雨の中でも無理なく登れる山の一つとして書写山を考えていたが、2019年7月19日は朝から小雨が降っていた。そのような天気の日でも体を動かしたくなり、そこで書写山に出かけた次第だった。コースとしては一番滑り難いと思われる刀出コースとした。その刀出コースは何度となく紹介しているためここには記さないので、下の写真帳をご覧いただきたい。ただこの日は雨中とあって沢の水量は十分にあり、沢を渡る所では注意が必要だった。また沢は普段はごく普通の流れの所でも滝のようになっている所もあった。そして山上が近づく頃には周囲はガスが漂うようになり、そして山上は霧の世界だった。展望地に立っても視界はほぼゼロと思われたため、山頂には向かわず円教寺境内の散策だけを楽しむことにした。霧の中を歩くため薄暗く、気温は20℃までしか上がっていなかった。7月とは思えない涼しさがあった。霧の中で見る開山堂、三之堂、金剛堂はまた違った趣があり、雰囲気として悪くなかった。摩仁殿までを往復し、また展望公園の東屋で休憩をとったりしたので50分ほど境内で過ごすことになった。そして再び刀出コースを歩いて下山とした。その下山では岩に滑らないようにと往路以上に慎重に歩いたのだが、一度坂の岩場で滑ってしまい肘をけっこう擦りむいてしまった。
(2019/8記) |