TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨 
 
矢筈山    やはずやま 363.0m 西脇市
 
茜山    あかねやま 268m
1/2.5万地図 : 西脇
 
【2024年12月】 No.3 24-226(TAJI&HM)
 
    《矢筈山》 西脇市板波町より  2024 / 12

 三度目の矢筈山は南の茜山まで縦走することにした。参考にしたのは西脇市観光協会の西脇十山「矢筈山」。スタート地点は高田井町の登山者駐車場で、11時前に着くと2台が止まっているだけだった。矢筈山へは案内標識に従って西の方向に歩き始めた。始めは遊歩道と言えそうな「ふれあいロード」を歩いて行く。ごく緩やかな道だったが、分岐点で矢筈山への登山道に入ると、後は山頂までずっと急坂登りだった。夏の季節なら敬遠したくなるコースだが、冬場とあって冷気が快く、良い感じで登れた。距離標識が50メートル置きに立っており、登る途中には大山祇神社が建っていた。休まず登って南ピークの直下となる展望地に着いた。東に向かって広々と開けており、西脇市街が遮るものも無く眺められた。その南ピークの最高点には立たず、縦走路を歩いて三角点ピークに向かった。僅かな距離で三角点ピークに着くと、そこは矢筈山の最高点で三等三角点(点名・矢筈山)を見た。三角点ピークも好展望地だったが、すぐに南ピークに引き返した。今度は南ピークの最高点に立った。小ぶりの社が建っているものの、そこに展望は無かった。そのピークの一段下に休憩所が建っており、そのすぐ下が展望地だった。改めて展望地に立って展望を楽しむと、漸く縦走に移った。尾根歩きに移った途端に北風を強く受けるようになり、冬の厳しさを味わうことになった。気温も9℃まで下がってきた。また展望地が現れて南西方向が眺めらた。西の方向も開けて、そちらに見えたのは笠形山だった。樹林帯の急坂を下るようになり、鞍部に着いて登り返すと270mピークに出た。そこからは南に向かうことになった。程なく送電塔(加美町線19番)が現れると、そこは小さなピークになっていた。尾根には小さなピークが点々とあり、次の290mピークはコース図では「見晴らし台」となっていた。その見晴らし台に着いてみると、好展望地とは言えず木々の間から大池を見る程度だった。その先で急坂下りがあり、40mほど下って鞍部に出ると、そこが一本松峠だった。まだこの日の縦走コースの半分も歩いていなかった。急坂を登り返して立ったピークが300mピークで、その先にほぼ同じ標高の298mピークがあって、その先でまた急坂下りだった。登り返してピークに立つも、まだ幾つも小さなピークがあった。何とも足の疲れるコースだった。良かったのは展望が現れてきたことで、東の方向が広く眺められるようになった。その先で現れたのが東屋で、その辺りは案内図では「風の広場」となっていた。東屋の位置で標高220mだった。その先でも下りがあり190m地点まで下りてきた。そして三角点ピークへと80mほど登り返すことになった。登っているときに北西に見えていた広大な施設は西脇馬事公苑だった。急坂が終わると道は二手に分かれて、右手の道が三角点ピークに向かえる道だった。但し三角点ピークは縦走コースからは外れることになり、コース外であることを示すようにテープが張られていた。案内図にも「シダ深くやや不明瞭」と書かれていた。その三角点ピークへの道に入ると、実際はそのようなことは無く、シダこそ茂ってはいたが道ははっきりしていた。ごく緩やかな道でもあって、スムーズに歩けた。274mピークに着くと、そこは樹林に囲まれて展望は無かった。四等三角点(点名・平野)を確認すると、すぐに引き返して縦走コースに戻った。南東へと歩くようになり、行く手に次のピークである茜山が眺められた。けっこう端正な姿だった。茜山へは西から回り込む形で進み、220mピークを越して近づいた。茜山は274mピークと同様に単なる樹林に囲まれたピークで、山名標識も付いていなかった。そこより南東方向へと緩やかに下ると、大きな送電塔(加美町線9番)が現れた。そこも好展望地で、ずいぶん離れて矢筈山が見えていた。その鉄塔の位置から縦走コースは南へと下り坂になって野村登山口で終わるのだが、高田井町に戻るため、北へと向かえる枝道に入った。それは純然たる巡視路で、急坂をプラ階段で下ることになった。麓までの標高差100mを一気に下るのだが、階段で無い所は落ち葉が積もっていたこともあって、滑らないように注意が必要だった。目印テープを追うようにして下ると、茜が丘の住宅地の近くに下りてきた。舗装路に合流したのだが、登山口となる位置に赤テープを見たもの標識は無かった。その舗装路を横切るとコンクリート階段を下って茜が丘の住宅地に下りてきた。そこにも標識は無かった。後は登山ではなく散歩だった。茜が丘を抜けると大池のそばに出た。その辺りは好展望地で、矢筈山を始めとして縦走してきた尾根が眺められただけでなく、少し高台になっていたこともあって東の山並みも一望出来た。北へと向かうと西脇高校のそばを通った。その先は道が複雑なため、GPSを見ながら出来るだけ山裾に近い所を歩くように心掛けた。「かすがこども園」の前を通ると、程なく駐車地点が見えてきた。16時前になっていたが、朝からの快晴は続いていた
(2025/1記)
<登山日> 2024年12月27日 10:59高田井町登山口駐車場スタート/11:11分岐点(山頂まで700m)/11:35〜12:12山頂(三角点ピークを含む)/13:02一本松峠/13:43〜50東屋(手前の展望地を含む)/14:15点名・平野/14:39茜山/15:06茜が丘登山口/15:30西脇高校前/15:54駐車場エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。矢筈山の気温は11℃。陽射しの下では十分な暖かさだった。冷たい風を少し受けた。視界は澄んでいた。尾根歩きに移ると、強い北風を受けた。気温は9℃まで下がって、風の冷たさが身にしみた。298mピークを越すと、北風を受けなくなった。快晴は終日続いた。
<< Photo Album 2024/12/27 >>
高田井町の登山口駐車場に車を止めた 標識に従って登山道の方向に向かった 南池のそばを通った
池のそばでツワブキの花を見た 峠まで400mだった 峠へと遊歩道を歩いて行く 遊歩道から峠への小径が分かれた
緩やかな坂を歩いて峠に近づいた 峠に着くと、右手に道が分かれた それが山頂へ通じる登山道で、山頂まで700mだった 登山道に入ると、すぐに送電塔(西脇連絡線3番)に出会った
登山道は急坂で続いた 登山道には山頂までの距離標識が50m毎にあった 丸太の階段道が続いた
展望地が現れると、東の方向が広く眺められた 大山祇神社の前を通った
山頂まで「あと400m」の標識を見る 山頂まで「あと200m」の標識を見る ふれあい広場から来ているどんぐりロードが合流した
南東に見るのは尾根続きの240mピークだった 南ピークの直下に着くと、そこは好展望地だった 見上げる所に建っていたのは休憩所だった

展望地に立って、
北東から南東にか
けてを眺めた

上の写真の右に続
く風景を見る

東から南にかけて
の風景だった
南ピークには向かわず、北へと三角点ピークに向かった 縦走コースの標識を見る 三角点ピークへは緩やかな道だった

三角点ピークが目
前になった

三角点ピークに着
いた

そこは矢筈山の山
頂でもあった
三等三角点(点名・矢筈山)を見る 山頂には「矢筈山城」の標識を見た 南ピークほどではないが、三角点ピークも好展望だった
すぐに南ピークに引き返した 展望地ではなく、真っ直ぐ南ピークに向かった 南ピークに立つと、そこに社を見たが展望は悪かった

(←)
一段下に下りて休
憩所を見る

 (→)
  休憩所のそばから
  は南の方向が良く
  見えた

鳴尾山を大きく見


左の写真に写る雄
岡山と雌岡山を大
きく見る
展望地に戻って北東の方向を眺めた 左の写真に写る石戸山を大きく見る
上の写真の妙見山を中心に眺めた 西光寺山を大きく見る
数曽寺山塊の方向を眺めた 三草山を大きく見る
南の方向を眺めると、瀬戸内海が光っていた その手前は小野アルプスだった
展望地の縁台で休憩とした 休憩所のそばから南に向かえる縦走コースに入った コース案内図の前を通ると、そこも好展望地だった
強い北風を受けながら南から南西にかけてを眺めた 高御位山の方向を少し大きく見る
西から北西にかけての展望も現れた 更に強い北風を受けた 笠形山から飯森山に掛けてを眺めた

笠形山を大きく見


飯森山を大きく見る
西へと下り坂に入った 急坂を80メートルほど下ることになった 鞍部に着いて登り返す
270mPに着くと、そこから歩く方向は南になった 緩やかな尾根歩きとなった 送電塔(加美町線19番)に出会った
シダの中を通るも、道ははっきりしていた 振り返って矢筈山を眺めた 290mピークに着いた そこはコース図では見晴らし台となっていた
好展望地とは言えず、南東に見えていたのは大池だった 次のピークには登らず、巻き道を歩くことになった 鞍部へと急坂を下って行く
鞍部に着いた そこが一本松峠だった 上り坂に入った はっきりとした道が続いていた
緩やかな坂となって300mピークを越した 次のピークが地図に標高点が書かれた298mピークだった 298mを越すと展望が現れて、東の方向が眺められた

南の方向も眺めら
れるようになり、
これから向かう茜
山と274mピー
クが望めた
100m近くの下り坂に入った 急坂のため、ロープを掴んで慎重に下って行く 鞍部まで下りてきた
鞍部から下山出来るルートがあった 東屋がある方向へと階段となっている尾根道を登った 振り返って見えたのは298mピークだった
小さなピークを越すとき、石標を見た 緩やかな尾根を歩いて行く 東屋が近づいたとき、好展望地が現れた
西脇市街が一望出来た 足下には大池が見えていた 緩やかな尾根を歩いて行く
展望地のすぐ先に建っていたのは東屋だった 東屋も好展望地だった 東屋の先で下り坂に入った

(←)
次に向かう二つの
ピークが見上げる
ようにして眺めら
れた

   (→)
    鞍部を押して上り坂
   に入った
尾根が平坦になったとき、左手に南登山口に通じる登山道が分かれた 前方に見えるのは、次に向かう274mピークだった 鞍部へと下り、登り返して小さなピークを越すと、真っ直ぐ南へと急坂を登った

振り返ると、歩い
て来た尾根が眺め
られた

左の写真の左手に
見えていたのは、
西脇馬事公苑だっ

西脇馬事公苑を大きく見る 急坂を登りきると道は二手に分かれた 274mPに通じる道はコース外のためか赤テープが張られていた 274mピークへの小径に入った シダが茂ってはいたが、ヤブ道ではなかった

緩やかな道のまま
274mピークに
近づいた

274mピークに
つくと、そこは雑
木林の真っ只中だ
った
四等三角点(点名・平野)を見る すぐに引き返して縦走コースに合流した 前方に見えてきたのは、次に向かう茜山だった
茜山への道は、ごく緩やかだった 南の方向を眺められることがあった 茜山をすっきり見ることがあった
茜山には西側から近づいた ピークに着いたと思ったが、手前のピークだった 前方に山頂を見る

(←)
茜山の山頂に着い
た 山名標識は無
く、雑木が疎らな
山頂だった

   (→)
   すぐに東へと下り
   坂に入った
送電塔(加美町線9番)が現れた ずいぶん離れて矢筈山が見えていた 山頂に建つ休憩所が見えていた

そこは好展望地で
矢筈山の右手も広
く眺められた
縦走コースを離れて、茜が丘に下りるコースに入った コースは巡視路のようで、プラ階段が多かった 北東方向に急斜面を下るようになった
舗装路に舗装路に下り着いた 赤テープを見たが登山口標識は無かった 舗装路を横切って階段を下った 茜が丘の住宅地に下りてきた そこにも標識類は無かった
大池のそばに出てきた 大池の周囲を巡る車道を歩いているとき、この日歩いた尾根が眺められた
右上の写真に写る250mPを見ると、東屋が確認出来た 大池からは東の展望も良かった 大池から見る矢筈山の姿も良かった
山裾道の方向へと歩いた 山裾道を歩いているとき、東の方向に鈴掘山を見た 駐車場が見えてきたときは16時前になっていた