TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨
 
広嶺山  (白幣山) 310m No.3 姫路市
 ひろみねさん
弥高    やたかやま 339.6m No.3
 
 
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2016年7月】 2016-72(TAJI&HM)
 
   (広嶺山) (弥高山) 《弥高山》 南東尾根の270mピークより 2016 / 7

 広嶺山系の最高点となる弥高山を久々に登ろうと向かったのは、2016年7月の最終土曜日だった。暑さの厳しい季節であることを考慮して、スタート地点は広嶺神社の駐車場からとした。その辺りで標高は250mほどあったので、ごく易しいハイキングと言えそうだった。駐車場に着いたのは10時20分。この日は休日にも関わらず、夏の広嶺神社を訪れる人は少ないようで、駐車場には数台を見るだけだった。まずは歩道を歩いて広嶺神社へ。石段を登って境内に入ると、人影は無かった。神社を素通りするようにして境内の北西隅へと歩き、そこから始まる登山道(近畿自然歩道)に入った。木陰道だったので、さほど暑さを気にせず歩けた。広嶺山の山頂が近づくと、その山頂への道が自然歩道から分かれた。先に広嶺山に立とうと左手の道に入った。階段の道を登って行くと、僅かな距離を歩くだけで広嶺山山頂に到着となった。二つの小ぶりの神社(吉備神社、荒神社)が建つ山頂の佇まいは以前と変わっておらず、山名を示すものは見なかった。暫時の休憩で縦走コース(近畿自然歩道)に戻った。ずっと北へと歩いて行くのだが、一帯は播磨空港を作ろうとしていただけになだらかな地形で、足への負担も無く歩いて行けた。この縦走コースはほぼ木陰を歩いて行けたので、暑さはさほど気にならなかった。縦走コースは送電線(溝口線)経路とほぼ平行しており、ときおり右手に送電塔が現れた。その送電塔を見る度に送電塔に立ち寄った。16番、17番があり、次の18番鉄塔の建つピークが弥高山だった。弥高山の山頂は南北に細長く、山頂への道は縦走コースから分かれて山頂を貫いていた。その分かれた小径に入るとすぐに送電塔に出会ったのだが、そこに三角点は無く、いま少し南へ歩いた所で三角点を見た。その辺りが最高点でもあるようだった。少し離れた所が開けており、そこは以前は播磨空港建設反対の拠点だったのだが、その痕跡は無かった。また以前ほどの展望は無く、少し瀬戸の海が眺められる程度だった。そこは陽射しを強く受けたので、すぐに木陰のある三角点の位置に戻って休憩とした。これで弥高山の山頂に立つ目的は達成したので、後は下山に移るだけだった。下山は山頂を貫く登山道をそのまま南へと歩いた。以前と変わらぬ歩き易い小径で、里山道の名が相応しい道だった。歩くうちにごく緩やかな道となり、そして上り坂となって小さなピークに着いた。そこは270mピークで、少し展望があって笠形山が望めた。その先にも同じ高さのピークがあり、後は緩やかに下って行くと別の小径に合流した。それは近畿自然歩道で、随願寺と広峯神社を結ぶ道だった。標識を見ると東の随願寺まで900m、西の広嶺神社まで900mとあった。また別に小さな標識があり、今歩いて来た小径の先が弥高山であることを示していた。近畿自然歩道に入って西へと向かった。自然歩道はそれまでの道とは違って、古道の趣がある道だった。樹林に囲まれた薄暗い道は山深い所を歩いている感じがあり、小さな沢を渡ると暫く上り坂が続いた。そして広嶺神社の東端に出てきた。境内に入ると休憩所に入って一休みとした。汗も引いたところで、おもむろに駐車場へと戻って行った。
(2016/8記)(2020/7改訂)
<登山日> 2016年7月30日 10:23広峯神社駐車場スタート/10:32広峯神社/10:43〜50広嶺山/11:08[16番]鉄塔/11:29〜57弥高山/12:12[270m]ピーク/12:20近畿自然歩道に合流/12:42〜50広峯神社休憩所/12:57エンド。
(天気) 晴れ。青空の色は薄く、雲は少なかった。気温は概ね28℃だった。風はときおり受ける程度だったが、木陰では涼しさを感じた。視界は悪くなかった。
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広峯神社の駐車場から歩き始めた 参道に入った 日陰の道を歩いて行く
車道に合流した 左手より広嶺山ハイキングコースが合流した 広峯神社の石段が現れた

 広峯神社の前に立
 った

 境内の北西隅に向
 かった
近畿自然歩道に入った 広嶺山の山頂に建つ吉備神社、荒神社を目指した 自然林に囲まれた緩やかな道だった
広嶺山(白幣山)山頂への分岐点が現れた 分岐点には案内図が立っていた 階段を登って行く
短い時間で広嶺山の山頂に着いた 二つの神社(吉備神社、荒神社)が並んでいた 案合図は見たが山名標識は立っていなかった
山頂は樹林に囲まれており、展望は無かった すぐに山頂を離れて引き返した 近畿自然歩道に戻ってきた

 またなだらかな道
 を歩いて行く


   少し展望が現れて
   南西方向に御津山
   脈を見た
陽射しの中を歩くことがあった 左手に氷室池へのコースが分かれた また自然林の木陰道となった

 近くに送電塔(溝
 口線16番)を見
 た

 送電塔のそばに立
 つと、南東に高御
 位山が望めた
北を見ると、近くに緩やかなピークを見た そ
れが弥高山のようだった
またコースに戻って北へと向かった 易しい道
が続く
また右手に送電塔(溝口線17番)が現れた
この送電塔のそばにも立ったが展望は無かった 緩やかな上り坂となった 左手に墓地が現れた
墓地の先で弥高山への登山道が分かれたので、
そちらに入った
すぐに送電塔(溝口線18番)が現れた そこは
南北に細長い山頂の北端だった
三角点ピークを目指して南へと歩いた 易しい
道が続く

 緩やかな上り坂が
 現れた

 三角点ピークに着
 いた 前回と比べ
 ると、すっかり灌
 木が育っていた
四等三角点(点名・弥高山)を見る 三角点の南は開けていた 空港反対闘争の跡はすっかり消えていた

 樹木の生長により
 展望は悪くなって
 いた

 木陰で昼休憩を済
 ませると、登山道
 を南へと歩いて行
 くことにした
始めは緩やかに下った ごく緩やかなアップダウンが続く 270mピークへと緩やかに登った
270mピークは少し展望があり、振り返って弥高山の方向を見た 左の写真に写る笠形山を大きく見る
南へと尾根歩きを続ける 近畿自然歩道が近づいてきた 自然歩道に合流すると、広峯神社まで900mだった
合流点のそばで一休みとした 広峯神社へと向かった 樹林に囲まれた薄暗い道が続く
自然歩道は古道の趣があった 上り坂が始まった 60mほど登ることになった
石灯籠が現れた 広峯神社の一角に出てきた 広峯神社に戻ってきた
神社の休憩所で一休みとした 休憩所から姫路市街とその背後の山並みを見た
広峯神社を後にした 駐車地点へと車道を歩いて行く 参道に入ると駐車場は近かった