◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <中播磨編> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
氷室山 ひむろやま | 371.7m | 姫路市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 姫路北部 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2015年11月】 No.3 | 2015-104(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
倉掛山の尾根より 2013 / 11 |
姫路城の背後の山として広嶺山は多くの人の目に触れることになるが、広嶺山は大きな山塊の南端にある山で、北端側では氷室山が双耳峰として端正な姿を見せている。その氷室山を最短コースと言えそうな暮坂峠からのコースで登ってみようと思い立ったのは、2015年11月に入っての最初の土曜日のことだった。この日の上空は雲が広がっており、北部の天気は今一つのように思われたので、近場の山を登ろうと、氷室山に向かったものだった。 夢前川沿いの県道67号線を北上して、夢前町宮置で暮坂峠を越える県道80号線に入った。そして峠の位置に着くと、そこからは北にあるクリーンセンターへの道が分岐していたが、その先で車を止められる路肩スペースを見たので、そこに駐車とした。そばの斜面に階段が付いており、登ってみると峠の地蔵さんが安置された祠が建っていた。祠を離れてクリーンセンターへの道が分かれる峠の位置に立つと、車道を挟んで南側の斜面を眺めた。その斜面を登る予定だったが、どこが取り付き易そうかと探ると、一カ所登れそうな所が見えた。車道を渡ってそこに立つと、急斜面ながら小径が始まっていた。その小径を登って尾根筋に出た。その尾根を登って行けば氷室山に近づけるはずだった。尾根にはケモノ道程度の道が細々とあったが、一帯の木立はばらけており、けっこう適当に登って行けた。その尾根を登り詰めると、別の尾根に合流した。地図を眺めてそこからは南東へと歩いた。尾根はぐんと緩やかになり、はっきりと小径が付いていた。右手には樹間を通して氷室山が少し離れて見えていた。ごく普通の里山道を歩く感じで歩いて行けたが、途中でシダの茂る所が現れて、少々ヤブコギの感じとなった。それも長くは続かなかったが、軽い灌木ヤブを歩く感じの尾根歩きだった。地図では氷室山へは今歩いている尾根を途中で離れることになるので、その分岐点に注意していると、目印テープが多く付いている所が現れた。そこが目的の分岐点で、南へと続く尾根に入った。緩く下るとその先は平坦になり、山頂が近づくと急斜面を登ることになった。ロープも張られていた。その急斜面が一度緩み、もう一度急斜面が現れてそれを登りきると、そこが山頂だった。狭い範囲で開けており、中央に三等三角点(点名・狼谷)を見た。その山頂からは展望があったはずだが、周囲の樹木が生長したようでほとんど展望は無かった。それでも北の方向は少し眺められ、置塩山やその後方の明神山が望めた。山頂で昼食をとると、双耳峰のもう一方のピークである360mピークに立ち寄ることにした。但しパートナーは山頂に居ると言うので、単独で向かった。尾根道がある上に30mほど下って登り返すだけなので、ちょっとした散歩だった。ただ西のピークに着いたものの、そこはすっかり樹林に囲まれて、展望のかけらも無かった。それでは寂しいので近くの手頃な木に登ってみた。すると氷室山の山頂が意外とすっきり眺められた。その眺めを得たことで西ピークに満足して、山頂へと引き返した。山頂に戻って来ると南にも展望はないかと探ると、そちらも灌木越しながら東から南東の方向にまずまずの展望を得た。後は下山するだけだった。その下山はバリエーションルートを求めず、すんなりと往路を引き返した。その下山時に、尾根からけっこう展望があることに気付いた。山頂に近い急斜面からで、北東から東にかけてが広く眺められた。どうやら往路では背後の風景となるので気付かなかったようだった。その展望に暫し足を止めた後は、休むこともなく往路コースを辿って暮坂峠へと戻って行った。 (2015/11記)(2020/9改訂) |
<登山日> | 2015年11月7日 | 10:26暮坂峠スタート/11:04山頂に通じる尾根に入る/11:21〜12:00山頂/12:06〜15[360m]mピーク/12:20〜26山頂/13:14エンド。 | |
(天気) | 薄曇り。ときおり青空が覗いて陽が射してきた。山頂の気温は20℃ほど。風はほとんど無し。視界はうっすらとしていた。 | ||
<< Photo Album 2015/11/07 >> |
---|