほど登り返して祇園嶽の山頂に立った。そこには三等三角点(点名・祇園山)があり、そばの標柱を見ると「布祢神社跡地」の文字が読めた。標柱の上部は無くなっていたので、正しくは「水布祢神社跡地」ではと思われた。三角点の少し先は岩場となっており、そこは行き止まりの絶壁だった。そのため展望はすこぶる良く、北西から南西まで遮るものは無かった。その頃には上空の雲は減っており、おかげで明るい風景になっていた。但し、この日の視界は少しうっすらとしており、瀬戸の海ははっきり見えなかった。その展望のことよりも、そこは涼しい風があって、休む上では絶好の場所だった。15分ばかりの休憩を楽しむと、下山は鞍部に戻って、そこから水布祢コースに入った。ちょっとマイナーな道で、道幅が非常に狭くなることがあって慎重に下ったが、ヤブになることも無く下って行けた。ところが中腹辺りよりシダが増えてきて、道に被るようになった。そのため軽いヤブコギとなってしまった。どうも歩く人は少ないようだった。それも麓が近づくとヤブは無くなり、最後は林道に下り着いた。その入口には「登山口」と標識が付いていた。その林道を始め南の方向へと歩いたのだが、そばの小川をなかなか越さなかったので引き返して北へと歩いた。そして途中より駐車地点に近づこうと樹林の中に入って適当に歩いたが、その辺りは灌木ヤブだったので、少しばかりヤブコギをすることになった。樹林帯を抜け出ると辺りは畑地で、程なく車道に合流した。もう駐車地点の墓地まで100mも無かった。
(2017/6記)(2020/4改訂)
<登山日> 2017年5月14日 9:35墓地よりスタート/10:13亀池コース分岐点/10:36亀池/11:08〜25祇園嶽/11:52登山口/12:25エンド。
(天気) 晴れ。薄い青空に白い雲が浮かんでいた。沢沿いを歩いているときの気温は20℃ほどだったが、山頂では23℃まで上がっていた。山頂では涼しい風を受けた。空気はからっとして爽やかだった。視界は少しうっすらとしていた。
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市野保集落を抜けると墓地が現れた そこに駐車とした 墓地のそばには溜め池があり、六地蔵が祀られていた 林道が西へと続いており、それを歩き始めた
道そばでツルニチニチソウが咲いていた カマツカの花を見た 沢に沿って林道は続いた
枝道が何度か分かれたが、広い道を進んだ 標識を見るようになったが、文字は消えていた 林道はずっと平坦な道だった
ようやく読める標識が現れた 行き先は「城山城」だ
った
小橋を渡った 左手に東屋が現れた 上堰堤休憩所だった
前回はこの休憩所からのコースで祇園嶽を登っていた この日は亀池に出るべく、林道を更に進んだ 「城山城」の標識を見て、それに従った
シダの茂る所を通った 小さな沢を渡ることがあった 城山城・亀池へのコースが左手に分かれた
亀池まで25分とあった その亀池コースに入った 始めは急坂で、ロープも張られていた 小さな沢に沿って登った
登山道は沢を離れることになった 赤テープを追って
歩いた
新池からのコースに合流した 亀池まで400mの標識が現れた
小さな沢に沿って歩くようになった 小さな滝を見る 亀池の一端に着いた

 亀池の土手を歩い
 ているとき、亀池
 を眺めた

   尾根へと向かうこ
   のコースは近畿自
   然歩道になってい
   た
亀岩のそばを通った 主尾根に出ると、亀山とは反対の北の方向に向かった この岩には「蛙岩」の名が付いていた
供養碑の前を通った 馬立からのコースが合流して、漸く祇園嶽の名が現れた 北へと尾根を歩いて行く
展望が現れると、揖保川流域が眺められた 新緑が目に優しかった 巻き道を歩くことがあった
前方に山頂を望めるようになった 山頂手前の鞍部に着いた 登り返して、山頂まで50mの標識を見る

 山頂が間近になっ
 たとき、南西に展
 望が現れた

 山頂に着いた

 雑木に囲まれた山
 頂だった
山頂の三等三角点(点名・祇園山)を見る 三角点のそばには「水布祢神社跡地」の石碑があった 三角点の少し先は岩場の崖になっていた

 岩場からは東に向か
 って遮るものの無い
 展望が広がっていた

 この日は少しうっす
 らとした視界だった
明神山の山頂がちらりと覗いていた 上の写真に写る北山を大きく見る 足下に市野保集落を見る

 南に尾根続きの
 亀山を見る

 山肌の新緑が美
 しかった
下山は、まずは歩いて来た尾根を引き返した 鞍部に着くと、そこから左手の水布祢コースに入った マイナーなコースながら始めは無難に歩けたが
少しずつシダが登山道を隠すようになった シダのヤブコギになってしまった シダ帯を抜け出したと思ったが
またシダヤブになってしまった 麓が近づいてスムーズに歩けるようになった 林道に下り着くと、そこに登山口の標識を見た

 林道に出て登山口
 辺りを眺めた


   市野保集落に出よう
   と林道を南に歩いた
樹林を抜け出て草地に出た 栗栖川の支流沿いを歩くのだが、なかなか対岸に出られなかった 駐車地点に早く戻ろうと思い直して、林道を引き返すことにした そばで咲いていたのはタニウツギだった 登山口の前まで戻って来た
更に北西へと歩いて行った 林道を離れて山裾を適当に歩いた 灌木ヤブに入ることがあった
栗栖川支流を渡った 林道に通じる車道に出てきた 駐車地点となる墓地が見えて来た