TAJIHM の 兵庫の山めぐり <摂津
 
宝台山    ほうだいさん 378.7m 相生市
 
1/2.5万地図 : 二木
 
【2016年10月】 No.3 2016-107(TAJI&HM)
 
    赤穂市北畠より  2016 / 10

 「二木」の新しい地形図を見ると、宝台山の南尾根に新たに破線路が付いていた。それに興味を持って向かったのは、2016年10月の第四土曜日のことだった。国道2号線を荒山の北の位置で離れて若狭野集落に入ると、浅野陣屋跡が現れた。その前に駐車スペースを見たので、そこに駐車とした。浅野陣屋跡は老朽化が進んだためか、ロープが張られて立入禁止になっていた。始めに陣屋跡の前の道路を西へと歩き、それも途中で離れて南尾根に近づける細い道に入った。山裾に近づくと墓地が現れて、車道としてはそこまでだった。その先は山道となり、竹林の中へと入った。その竹林に害獣避けゲートがあり、それを抜けて先へと進んだ。竹林は程なく終わり、周囲は雑木林に代わってきた。里山道と言った感じの小径で、少し登ると尾根の方向に向かい出した。尾根に着くとそこには送電塔(赤穂火力線34番)が建っており、そこからは南向かいの荒山が眺められた。後は尾根道をひたすら北へと登って行くだけだった。尾根は送電経路になっており、次に35番鉄塔、その次に36番鉄塔と、次々に現れた。また展望もときおり現れて、黒鉄山も眺められるようになった。尾根道としては傾斜はきつくなかったので、易しい登りと言えたが、ぱらぱらと雨粒が落ちてきて、それを気にしながら登ることになった。登るほどにシダが見られるようになったが、登山道上にはびこることは無かった。特に傾斜はきつくならないまま登っていると、前方に電波塔が見えてきた。そこが山頂だった。その山頂が間近になったとき、急にと言った感じで樹林帯を抜け出して、前方が広く眺められた。そこには二つの電波塔が建っており、右手の電波塔の右側が一段高くなっていたので、そこが最高点のようだった。樹林帯を抜け出した位置は法面の上に立っている形だったので、数メートル下って電波塔の方向に向かった。そして大きな方の電波塔(NTTドコモ宝台無線中継所)の右手、最高点へと向かったのだが、後で考えるとそこへは管理道路がある北側から近づけば良かったのに南側からとしたため、少しヤブをこぐことになった。最高点に着いたもののそこに三角点は無かったが、少し東寄りの位置で二等三角点(点名・若狭野)を見た。その頃には小雨となっていたので、近くのよく茂っていた木の下で休憩とした。その休憩中に雨は小止みとなったので、改めて山頂一帯を歩いたが、展望が良いとは言えなかったので、下山に移ることにした。下山は山頂まで通じている管理道路を下って行くことにした。そのままずっと下れば駐車地点のそばに出るはずだった。管理道路は舗装路の上に緩やかとあって、気楽な下りだった。その管理道路を最後まで下ってもよかったのだが、途中でショートカットとなる登山道が分かれたので、そちらを歩くことにした。標高にして220mほどの位置にあるヘアピンカーブの手前から分かれており、255mピークを通るコースだった。雑木に囲まれた登山道に入ると気分は落ち着いたが、蜘蛛の巣の多いのが難点だった。255mピークには無線塔が建っており、下りに入ってもまだ幾つか無線設備を見た。少し傾斜がきつくなってきたので、足下に注意しながら下ると、そのうちに前方に荒山の姿が眺められるようになった。そして管理道路に再び合流すると、麓は近かった。小さな溜め池が現れ、その先でゲートが現れたのだが、そのゲートの固定部分が錆びており、少々開け難かった。そのため手が油だらけになってしまった。集落が近づくと、右手に須賀神社が現れた。その須賀神社を抜けて駐車地点に近づいた。
(2016/11記)(2020/6改訂)
<登山日> 2016年10月22日 11:23浅野陣屋跡スタート/11:35害獣避けゲート/11:45[34番]鉄塔/12:01[36番]鉄塔/12:43〜13:11山頂/13:43[255m]ピーク/14:08害獣避けゲート/14:19エンド。
(天気) どんよりとした曇り空で、途中より雨粒がぱらつき出した。そして山頂に着いた頃より小雨となった。山頂の気温は20℃で、風はほとんど無かった。視界は少しうっすらとしていた。雨は山頂で休むうちに止んだが、その後も黒い雲の広がる空のままだった。
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この浅野陣屋跡の前から歩き始めた まずは西へと歩いた 南尾根に近づける細い道に入った
墓地の側から野道となった 山裾に取り付くと、竹林を歩くことになった 害獣避けフェンスを通り抜ける
フェンスの先も竹林だった 雑木の中を歩くようになった 尾根の方向に歩いて行く
尾根に出ると送電塔(赤穂火力線34番)が建
っていた
送電塔を通して南に見えていたのは荒山だった 近くに別の鉄塔(JR竜有35番)が建ってい
尾根道は巡視路でもあった 前方に次の鉄塔を
見る
背後に赤穂の山並みが望めるようになった 再び樹林帯に入った
赤穂火力線35番鉄塔を通過する 易しい尾根歩きだった 大きな岩のそばを通った
また送電塔(赤穂火力線36番)が現れた 尾根道はごく緩やかになることがあった 樹林を抜け出して展望の広がることがあった
背後に見えていたのは荒山と黒鉄山の尾根だった 黒鉄山の尾根を少し大きく見る
シダが増えてきたが、ヤブ道にはならなかった 雨がぱらつく中での登りだった 次の送電塔は赤穂火力線37番だった
37番鉄塔からは南東方向に展望があって御津山脈が眺められた 天下台山の方向を少し大きく見る
前方に山頂が見えてきた シダに囲まれた中を歩いて山頂に近づいた 前方が明るくなった

 法面の上に出てきた

 前方の大きな電波塔
 の右手が山頂のよう
 だった
法面の縁を下って、電波塔に向かった NTTドコモの電波塔を見上げる 舗装路を歩いて電波塔に近づいた
電波塔の東側が数メートル高くなっていた そ
こが山頂だった
ヤブをこいで山頂に立ったが、そこに三角点は
無かった その頃には小雨が降り出していた
山頂の少し東の位置で三角点を見た
二等三角点(点名・若狭野)を見る この後、
昼休憩は近くの木陰でとった
昼食を終える頃には小雨は止んでいた 改めて
電波塔の辺りを歩いたが、展望は無かった
管理道路を歩いて下山の途についた

 管理道路は舗装
 路で、ごく緩や
 かな道だった

 少し下ったとき
 北から北東にか
 けて展望が現れ
 た
右上の写真に写る明神山を大きく見る 下るうちに前方に山頂を見るときがあった 下る途中にも無線塔が建っていた
途中で255mピークに通じる小径へと入った やはり自然な道を歩く方が楽しかった 255mピークに着くと、そこに無線塔を見た
後は南へと登山道を下った 下る途中にも無線設備が幾つかあった 電柱の経路を下るときがあった

 展望が現れて御津
 山脈が眺められた


  今度は荒山がすっき
  と眺められた
次第に登山道の傾斜がきつくなってきた この尾根でも送電塔(JR竜有33番)に出会
った
管理道路が見えてきた
管理道路に下り着いた 管理道路の入口ゲートが現れた 近くの溜め池に寄ってみると、水量は少なかった
その少ない水の中に、何匹も赤い鯉を見た またゲートが現れた その扉を開けるのに少々
苦労した
若狭野集落へと近づいた
右手に須賀神社が現れた 手前の白い建物は薬師堂だった 須賀神社を訪れた 須賀神社の鳥居を抜けると、その先は浅野陣屋跡だった