この日は加茂金毘羅山の登山を楽しんだのだが、下山を終えたときが13時半だった。近くに有馬富士があったので、序での形で有馬富士を登ることを思い付いた。すぐに有馬富士公園に移動すると、パークセンターに一番近い駐車場に車を止めた。パークセンター前の案内図をしっかり眺めてからスタートとした。福島大池へと園内路を下り、福島大池の手前に出ると西岸側を歩いて有馬富士の南西麓側に出た。そこに着いて初めて有馬富士の標識を見た。まだ暫くは車道歩きで、はっきり上り坂となっても舗装路歩きは続いた。その車道で中腹まで登ると、右手に漸く登山口が現れた。登山道に入ると階段状になっており、けっこう急坂だった。その急坂を休まず登ると登山口から8分で山頂到着となった。10年ぶりの山頂だった。山頂は木々に囲まれていたが、南側に少し下ると展望地が現れた。そこからは南の方向が広く眺められて、六甲連山が一望だった。足下には福島大池も見えていた。まずは暫しの休憩とした。そして下山は南へと向かえるコースを下ることにした。わんぱく砦を通るコースだったが、そのコースに対する標識は山頂に見なかった。岩場を過ぎて漸く現れて、そこからパークセンターまでは2.4kmだった。その後も標識は現れたが、パークセンターに向かうには適切な標識とは言えず、福島大池の方向を意識しながら歩くことになった。その福島大池の東岸近くに下り着くと、そこから池の南側へと回った。後は園内の散策路へと入ってパークセンターを目指して戻った。公園内の散策も楽しむのであれば公園駐車場から歩くのは正解なのだが、単に有馬富士だけを楽しむのであれば別コースを探るのも良いのではと思えたこの日だった。
(2023/3記) |