TAJIHM の 兵庫の山めぐり <摂津 
 
シブレ山 347.5m 神戸市
 
1/2.5万地図 : 淡河
 
【2025年3月】 No.2 2025-56(TAJI&HM)
 
    呑吐ダムより  2025 / 3

 一度登ってはいたが、すっかり印象が薄くなっていたのがシブレ山だった。山頂に建つ電波塔への管理道路で簡単に登った上に、山頂展望は良いとは言えなかった。そのため印象が薄れてしまったようだった。そこで二度目を考えたとき、登山道で山頂を目指すことにした。電車利用なら南麓側からアプローチするのだが、車利用で向かいたかった。そうなると前回と同様に北側からのアプローチとなり、「淡河」の地図を見て山田池を巡る破線路コースを歩くことにした。つくはら湖の南西端の位置に駐車場があり、そこをスタート地点とした。駐車場に着いたのは10時過ぎのこと。閑散とした駐車場を後にして、東へと県道85号線沿いのサイクリング道を歩いた。車を気にせず歩けるのは助かった。歩くうちに左手につくはら湖を見ることがあり、対岸側に呑吐ダムを見た。12分ほど歩いて山田池に通じる登山道の入口に着いた。登山道は多少ヤブっぽいものの、道ははっきりしていた。15分ほど歩いて山田池のそばに出てきた。山田池を巡る道もヤブっぽい道だった。池の南側まで歩くと、南へと向かえる尾根に取り付いた。そこにも細々と尾根道があり、それを辿って主尾根を目指したのだが、途中からシダが増えてきてヤブコギ状態になってしまった。たまらず迂回をするも、尾根筋に戻るとまたシダヤブだった。これではいつ尾根に着けるのかと気が重くなり出したとき、突然のようにはっきりとした登山道に合流した。それが正しいコースと思えたが、どこから来ているのかは不明だった。後は易しい登山道歩きだった。木々の隙間からは呑吐ダムが見えていた。近くから人声を聞くことがあり、それはゴルフ場(神戸CC)からのようだった。少し回り道をする形で主尾根に合流すると、東へと山頂方向に歩くようになった。緩やかな尾根道として、易しい道が続いた。その尾根道から迂回コースが分岐した。標識があり、その迂回コースには展望があるようだった。そこで迂回路に入った。程なく右手が開けて、西の方向が広く眺められた。当初は山頂で休憩を予定していたのだが、ヤブコギで時間をとられていたため昼になっていた。そこでその展望地で昼休憩とした。淡路島を望みながらだった。地図を見るとその休憩地点の辺りで迂回路は主尾根に向かえるはずだったが、そのような道は見えずその先の道は下り坂だった。そのまま下れば南麓側に向かいそうだったので、昼休憩を終えると引き返して主尾根に戻った。主尾根に合流した地点より山頂までは、まだ距離があった。樹林の中をただ道なりに歩くだけだった。やがて前方に送電塔が見えてくると、その左手に山頂に建つ電波塔も見えてきた。山頂が間近になったとき電波塔に通じる管理道路に接することがあったが、そのまま登山道を直進した。程なく三等三角点(点名・衝原)が置かれた山頂に着くと、前回とは様子が大きく異なっていた。東から南にかけて多くの木が伐られており、好展望の山頂に変わっていた。東から南までが一望出来た。また淡路島の方向も眺められた。その伐採地だけでなく、山頂の北側もこの日は眺められて、電波塔を前景として西の方向が眺められた。おかげで山頂展望を楽しみながら25分ほど過ごすことになった。下山は管理道路に入った。但し県道まで歩くつもりは無く、途中で左手に分岐した支林道に入った。意外とスムーズに下れるので、そのまま県道に出るつもりで下っていると、途中でロープに阻まれた。その先は私有地となっていた。特にその林道に拘っていなかったので、少し戻って地図の破線コースに入った。ヤブ道だったが、点々と目印テープが付いていた。コースは何カ所かで不確かになったが、目印テープを探して目印テープを追った。ほぼ尾根筋を辿って行くと、県道が近くなって左手に作業道を見た。その作業道へと急斜面を少し危ない思いをして下り着いた。そこから県道までは近かった。県道に出ると、往路と同じくサイクリング道を歩いて駐車地点へと戻った。ただ歩く距離は往路より長く、20分ほどかかることになった。けっこうヤブコギとなったシブレ山だったが、それも悪くなかった思えたシブレ山だった。
(2025/5記)
<登山日> 2025年3月29日 10:14つくはら湖駐車場スタート/10:26山田池コース登山口/11:02山田池を離れて尾根コースに入る/11:59〜12:25展望地で昼食/12:51〜13:16山頂/13:31支林道に入る/13:43支林道を離れる/14:36県道に合流/14:54つくはら湖駐車場エンド。
(天気) 晴れ。雲は多かった。樹林帯の気温は13℃だったが、山頂に立つ頃には17℃まで上がっていた。山頂の風に冷たさは無し。視界はまずまず良かった。山頂に立つ頃より雲は増えてきて、下山中にほぼ曇り空となった。
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つくはら湖の南西端に駐車場があり、そこからスタートした 県道に沿って自転車道があり、その自転車道で東へと向かった 車が通らないようにと、一定間隔で車止めが置かれていた

自転車道を示すオブジェも一定間隔で付いていた

つくはら湖の展望
が現れると、対岸
側に呑吐ダムを見

山田池に通じていると思える登山道が現れたので、その登山道に入った 細々とした道だったが、道ははっきりしていた コバノミツバツツジが咲いていた
ヤブっぽくなってきた 山田池のそばに出てきた 池に沿って歩くようになった
山田池の南岸側まで歩いてきた 北岸側見ると、堰堤になっていた 地図で破線が描かれている尾根に取り付くと、南に向かった
ヤブっぽい尾根だったが、途中からシダヤブになってしまった 堪らず迂回することになったが、尾根筋に戻るとまだシダヤブだった シダヤブを抜けると、突然のように登山道に出会った 正規コースと思えたが、起点は不明だった
道なりに歩くと、破線経路ではなく西へと向かった 木々の隙間から見えていたのは呑吐ダムだった 木々の隙間から千ヶ峰を見る 他にも笠形山も望めた
尾根コースに合流すると、東へと歩いた コースが二手に分かれた 主コースを離れて巻き道に入ることにした
巻き道に入って程なく展望地が現れた 南から西にかけての展望だった
上の写真に写る淡路島を大きく見る 写真の右側に見える高層ビルは明石駅前のマンションだった 明石海峡大橋を見る
雄岡山と雌岡山が重なって見えていた 展望を楽しみながら昼休憩とした 30分近くの休憩を終えると尾根コースへ引き返した
尾根コースに戻ると、改めて山頂を目指した ほぼ平坦な道が続いた 前方に送電塔を見た
管理道路に接することがあったが、登山道を歩いた 送電塔のそばを通った 山頂の電波塔が近かった

電波塔を見上げる位置まで来た

シブレ山の山頂に
着いた
山頂を別の角度から眺めた 三等三角点(点名・衝原)を見る その山頂では東から南にかけての立ち木が伐られていた
展望地に立って東から南東にかけてを眺めた 手前のゴルフ場は六甲国際GCだった
上の写真の右手、南東から南にかけてを眺めた
上の写真の右を見ると、淡路島まで望めた 21年前は造成中だった工業団地は、ほぼ完成していた 上の写真に写る高取山を大きく見る
横尾山を大きく見る 旗振山を大きく見る
鍋蓋山と菊水山の並ぶ姿を見る 摩耶別三と摩耶山の並ぶ姿を見る
丹生山系を眺めた 六甲最高峰を大きく見る
展望地から山頂へと戻った 電波塔が見える位置に立った 山頂からも呑吐ダムが眺められた
電波塔の右手、西の方向を眺めた 高御位山の方向を少し大きく見る
北西方向を見る 笠形山から千ヶ峰へと続く尾根が眺められた 下山は、始めに歩いてきた道を引き返した
管理道路に接したとき、管理道路に移った 振り返って電波塔を眺めた 砂利道の管理道路だった
左手に支林道が分岐すると、そちらに入った 支林道に荒れた感じは無かった 満開のコバノミツバツツジを見た
支林道を下ってつくはら湖のそばに出るつもりだったが、突然「私有地につき立入禁止」となった 引き返すと、北へと向かえる尾根に入った 地図に破線路が描かれている尾根だった ヤブ尾根だったが、目印は点々と続いており、それを見失わないように歩いた
開けた所に出たとき、振り返ると山頂は遠く離れていた 真っ直ぐな尾根では無いため、コースを外すことがあった 引き返して目印を追った 作業道が見えたとき、急斜面を下って作業道に向かった
作業道に下り着くと、県道に向かった 県道に出る手前にゲートがあった 後はサイクリング道を歩いて駐車場に戻るだけだった
振り返ると、つくはら湖に架かる阪神高速を間近に見た サイクリング道はつくはら湖に沿って続いていた 午前と違って駐車場は賑わっていた