TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
弥高山    やたかやま 339.6m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2022年8月】 No.4 2022-99(TAJI&HM)
 
    南山の尾根より 2022 / 10

 暑い季節は易しい山を登るに限るとの考えで広嶺山系の弥高山に向かったのは2022年8月始め、猛暑の続く中の一日だった。その弥高山登山が何とも厳しい登山と言うか災難になってしまった。登山の形にするのであれば麓から登ればよいのだが、軽いハイキングをする程度の気持ちだったため、シタート地点は広峯神社の駐車場からとした。そこから広峯神社まではゆっくり歩いて13分だった。後は弥高山まで標高差80mほどの登山道を真っ直ぐ北へと歩くだけだった。蒸し暑ささえ我慢すればとの気持ちで登山道に入ったのだが、一気に小さな虫がまとわりついてきた。メマトイなのだが数十匹どころか百匹ほどではと思えるほどの数だった。そのうちに離れるのではとの期待もむなしく、ずっとまとわり付かれた。手で払いながら歩くしかなく、防虫ネットの準備を怠ったことが悔やまれた。ただ登山道に関しては、道は平坦と言えるほどなだらかで、木々の風情も悪くなかった。単にメマトイが煩わしいだけだった。途中で右手に送電塔(溝口線16番)が建っているのを見たので、立ち寄ってみた。展望を期待してのことだったが、梢越しに山頂をちらりと見るだけだった。コース上には以前は見なかった弥高山の標識があり、山頂への道が分岐する位置にも標識があって、迷わずその小径に入った。坂を登って行くと18番鉄塔の前に出た。そこは三角点の位置では無く、三角点へはそこから南へと尾根筋を少し歩くことになった。緩やかに下って緩やかに登り返すと、登山道上に四等三角点(点名・***)を見た。周囲は樹林が囲んでおり、単なる通過点の雰囲気だった。その三角点の南側が少し開けているのだが、そこに着いてみると前回は少しあった展望が木々の生長ですっかり消えていた。ともかくその開けた所で休憩とした。当然木陰に入ってだった。休憩と言っても相変わらずメマトイにまとわりつかれた。更に2ミリも無い小虫も寄ってきたので、落ち着いて休むことは出来なかった。息が整うのを待って退散することにした。そこからは随願寺に通じる小径もあったが、本日の目的は弥高山のピークを踏むことだったので、素直に往路を戻ることにした。再びメマトイを払い除けながら歩いた。広嶺山の山頂に立ち寄る気は無く、真っ直ぐ広峯神社へと戻った。神社まで戻ればメマトイの数は一気に減ったが、まだ数匹は顔の前を飛んでいた。そのメマトイを連れながら駐車場へと戻って行った。暑さとメマトイにやられた弥高山だった。
(2022/8記)
<登山日> 2022年8月6日 10:42広峯神社駐車場スタート/10:55広峯神社/11:18[16番]鉄塔/11:33[18番]鉄塔/11:36〜12:12弥高山/12:27〜30[16番]鉄塔/12:47広峯神社/12:58エンド。
(天気) 始めは曇り空で、ときおり陽射しが現れた。山頂に着いた頃よりはっきりと晴れになる。山頂の気温は29℃。風はときおり弱く吹くのみ。視界はうっすらとしていた。
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易しく山頂に立と
うと、スタート地
点は広峯神社の駐
車場とした

広峯神社の方向を
示す案内板を見る
車道に出ると鳥居が建っていた 鳥居とはっぎゃくの方向が広峯神社だった いかにも参道を歩く雰囲気となった

左手から合流した
のは奥平野コース
だった

山門の見える位置
まで歩いて来た

山門に向かわず横
の道を歩くことに
した
山門には向かわず巻き道に入った 右手に随願寺への道が分かれた 案内図を見る 分岐点に立つ標識を見る 氷室池まで6.4kmだった
一度コースを離れて広峯神社に立ち寄った 誰もおらず静かな境内だった 広峯神社の左手、恵美須神社の横からも登山コースが始まっていた
登山道に入ると、メマトイが纏わり付いてきた 登山道は広嶺山の山頂に建つ荒神社への道でもあった 先ほど歩いていた随願寺からのコースと合流した
石垣のそばを通った 荒神社への道が左手に分かれたが、そこは直進する 道の様子は参道から山道へと変わった
開けた所を通る 空は曇りから晴れへと変わってきた 易しい道なのだが相変わらずメマトイが煩わしかった 氷室池への道が分岐した 氷室池まで2.3kmだった
以前は無かった標識を見る 直進方向が弥高山だった メマトイは別として、樹林の佇まいは悪くなかった 右手間近に送電塔が見えた
送電塔は溝口線16番だった 送電塔からは弥高山の山頂をちらりと見ただけだった コースに戻って改めて弥高山を目指す
左手に小径が分かれたとき、そこにも標識を見た 墓地のそばを通った 空港計画時は立ち退き対象だった 右手に山頂への道が分岐した
分岐点にも標識が付いていた 山頂への道は巡視路だった すぐに溝口線18番鉄塔の前に出た

山頂へと南に向か
うが、始めは緩や
かな下り坂だった

緩やかに登り返し
すと三角点が現れ
た そこが弥高山
の山頂だったが単
なる通過点の雰囲
気だった
四等三角点(点名・弥高山)を見る 山名標識も以前は無かったものだった 山頂より少し南に歩くと広場が現れた

6年前は広場から
展望があったのだ
が、すっかり消え
ていた

木陰で休憩とした

陽が陰ったとき、
改めて広場を眺め
た 登山道は南へ
と続いていた
登山道を南へと歩く気は無く、往路を引き返した 18番鉄塔に戻ると、そこにも標識があった 主コースに下りると、広峯神社へと向かった
16番鉄塔に再度立ち寄って展望を探ったが、山頂の輪郭を見るだけだった 下山を続けるが、この下山も大量のメマトイに纏わり付かれた 氷室池コースの分岐点まで戻ってきた
遠方が望めるも、視界はうっすらとしていた 広峯神社へは裏側から入った 広峯神社に戻ってきた
後は車道を戻るだけだった 御神燈のそばを通って行く 鳥居が見えてきた 駐車場は近かった
今回は全く展望を楽しんでいなかった 駐車場を離れるとセトレハイランドヴィラから展望を得た 南には仁寿山を見た