TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
御殿山    ごてんやま 350.5m 佐用町
 
三方里山    さんぼりさん 186m
 
 
1/2.5万地図 : 三日月
 
【2019年11月】 No.3 2019-168(TAJI&HM)
 
    角亀川に架かる祇園橋のそばより  2019/11

 佐用町の山を紹介している「佐用ハイキング」を見ると、御殿山の登山コースとして送電線の経路でもある南尾根が歩かれていた。そこで南尾根の鉄塔コースを歩いて久々に御殿山を登ろうと向かったのは2019年11月4日、文化の日の振り替え休日となる月曜日のことだった。佐用ハイキングでは三日月駅を起点としていたが、こちらは車で向かうため、南尾根に近い味わいの里三日月の広い駐車場から歩き始めることにした。この日は快晴で澄んだ青空が広がっていた。駐車場からは東に三方里山を、西には送電塔と共に南尾根が間近に見えていた。その南尾根に向かって車道が延びていたので、その車道をまずは歩き出した。車道は尾根に近づくと山裾道となって北に向かい出した。歩く方向が北になるとすぐに左手に小径が分かれた。どうやらその道で尾根に出られそうだった。小径の入口にゲートがあり、ゲートを抜けると小径は尾根に向かって上り坂となった。その辺りの尾根は低く、車道の位置より20メートルも登ればもう尾根に着いて、あっさりと尾根道に合流した。その合流点に御殿山の標識を見た。尾根歩きに移ると尾根の小径は巡視路になっており、プラ階段を登ることもあった。尾根は緩やかとあって階段で無い所も多くあり、易しい尾根歩きだった。送電塔は尾根筋に建っており、最初に現れたのは播磨西線42番鉄塔で、次は43番鉄塔だった。どちらの鉄塔も展望は無かった。鉄塔以外の所も樹林に切れ目が無く展望の無い尾根歩きだった。山頂が近づくと左手から陣屋門からのコースが合流した。合流点から先も緩やかな尾根で、だらだら歩きのまま山頂に着いた。山頂は三等三角点(点名・御殿山)を中心に開けていたが、その周囲をびっしり樹林が囲んでおり、やはり展望は無かった。南西尾根の方向を見ると間近に送電塔が見えたので、そちらに立ち寄ることにした。僅かな距離で送電塔に着くと、それは44番鉄塔だったが、そこも樹林に囲まれて展望は無かった。なお南西尾根にも小径があり屋能集落に通じているようだった、山頂に戻ると陽射しの暖かさに誘われて、体を横にすると暫し休んでいた。その休憩を40分ほどで切り上げると、下山は陣屋門コースを下ることにした。そちらは以前にも歩いたコースだったが、そちらもずっと展望が無いままの尾根歩きだった。最後は車道に下り着くと、その近くに見えていたのは三日月町の名所、 三日月藩乃井野陣屋館だった。御殿山は登山としてはどうも面白さは少なかったかと思いながら陣屋館に近づいた。その 三日月藩乃井野陣屋館の前で小休止をとると、次に向かったのは目の前の三方里山だった。三方里山は山頂まで車道が通じており登山の対象にはならない山だが、山上からの展望に期待して立ち寄ることにした。三方里山の西側まで歩くと、山頂へと向かえる道が分かれたのでそちらに入った。ただ少しは山歩きをしようと、その車道の途中でそばの斜面に入って草地の斜面を登った。それでも車道の入口から山上までは10分もかからなかった。三方里山の山上は三方里山公園として整備されており、この日は快晴の休日とあってファミリー族で賑わっていた。こちらの目的は山上からの展望だったので、山上の賑わいからは離れて南東の縁に立つと、そこからの展望を楽しんだ。東から南西にかけてが眺められたが、三方里山は200mに満たないため近くの尾根しか見えなかった。その三方里山には車道とは別に南面側に小径が付いており、下山はその小径に入って麓に向かった。その小径は森達稲荷大明神の中を通ると西の方向へと向かい、三日月中学校の前を通った。そこまで来ると車道歩きとなり、三方里山の西面側を下った。間近に味わいの里三日月があり駐車地点も見えていた。
(2019/12記)
<登山日> 2019年11月4日 10:14味わいの里三日月の駐車場よりスタート/10:18ゲート/10:22尾根道に入る/10:37[43番]鉄塔/10:54〜11:36山頂/11:38陣屋門コースに入る/11:56車道に下り着く/12:03陣屋跡/12:12三方里山への車道に入る/12:20〜42三方里山/12:50三日月中学校前/12:57駐車場エンド。
(天気) 快晴。雲はほとんど見なかった。山頂の気温は16℃で、空気はからっとして快かった。陽射しの下では十分な暖かさだった。視界は澄んでいた。
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御殿山に近づいていると、御殿山の尾根が陰ったとき
手前の三方里山が浮かび上がった
味わいの里三日月に着くと、車は広い駐車場の一番遠
い位置に止めた
御殿山の南尾根に近づける車道を歩いて行く
山裾を歩くようになった 味わいの里三日月の方向を見る 背後は三方里山だった 尾根に近づける小径が現れたので、そちらに入った
易しい道を歩いて尾根に近づいた ごく短時間で尾根に着くと、そこに御殿山の標識を見た 尾根道は巡視路とあって、プラ階段を登って行く
目印テープが点々と付いていた またプラ階段を登る 尾根は終始緩やかだった
尾根上に送電塔が現れた 播磨西線42番鉄塔だった 共同アンテナの残骸を見る 御殿山の標識を見た
また送電塔と出会った 43番鉄塔だった 展望の無い尾根歩きだった 前方に山頂をちらりと見る 植林地が現れた
植林と自然林の間を登って行く 陣屋門からのコースと合流した 合流するとすぐに山頂が見えてきた

(←)
御殿山の山頂に
着いた 開けて
はいたが展望は
無かった

  (→)
  三等三角点(点
  名・御殿山)を
  見る
展望を探って、北の方向に尾根続きのピークを見る 木々の隙間から那岐連山の広戸仙がちらりと見えた 南西尾根の方向を見ると、間近に送電塔を見た
その44番鉄塔に立ってみたが、そこも展望は無し 南西尾根にも登山道があって矢能集落に出るようだった 山頂に戻って一休みをとると、下山は往路を戻った
コースが二手に分かれると、陣屋門コースに入った 植林地を下るようになった この尾根も赤テープが付いていた
御殿山の標識を見る 易しい尾根歩きが続くが、この尾根も展望は無かった 登山口に着いた 山頂を離れてから20分だった


陣屋門コースの
登山口に下りて
きたパートナー
を見る

登山口からは三日
月藩乃井野陣屋館
が近くに見えてい


その陣屋館へと
裏手から近づい


三日月藩乃井野陣
屋館の前に回って
、陣屋門の前で休
憩とした
別の角度から 三日月藩乃井野陣屋館を見た 車道を西へと歩くと、列祖神社の鳥居の前を通った 次に八幡宮の鳥居の前を通った
三方里山の山裾を歩くようになった 右手に往路で歩いた御殿山の南尾根を見る 三方里山の山頂に通じる車道が分かれた
車道歩きで山頂の公園に向かったが 途中で車道を離れて斜面を適当に登った すぐに山頂が近づいた
山頂の手前で車道に戻ってきた 三方里山公園の入口に着いた 入口そばでカエデが紅葉していた
山頂に広がる三方里山公園の中央は芝生広場だった そして芝生の周囲を自転車道が走っていた 自転車道では子供が色々な自転車で遊んでいた
管理事務所がありそこで自転車が無料で借りられるよ
うだった
公園はファミリーの世界だった 三方里山の標高は186mだが、それは公園中央の位
置のことで、周辺の方が数メートル高かった

(←)
山頂の南東の位
置に小さな東屋
が建っていた

 (→)
  そこは展望地だ
  った
  東から南東にか
  けてを眺める

右上の写真の右に
続く風景を見る

展望地からは南斜
面を下る小径があ
ったので、その小
径で麓に向かった
足下に見えてきたのは森達稲荷大明神だった 稲荷神社の参道を下って行く 舗装路に出ると西へと歩いた
三日月中学校の前を通った 三方里山の西面を下るようになった 味わいの里三日月に戻ってきた