TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
書写山 (刀出コース・鯰尾坂コース) 371m 姫路市
 しょしゃざん
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2014年6月】 No.11 2014-57(TAJI&HM)
 
    書写山を西側から眺める(姫路市打越より)  2014 / 6

 書写山の鯰尾坂コースを歩こうと向かったのは2014年6月21日のことだった。周回で歩こうと、往路は刀出坂コースを登り、下山コースとして鯰尾坂コースを下った。ところが下山の途中でコースを離れて三角点ピークを訪れた。更に行者堂まで歩いたことで、鯰尾坂コースには引き返さず、そのまま谷沿い道で下山してしまった。鯰尾坂コースを最後まで歩かなかったことが心残りとなってしまい、そこで翌22日に再チャレンジすることにした。前日と同じく刀出坂コースとの組み合わせだった。また下山後も前日と同様にバス便を利用することにした。そこで今回は事前にバス便を調べておくことを忘れなかった。この日の刀出坂コースは夜に降った雨でしっとりと濡れており、沢も少し水量を増して前日よりも良い雰囲気になっていた。山上に出ると、この日は円教寺境内の散策はせずに、まっすぐ山頂を目指した。そして十地坊跡地の前に立って、雨上がりでガスの漂う七種山系を暫し眺めていた。下山を開始したのは11時半前。鯰尾坂コースの登山口に近い新在家バス停から刀出バス停に向かうバスは、12時台に32分と41分の2本があったので、どちらかに間に合いたいと思いながら歩いた。鯰尾坂コースと行者堂コースの分岐点には赤い前掛けを付けた石仏が置かれているが、この日は左手に折れて鯰尾坂コース歩きを続けた。鯰尾坂コースは緩やかで気楽に歩けるものの、刀出坂コースと同様に展望の無いコースだった。歩くうちにシダが次第に増えてきた。ただシダは道そばで茂るだけで道を隠すようなことは無かった。前日に歩いた行者堂コースの尾根が右手に見えることがあった。麓が見えてくると急斜面を下るようになったが、つづら折れの道とあってなかなか高度を下げなかった。麓が近づくと、賑やかな声が聞こえてきた。書写アウトドアパークから聞こえてくるようだった。その声が一段と大きくなって、その書写アウトドアパークの駐車場そばに下り着いた。駐車場を抜けて入口前に出ると、後は前日と同じ道を歩くことになった。県道411号線に出て新在家バス停に着いたのは12時38分だったので、数分待つだけで刀出バス停に向かうバスに乗ることが出来た。前日も思ったが、バス便を利用すれば書写山を刀出坂コースと鯰尾坂コースの組み合わせで、無理のない周回コースとして登ることが出来るようだった。書写山は自然林が多いので、秋の季節にも訪れたいと思いながら刀出駐車場へと近づいた。
(2014/7記)(2020/10改訂)
<登山日> 2014年6月22日 10:10刀出駐車場スタート/10:56食堂前/11:01〜23十地坊跡地/11:26山頂/11:37鯰尾坂コースに入る/11:46行者堂コース分岐点/12:27鯰尾坂登山口/12:38新在家バス停/(12:42に乗車し12:45に刀出バス停降車)/12:51エンド。
(天気) スタート時は雨上がり直後で、どんよりとした曇り空だった。その空の入りが次第に薄くなってきた。刀出坂の気温は19℃、山上は20℃だった。風はほとんど無し。雨に洗われた視界は良かったが、山並みにはガスが残っていた。空は一時は陽射しが現れるまでになったが、下山中に再び雲が厚くなってきた。
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前日と同様に刀出駐車場から刀出坂を目指した フェンス沿いを歩いて刀出坂登山口に近づいた 刀出坂コースの登山口に入った
周囲の樹木は前夜の雨で落ち着いた色になって
いた
前日は枯れ沢だったが、この日は水が流れてい
濡れた石の上を歩く
沢の水は増量して滝のように見える所もあった 沢沿いを刀出坂コースは続く 植林が目立ち始めると圓教寺は近い
刀出坂を登りきって圓教寺の境内に入った 食堂(じきどう)に向かって行く 広場に出て食堂(左)と大講堂(右)を見る
大講堂の横の坂を登って十地坊跡地に向かった 車も通れる緩やかな坂だった 十地坊跡地に着いた
谷山の尾根にはガスは無かったが、七種山の尾根にはガスがかかっていた 七種山から明神山にかけてを眺める

 明神山は一度姿を
 見せたが、すぐに
 ガスに包まれてし
 まった

 暫く待っていると
 七種山のガスが薄
 れてきた
十地坊跡地を離れて山頂に向かう 樹林の中を歩いて行く 山頂に着くも、通過するだけにとどめた
登山道を歩いて境内方向に戻る 樹皮をはがさ
れた杉の幹が雨に濡れて赤さを増していた
大講堂のそばに出てきた 広場に着いて常行堂(左)と食堂(右)を見る
食堂のそばを通ったとき、樹林を見上げる 開山堂に立ち寄った 工事が行われていた 開山堂のそばを通って鯰尾坂コースに入った
程なく道は二手に分かれたが、左の道に入った 易しく歩ける所が現れた 鯰尾坂コースは緩やかに続いた
行者堂コースの分岐点に着く この日は左手の
鯰尾坂コースを歩き続ける
分岐点に置かれた石仏を見る 赤い前掛けを付
けていた
鯰尾坂コースは槇道の感じで続いた
また石仏を見かけた ネズミモチの白い花を見る どの石仏も赤い前掛けを付けているようだった
緩やかな道が続く 次第にシダが目立つようになった シダは繁茂していたが道を隠すようなことは無
かった
コースは尾根を離れて斜面をつづら道で下るよ
うになった
所々で滑り易い所があった つづら道のため麓が近づかなかったが、漸く間
近となった
祠のそばに下り着いた そこが鯰尾坂コースの登
山口だった
書写アウトドアパークの駐車場を抜けて、その
門前に出た
後は車道を歩いて県道411号線の新在家バス
停を目指した
新在家バス停に着いて数分待つだけでバスが来
二つ目の刀出バス停で降車する  緩い坂を登って、刀出の登山者用駐車場に向か
った