骨折後のリハビリ登山として書写山を登ったのは2021年11月のこと。そのときは刀出坂コースを歩いており、行きも帰りも痛む足をかばいながらだった。そのため駐車場から三之堂までを行きは54分、帰りは58分で歩いていた。それから9ヶ月が経ったとき、同じコースを登って足の快復具合を確かめることにした。向かったのは2022年8月23日のこと。まだまだ暑い日が続いており、この日は梅雨どきを思わせる蒸し暑い日でもあった。刀出の登山者駐車場に着いたのは9時40分過ぎだった。平日とあって先着の車は2台のみだった。前回と同様に始めは近道コースを歩くことにした。清流の滝の手前で主コースに合流すると、後は一本道で圓教寺を目指した。この刀出坂は何度か沢を横切るものの概ね緩やかな坂が続くとあって、リズム良く登って行けた。但し大汗をかきながらだった。ゆっくりとではなく、しっかり登ることを心がけて登ると、三之堂まで38分だった。足の痛みは全く無く、ただ快い疲れがあるのみだった。明るい三之堂の広場を眺めながら息を整えると、次は山頂に向かった。山頂では白山権現の休み所で休憩とした。いつもならその後は摩尼殿へと向かうのだが、昼が近づいて暑くなってきたこともあり、心は下山に向かってしまった。そこで三之堂へと戻り、そこからは金剛堂などが建つエリアへと散歩感覚で歩くと、刀出坂へと戻って刀出坂を下った。この下山では近道コースには入らず、主コースをずっと下った。少し回り道となって駐車場に戻って来たが、それでも奥之院のそばから41分で戻ることが出来た。
(2022/9記) |