TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
書写山 (東坂コース・六角坂コース) 371m 姫路市
 しょしゃざん
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2013年7月】 No.9 2013-64(TAJI&HM)
 
    夢前川に架かる新蒲田橋より  2013 / 8

 暑い季節になると、涼味を感じられる山に登りたくなる。それも遠くまで行きたくない気持ちが起こって近場を考えたとき、書写山も悪くないのではと思えてきた。午前中だけで済ませられそうなのも良かった。2013年の7月下旬、暑い盛りにこの考えで書写山を登ろうと決めた。そしてかねてから一度は歩いておきたいと思っていた六角コースを歩くことにした。その六角コースの登山口がよく分からないので、六角コースは下山コースとして、往路は久々に東坂コースを登ることにした。そうなると駐車場としては必然的にロープウェイの駐車場を利用することにした。
 この日の空はうっすらとした青空で、視界も薄ぼんやりとしていた。駐車場を出て東坂コースへと向かって行くと、以前には見なかった東坂コースへの案内標識が点々とあったため、地図を見ることもなく登山口まで歩くことが出来た。もう気温は30℃まで上がっていたので、無理をせずゆっくりと登った。またコースの途中にあった休憩ポイントでは十分に休みをとった。そのため登山口からロープウェイの山上駅まで50分近くかかっていた。志納金(一人500円)を払って円教寺の境内へと入った。朝の時間帯は静かなもので、前後に人影は見なかった。それが仁王門まで歩いて来ると、一気に賑やかになった。門前に100人以上の小学生がたむろしていた。どうやら林間学校として円教寺に来ているようだった。その小学生集団が先を歩きだしたが、すぐに円教寺会館へと入ったので、周囲は再び静かな世界になった。その後は円教寺境内の散策を楽しんだ。摩尼殿から大講堂の広場へと歩いて、白山権現のそばの山頂を踏んだ。400mに満たない山なのだが、山上には意外と涼しい風があり、気温も26℃まで下がっていた。気温が低くなったのは曇り空に変わってきたためでもあって、涼しい風に誘われて白山権現の前の休み堂で、暫し休憩とした。その後は摩尼殿まで戻り、その摩尼殿に立ち寄ったりもした。その後は昼が近いことでもあり、近くのはづき茶屋で昼食とした。もうハイキングと言うよりも、すっかり観光気分だった。そのはづき茶屋のそばから六角コースが始まっていた。始めは広い道だったが、すぐに山道に変わった。それも決して易しい道ではなく、純然たる登山道だった。登山道は沢沿いを続き、何度か沢を横切った。ときに沢を数メートル下に見下ろすこともあった。やがて道が緩やかになって沢を離れると、空き地が現れた。車道まで出ると、そこに標識が立っており登山口であることを示していた。大年神社が近くに見えていた。空は再び青空に変わっており、30℃を越える暑さになっていた。もうこの先を車道を歩いて駐車地点へと戻る気持ちは無く、バス停を求めて県道545号線を歩くと、「床坂菅生台」バス停に着いた。時刻表を見ると1時間に2本だけだったが、5分ほど待つだけでバスが現れて、「書写郵便局前」バス停まで利用した。そこから駐車場までは5分ほどの距離だった。
(2013/8記)(2020/10改訂)
<登山日> 2013年7月27日 9:01ロープウェイ駐車場スタート/9:12東坂コース登山口/9:48ロープウェイ山上駅/10:18摩尼殿/10:45〜11:18山頂(白山権現)/11:28〜50はづき茶屋で昼休憩/11:52六角コースに入る/12:33六角コース登山口/12:47「床坂菅生台」バス停エンド。
(天気) 薄い色の青空の下を登り始めた。山上に出ると、次第に薄曇りに変わってきた。ふもとの暑さは30℃だったが、山上は28℃ほどだった。山頂に着く頃にはすっかり曇り空になっており、気温も26℃まで下がってきた。弱いながらも涼しい風が吹いていた。視界はごくうっすらとしていた。麓に下りてくると、再び薄青空に戻ってきた。
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書写ロープウェイの駐車場からスタートした 書写山登山口の標識を横目に、高架沿いを歩いた 農道を南へと歩いて行く
東坂コースへの標識に導かれて歩いた 住宅地を抜けて、北へと向かう 住宅地が終わり、東坂コースに入った
東坂参道と呼ばれるだけに、古道の雰囲気があ
った
「一丁」の丁石を見る 露岩地を登ることがあった
宝池があり、「日本一小さい池」と書かれていた 石仏のそばを通る 五丁展望所に着いて、暫し足を止めた
南に向かって展望が開けていたが、この日の視界はうっすらとしていた 五丁古道を登る

 優しげな道を歩く

  その優しげな道より
  も、出来るだけ露岩
  を登った
露岩地で「十一丁」の丁石を見る コースを離れて紫雲堂跡近くの展望所に立ち寄
った
ここでも南に向かって展望が得られた
後は緩やかな道を歩いて行く ロープウェイ駅のそばに出た 志納金を払って円教寺の境内に入った
10時前とあって静かな境内だった 緩やかな坂道を登って行く 道そばに西国三十三カ所の寺名が入った石仏を見る

 東の方向に展望
 の得られること
 があった

 丁石は「十七丁」
 まで進んでいた
仁王門の前で、大勢の小学生に出会った 小学生が去って再び静かになった境内を歩く 十妙院のそばを通った
摩尼殿の前に出てきた たくさんの石仏が並んでいるのを見る また緩やかな坂道を登った
行常堂、食堂、大講堂の並ぶ広場に出た 大講堂のそばの坂を登って行く
白山権現に通じる小径に入った 小径は山道の雰囲気だった 白山権現の前に出た
白山権現のそばの、書写山最高点に立った 白山権現で小休憩をとった後、東への小径に入
った
その小径はちょっと歩き難い所があった

 摩尼殿のそばに出て
 きた

    摩尼殿の見学後、
    摩尼殿前の広場に
    下りてきた そし
    てはづき茶屋で早
    めの昼食をとった
昼食後、引き返す形で湯屋橋を渡った そして六角コースに入った 始めは幅広い道だった
道は細くなって沢沿いを歩くようになった マイナーな道だったが少しは参道の雰囲気があ
った
沢沿い歩きが続いた
何度か沢を横切った 沢を離れると、平坦な道となった 里の風景へと変わってきた
前方に見えていたのは白鳥山だった 笠塔婆のそばを通る 六角コースの登山口に出てきた
六角の住宅地を抜けて行く 県道545号線に出ると東へと歩いた 「床坂菅生台」バス停まで歩いてハイキングを
終了した