TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨編 
 
矢筈山    やはずやま 363.0m 西脇市
 
1/2.5万地図 : 西脇
 
【2019年1月】No.2 2019-12(TAJI&HM)
 
    西脇市役所のそばより  2019 / 1

 矢筈山は西脇市の中心部に近いとあって西脇市街から良く目立つ山で、矢筈の森公園として整備されたのは2008年のことだった。その矢筈山を初めて登ったのは2003年のことで手探りの形で登ったものだった。そのためその後に公園となった変化は知らなかった。そこで矢筈の森公園も知ろうと久々に向かったのは2019年1月のことだった。
 この日は快晴の上、視界も澄んで絶好の登山日和だった。東麓の高田井町に入ると矢筈山の標識が現れて、すんなりと登山口駐車場に着くことが出来た。既に数台の車が止まっていた。駐車場のそばに溜め池があり、その溜め池の角に矢筈の森公園の案内板が立っていた。それを見ると山頂へのコースは二つあるようで、その案内板の位置から西へと歩いた先で分かれるようだった。そこでまずはふれあいロードを西へと歩いた。コースはすっかり遊歩道になっており植林地の中を歩いた。すぐに左手に竜神さんが現れて、その小さな祠に寄り道した。また宮滝や山の神さんを遊歩道の近くに見た。遊歩道が上り坂になった先でコースは二手に分かれた。山頂まで長く歩きたいと往路は直登コースとなる登山ロードでなくどんぐりロードを登ることにした。そこでふれあいロードを直進するとまた緩やかな道を歩くようになった。辺りは明るい雑木林で、まだまだ散策路の雰囲気だった。実際に犬の散歩をしている人に出会った。ふれあい広場の前を通ると山頂に通じるどんぐりロードに入った。少し険しさが出てくると思っていたのだが、全くそのようなことは無くどんぐりロードはつづら折れの道となって緩やかなまま山頂に近づけることになった。そのつづら道が東の方向へと向かったとき、登山ロードと合流した。そこから山頂まで150mだった。その150mはやや急坂になっていたので、漸くしっかり登ることになった。そしてスタートしてから50分で山頂到着となった。山頂には祠があり休憩所が建っていたが、そのことよりも山頂展望の素晴らしさに圧倒された。展望は東に向かってで、足下には西脇市街が広がっており、それと共に背後の山並みが一望だった。遠くは六甲連山や白髪岳も望めた。おまけにこの日の視界は十分過ぎるほど澄んでおり、申し分なしだった。そこにはベンチも置かれていたので、そのベンチに座って朝の清々しい空気感の中で展望を楽しんだ。その矢筈山の山頂は名の通り二つのピークに分かれており、北のピークまでは4分の距離だった。そちらに立ち寄ると三等三角点(点名・矢筈山)を見た。展望もあったが祠のピークよりは劣っていた。その矢筈山の尾根には縦走路が出来ており、北へ向かえば市原峠へ、南は290mピーク経由で緑風台へと下りることになる。今少し歩きたい気持ちはあったが、麓に出て市街地を長々と歩くのは避けたく、そこで黒卵艫Rースに入るものの中間地点となる290mピークまで歩いて引き返すことにした。290mピークは見晴らし台と呼ばれている所だった。山頂に戻ると緑風台コースに入った。それまでの遊歩道の雰囲気は無くなり、純然たる山道だった。しかも290mピークとの鞍部までは100mほど下ることになり、そこはやや傾斜がきついとあってロープを掴んで下ることになった。尾根コースは樹林に囲まれているため展望は無かったが、いかにも山歩きをしている感があって悪くなかった。また道幅は狭かったがヤブになることは無かった。鞍部の先で送電塔(加美町線19番鉄塔)が現れ、そこを過ぎて緩やかに登ると290mピークに着いた。見晴らし台とされていたが、木々の生長のためか展望は良いとは言えず、鳴尾山とその手前の大池を見る程度だった。ただそこには雑木の幹を使ってベンチが作られており、休むには良い所だった。陽射しの暖かさを楽しみながらのんびりと休憩をとった。そして昼休憩を済ませると山頂へと引き返した。今度はロープを掴んでの登りとなったので、少々汗ばみながら登った。山頂に戻ってくると気温は15℃まで上がっており、もう春の暖かさだった。ただ気温が上がったことで視界は午前ほどのクリアさは無くなっていた。下山はもう一つの登山ロードを下ることにした。150m下って分岐点に着くと左手の登山ロードに入った。往路のどんぐりロードはつづら折れの道だったが、登山ロードはそのようなことは無く、ほぼ真っ直ぐ下った。但し急坂ではなくあくもでも緩やかな道で、階段部分もあってやはり遊歩道と言って良さそうだった。途中には大山祇大神の祠があり、そこも好展望地だった。往路コースと合流するといっそう遊歩道状となり、再び植林地に入って駐車地点へと戻って行った。
(2019/3記)
<登山日> 2019年1月19日 10:14登山口駐車場スタート/10:34ふれあい広場/10:58二つのコースの合流点/11:04〜15山頂/11:19〜24三角点ピーク/11:55〜12:49見晴らし台/12:35山頂/13:08山の神さん/13:13エンド。
(天気) 快晴。薄雲を少し見る程度だった。樹林帯は3℃と冷えていた。登るほどに気温は上がって山頂は7℃だった。陽射しの下では10℃以上あった。風はほとんど無し。視界は澄んでいた。見晴らし台に立ち寄って山頂に戻ってくると、気温は15℃近くまで上がっていた。快晴は終日続いた。
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高田井町に入ると登山口標識が現れた 標識に従うと、すんなりと駐車場に到着出来た 矢筈の森公園の方向に歩いて行く
道のそばにふれあいロードの名を見た 振り返ると、東の空には朝霧が残っていた 南池のそばに出た
池の角に案内板が立っており、そこより左手にふれあいロードが始まっていた 矢筈山へは二つの登山コースが描かれていた
ふれあいロードはすっかり遊歩道だった 竜神さんへの小径が左手に分かれた 小径に入るとすぐに竜神さんの祠の前に出た
竜神さんのそばは南池だった ふれあいロードに戻ると、小さな滝を見た 滝は宮滝だった

山の神さんには
立ち寄らず、先
へと歩いた

小橋を渡った
ごく緩やかな道を歩いて行く はっきりと上り坂になった 右手に登山道が分かれた それが登山ロードだった
登山ロードには入らずふれあいロードを直進した 前方に見えたのは矢筈山から南へと続く尾根だった 勝池からの道が左手から合流した

ほぼ平坦な道を
西へと歩いた

右手に現れたのが
ふれあい広場だっ

ふれあい広場の先でどんぐりロードに入った ふれあいロードと同じく自然林の中を登った 途中でベンチに出会った
階段道となっても緩やかだった どんぐりロードは斜面をつづら道で続くようになった ずっと易しい道だった
登山ロードと合流して、登る方向は西となった 合流点から山頂まで150mだった 急傾斜が続いて、漸くしっかり登る感じとなった
少し広くなった所が現れた そこは好展望地だった 先に山頂を目指した 山頂まで数メートルだった 先に現れたのは休憩所だった

休憩所の背後が
山頂で小さな社
と祠を見た

山頂に立った後は
すぐに足下の展望
地に移動した
展望地に立つと、北東から南東にかけてが遮るものもなく眺められた おまけに視界は澄んでいた
上の写真に写る妙見山の方向を大きく見る 上の写真に写る西光寺山の方向を大きく見る
南東から南にかけてを眺めた 大坂山の方向を少し大きく見る

(←)
山頂からは北西に
笠形山が眺められ


 (→)
 笠形山を大きく見
 る

上の写真に写る飯
森山を大きく見る

南の方向を見る
展望地にも祠があり、その先に北への縦走路があった 三角点ピークへとその縦走路に入った 数分で三角点ピークが目前になった

三角点ピークに
着いた そこは
矢筈山城跡とさ
れていた

三等三角点(点名
・矢筈山)を見る
展望は山頂よりは劣っていた すぐに山頂へと引き返した 展望地に戻ってきた
山頂を越して南への縦走路に入った 南への尾根道は緑風台に向かう道だった 始めは緩やかな道だったが
鞍部へと急坂が続くようになった シダの茂る所を通った ヤブではなかった 100mほど下って鞍部に着いた
上り坂に入ったとき送電塔(加美町線19)に出会った 緩やかな登りだった 見晴らし台のピークが目前になった
見晴らし台に着くも展望は良いとは言えず、南の方向
に大池を見る程度だった
但し見晴らし台にはベンチが作られており、休むには
良い所だった
昼休憩を終えると山頂へと引き返した
鞍部を越して山頂を見上げた 山頂へと急坂を登る しっかりと登る感があった 山頂に戻ってきた
山頂から見る風景は午前よりもうっすらとしていた 駐車場へと下山を開始した この下山では登山ロードを下った
コースの途中にベンチが置かれていた 登山ロードも易しい道だった テレビ塔山と金城山が重なって見えていた
途中で出会ったのは大山祇大神の祠だった そこも好展望地だった 送電塔(西脇連絡線3番)にも出会った
ふれあいロードに合流して駐車場に向かう この帰路では「山の神さん」に立ち寄った 駐車場が見えてきた