TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
書写山 (刀出コース) 371m 姫路市
 しょしゃざん
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2024年12月】 No.26 2024-211(TAJI&HM)
 
    南山より  2024 / 9

 2024年も書写山へ紅葉狩りに出かけた。11月では無く、12月に入って最初の火曜日だった。平日だったが、刀出坂の駐車場は半分ほど埋まっていた。書写山の紅葉狩りは4年連続だった。前年は暖かい秋のためか紅葉は良くなかった。本年は前年以上に暑さが残る秋だったので、きれいな紅葉にはさほど期待していなかった。例年と同様に途中までは正規コースを歩かず、沢沿いの近道コースを歩いた。正規コースに合流すると、始めこそやや傾斜のきつい坂だったが、程なく緩むと後はごく易しい道だった。志納金寄付所を過ぎて圓教寺のエリアに入ると、始めに金剛堂に向かった。金剛堂の周辺は紅葉の木が多く見られる所で、目に飛び込んできたのは真っ赤に色付いたカエデの木だった。前年と違ってその鮮やかな色付きは意外だった。12月に入っていたが、まだ落葉は進んでおらず、見頃の木がほとんどだった。この日は快晴だった。明るい陽射しを受けて木々の紅葉はいっそうの艶やかさだった。金剛堂での散策の次は、摩尼殿を訪れた。そこでは赤いカエデと黄色いイチョウの競演を楽しめた。摩尼殿の前で猿回しをいっとき眺めた後、山頂へと向かった。山頂を通って十字坊跡地に出ると、そこにあった展望は木々の生長でほぼ無くなっていた。僅かに見える展望も、この日の視界は濁りが強く、薄ぼんやりと見えるだけだった。三之堂の前に下りて来ると、再び金剛堂のエリアへと向かった。そのエリアの一角に東屋が建っており、そこに入って早めの昼休憩とした。いつしか上空は雲が増えており、陽射しが消えていることもあった。休憩中に金剛堂の辺りが賑やかになってきた。この日は小学生のグループがハイキングに来ており、その小学生グループとは摩尼殿で出会っていたのだが、昼となって金剛堂そばの林に来たようだった。そしてカエデの木の下で昼食をとっているようだった。なかなかに微笑ましい光景だった。東屋での昼休憩を終えると、三之堂から奥之院へと歩いた後、刀出坂に入って下山開始とした。上空の雲は更に増えたようで、途中からは陽射しを受けないときが多くなった。この季節は午前に紅葉狩りを済ませるのが賢明ではと思いながら、登山口へと戻って行った。
(2024/12記)
<登山日> 2024年12月3日 9:55刀出駐車場スタート/10:25圓教寺まで500m地点/10:33〜12:07圓教寺境内の散策(山頂を含む)/12:29刀出坂分岐点/12:40登山口/12:46駐車場エンド。
(天気) 快晴ながらも、青空の色は淡かった。山上の気温は12℃ほど。風は弱く吹いており、ひんやり感があった。視界は薄ぼんやりとしていた。昼が近づくと、少しずつ雲が増えてきた。下山を追える頃には、形の無い雲が広がる空だった。
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平日だったが、刀出の駐車場には10台ほどが止まっていた 駐車場の近くに立つムクノキの大木を見ると、紅葉は進んでいなかった 近くに立つイチョウはきれいに黄葉していた
登山者用ゲートを通って先へと進んだ 太陽光発電所に沿って歩いて行くが 太陽光発電所の北東角まで歩かず、近道コースに入った
一部で草地の中を歩いた 沢を渡った 古道の趣がある登山道を登って行く

(←)
堰堤のそばを通っ


 (→)
  右手から正規コー
  スが合流した
石ころの多い所を歩く 石仏をみかけた 右岸側から左岸側に移った
易しい道が続いた 左岸側から右岸側に戻った また左岸側に戻った
刀出坂は緩やかに続いた 五輪塔を見る 圓教寺(三之堂)まで500mの標識を見る
圓教寺が近づくと、滑り易い坂があった また五輪塔を見た 圓教寺エリアの入口に志納金の納所を見る
三之堂に向かわず、金剛堂に向かった 石垣の前を通った 金剛堂の前に出た

(←)
金剛堂の紅葉は前
年よりずっときれ
いだった

 (→)
  真っ赤なカエデを
  見た
真っ赤では無いカエデもきれいだった 一段と華やかな赤を見た 逆光でカエデを眺めた
順光で光るカエデを見る 三之堂へと向かった 大講堂と食堂を見る
観光客もけっこう来ていた 次に摩尼殿に向かった 道中も紅葉が見られた
道中の紅葉も明らかに前年よりきれいだった 黄葉したカエデを見る 摩尼殿が近づいた
下から摩尼殿を見上げた はづき茶屋の前に着いた はづき茶屋の前から摩尼殿を見上げた
摩尼殿のそばでイチョウが見事に色付いていた クスノキとカエデの対比がきれいだった 摩尼殿へと石段を登った
摩尼殿の前の紅葉を見る 足下の紅葉を眺めた 紅葉の木の下で猿回しが行われていた
観客は小学生だった 山道を歩いて山頂に向かった 白山権現の前に出てきた
白山権現のそばが書写山の山頂だった 山頂の山名標識を見る 山頂を離れて北へと向かった
開けた場所に出た そこが十字坊跡地だった 以前は好展望地だったが 木々の生長で十字坊跡地からの展望はほぼ消えていた この日は視界も悪かった 道なりに下り坂に入ると、その先は三之堂だった
下る途中できれいな紅葉を見た 大講堂の甍が見えてきた 三之堂の広場が近づいてきた
広場の紅葉を眺めた 再び金剛堂の方へと向かった 金剛堂の南に建っている東屋で昼休憩とした
金剛堂のそばが賑やかになった 小学生グループがそこで昼食タイムとしていた 次に奥之院に向かった 三之堂に戻って食堂のそばを過ぎたとき、暗い中に陽射しを受けるカエデを見た 奥之院に入った 雲が増えてきたこともあって、奥之院は沈んだ風景になっていた
奥之院を離れて、刀出坂に入った 刀出坂は下りとなって、いっそうの易しさだった 分岐点が近づいた
沢コースを離れて左手の正規コースに向かった 沢を横切った 南へと向かうようになった
途中から広い道となった 小橋を渡れば登山口は近かった 刀出坂コースの登山口に下りてきた
太陽光発電所を巡る道を歩いて行く 登山者用ゲートに戻ってきた 駐車場はスタート時と変わらぬ車の数だった