TAJIHM の 兵庫の山めぐり <摂津の山 
 
加茂金毘羅山    かもこんぴらさん 356.3m 三田市
城ヶ岡    じょうがおか 330m
 
1/2.5万地図 : 藍本
 
【2023年3月】 2023-41(TAJI&HM)
 
   三田市西野上より  2023 / 3

 加茂金毘羅山は城ヶ岡とセットで登られることが多いようで、同じ考えで二山を登ろうと向かったのは2023年3月に入っての最初の金曜日のことだった。新三田駅が近づくと東の方向に二山の並ぶ姿がすっきりと眺められた。先に加茂金毘羅山を登ろうと西麓側に近づいた。予定では地図に描かれた実線コースを歩いて加茂金毘羅山の北面側に近づくことにしていた。ところがすぐに見つかると思っていた実線の道が分からなかった。車で走って探していたためかと思えて、先に駐車地点を決めることにした。その駐車地点探しもうろうろとした結果、加茂公民館の前に遠慮しながらの駐車とした。そして改めて実線路が始まる辺りに来てみると、破線路として描かれるべき山道を見た。そこには小さいながらも加茂金毘羅宮の標識も立っていた。加茂金毘羅宮は加茂金毘羅山の山頂に建つ神社だった。後はその山道を辿るだけだった。始めに溜め池のそばを通ると、山中へと入って行く。その入ったすぐの辺りに小さな祠を見た。登山道はごく緩やかな道として真っ直ぐ東に向かっていた。登山と言うよりも雑木林の中をひたすら歩くと感じだった。溜め池から25分ほど歩いて山頂から見て北西の位置まで来たとき、山頂方向に小径が分かれた。その分岐点にも加茂金毘羅宮の標識が立っていた。山頂への道に入ってはっきりとした上り坂となった。漸くしっかり登ることになった。山頂が近くなったとき鳥居が現れて、その先に建っていたのが加茂金毘羅宮だった。そこは最高点の位置ではなく、今少し登って三等三角点(点名・加茂)が置かれた山頂に着いた。山頂に展望は無かったが、少し離れた南面側に露岩地があってそこからは展望を楽しめることになった。東には羽束山と有馬富士の重なる姿があり、南は六甲連山が遮るものも無く眺められた。その加茂金毘羅山から城ヶ岡へは、引き返して地図の破線路を歩くことにした。その破線路で加茂金毘羅山と城ヶ岡との鞍部に出る予定だった。鳥居の方向に戻って分岐点に着くまでは往路コースを戻ることになり、分岐点から先は地図の破線路を辿った。そのコースが歩かれなくなったためかすっかり荒れ道になっていた。コースが消えかかっているだけでなく、灌木の小枝がけっこう煩わしかった。それでも我慢しながら進んで加茂金毘羅山の山頂から見て南東の辺りまで来たとき、はっきりとした登山道に合流した。どうやら正しい登山コースがあったようで、要らぬ苦労をして遠回りしてきただけのようだった。登山道に合流すると下り坂となり前方に城ヶ岡を見るようになった。昼どきになっていたこともあり、坂の途中ながら昼休憩とした。城ヶ岡の姿を見ながらだった。昼休憩を終えると鞍部へとどんどん下った。そして鞍部に着いてみると、そこで谷筋の道に合流したが、十字路になっており城ヶ岡山頂に向かっている道を見た。城ヶ岡への道に入るとすぐに急坂となったが、これもはっきりした道だった。途中巻き道も現れたが、しっかり登りたく急坂コースを登った。ロープも張られておりそれを使いながら登ると、程なく傾斜は緩んできた。そして鞍部の位置から10分ほどで城ヶ岡の山頂に到着した。山頂展望は期待していなかったのだが、加茂金毘羅山と同様に南の方向が広く開けており、改めて展望を楽しめることになった。その南の方向だけでなく、少し戻った所からは東の方向だけでなく北の方向も眺められて、千丈寺山も確認出来た。その城ヶ岡からの下山は、登ってきた急坂コースを引き返して鞍部に戻ると、そこから西へと谷筋の小径を歩いた。往路コースの一つ南の谷筋で、地図の破線路コースだった。往路コースと同様にずっと緩やかなだけでなく、道幅も十分あって易しいコースだった。登山道のままに西へと歩いて溜め池のそばに出ると、その先は車も通れるまでの道幅となった。やがて民家が現れて、その先で舗装路に合流した。その合流点には標識が立っていたのだが、何と今歩いてきたコースは私有地につき立入通行禁止となっていた。どうやら途中から私有地を歩いたようで、このコースをアプローチにすることは適さないようだった。後は適当に歩いて国道176号線に出ると、北へと駐車地点に戻って行った。そのとき考えたのは、加茂金毘羅山と城ヶ岡の二山を登るのであれば、城ヶ岡は加茂金毘羅山からピストンするのが良さそうだった。但しそのコースははっきりした登山道を歩くのが当然の条件ではあった。
(2023/3記)
<登山日> 2023年3月3日 10:24加茂公民館前スタート/10:24登山口/10:51金毘羅山分岐点/10:59〜11:29加茂金毘羅山/11:34分岐点に戻る/11:53〜12:08登山道の途中で昼休憩/12:15鞍部/12:24〜43城ヶ岡/12:50鞍部に戻る/13:00溜め池/13:21国道176号線に出る/13:28公民館前エンド。
(天気) 快晴。樹林帯の気温は9℃だったが、加茂金毘羅山も城ヶ岡も山頂は16℃だった。陽射しの下では20℃以上に感じられた。風は僅かにあり、暖かみがあった。視界は良かった。
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遠慮しながら加茂公民館のそばに車を止めた 国道176号線に出ると、南へと歩いた 地図の実線路が始まる枝道に入った

この建物の手前か
ら小径が始まって
いた

小径の入口に加茂
金毘羅宮の標識を
見た 金比羅宮は
山頂に立つ神社だ
った
道幅は広かったが、車は厳しいと思える小径だったくる ゲートを通過する 左手に溜め池が現れた
山道となって山中へと入って行く 道そばに小さな祠を見た 登山道は緩やかな道としてほぼ真っ直ぐ東に延びていた
看板を見ると一帯は大昭和製紙の社有林のようだった 右手に壊れた小屋を見た 易しい登山道が続く
右手に山頂への道が分岐した 漸くしっかり登ることになった 加茂金毘羅宮の鳥居が現れた
加茂金毘羅宮の前に出た 山頂は今少し先だった 緩やかに登ると、山頂が見えてきた

加茂金毘羅山の山
頂に着いた

山頂に三等三角点
(点名・加茂)を
見る
山頂を別の角度から眺めた 展望の無い山頂だった 山頂から少し離れた所に露岩地があった 展望の岩場だった
東から南、南西まで遮るものも無く眺められた この日は視界も悪くなかった
東の方向は羽束山の姿が大きかった 有馬富士は陰った姿で眺められた

(←)
上の写真に写る烏
ヶ岳を大きく見る

 (→)
  左の写真の右に続
  く風景を見る
南に六甲連山を眺めた

南東方向に見える
大峰山を大きく見

古宝山の左手を見る 山頂を離れると、往路を引き返した
鳥居の位置に戻ってきた 谷筋の道との合流点まで戻ってきた 谷筋の道を再び進むも、分岐点から先は荒れ道だった
コースが不確かになるも、GPSを頼りにして歩いた 軽いヤブコギと言えたが、目印テープはあった はっきりとした登山道に合流した
下り坂に入ると、前方に城ヶ岡をすっきり見る位置が現れた その位置で昼休憩とした 昼休憩を済ませると、下り坂の続きに入った 下り坂の傾斜が増すと、そこにロープが張られていた
城ヶ岡は見上げるようになっていた 鞍部に下り着くとと、そこは十字路にまっていた 城ヶ岡への道もはっきりした道だった
すぐに急坂となって、そこにはロープが張られていた ロープをと寄ったり木々に掴まりながら登った 傾斜が緩むと露岩地が現れた
そこは展望地だったが、先に山頂に立つことにした 登山道はごく緩やかな道になっていた 城ヶ岡の山頂が目前になった

城ヶ岡の山頂に着
いた そこも加茂
金毘羅山と同様に
好展望地だった

城ヶ岡の別名は、
東野上城跡とあっ

城ヶ岡の山頂からは東から南、南西へと広く眺められた
上の写真に写る羽束山を中心に眺めた 上の写真に写る大平山を中心に眺めた 手前に広がる住宅地は友が丘だった
山頂の展望は加茂金毘羅山とほぼ同じだったので、山頂手前の露岩地に移動して、そちらからの展望を楽しんだ 北から東にかけての展望だった

烏ヶ岳の方向を大
きく眺めた
(←)
大船山は烏ヶ岳に
すっかり隠されて
おり、反射板だけ
がちらりと見えて
いた

 (→)
  千丈寺山の方向を
  見る
峯ヶ畑を大きく見る 菩提山に建っていたのは花山院だった 山頂に戻るとき、木々を通して加茂金毘羅山を見た
山頂を離れると、鞍部へと向かった 急坂は登るとき以上に慎重さを要した 鞍部に戻ってきた
谷筋の小径を西へと歩いた 往路コースと同じく、ごく緩やかな道だった 干上がりかけた溜め池が現れた

溜め池の土手に立
って東の方向を眺
めた

溜め池から先は幅
広の道となった
ほぼ平坦な道でもあった 舗装路となって東野上の集落に近づいた 別の車道に合流することになった
今歩いてきた道は溜め池に繋がっているのに、なぜか「私有地につき立入り通行禁止」となっていた 国道176号線に出ると北へと歩いた コンビニの前を通った 右手に分かれた道がJAライスセンターに繋がる道でその途中にあるのが加茂公民館だった