◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <中播磨編> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
神種385mピーク | 385m | 姫路市夢前町 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
点名・神種 このくさ | 313.9m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 前之庄 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2016年1月】 | 16-04(TAJI) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
《385mP》 点名・神種の近くより 2016 / 1 |
2016年の正月休みは4日までだった。その4日は明神山を間近で眺められる山を登ることにした。そこで「前之庄」の地図を広げて決めたのが、明神山から見ると南向かいとなる尾根だった。尾根には標高314mの三角点ピーク(点名・神種)もあったが、最高点は385mピークで、その385mピークから北へ派生する尾根は明神山のAコースに繋がっている。点名・神種の点の記を読むとその山頂はどうやら展望は無さそうだったが、そこに記されたルートを歩いてまずは点名・神種を訪れることにした。 県道411号線を走って四辻交差点に出ると、そこからは県道23号線を東へと走った。そして神種三差路から「夢やかた」に通じる車道に入り、途中で点名・神種の麓にある溜め池に通じる道に入った。溜め池まで車を進めたものの駐車に適した場所は見当たらなかったので、少し戻った所にあった1台分の駐車スペースに車を止めた。溜め池まで数十メートルの位置だった。まずは溜め池へと歩き始めた。溜め池の名は「尾立池」で、その先へと車道は続いていたが、フェンスを通ることになった。そのフェンスを開けようとしたしたとき、近くで猟犬の声がけたたましく聞こえた。そちらに目を向けると、ごく近くを一頭のイノシシがあっと言う間に走り抜けた。それを追って猟犬も走り抜けた。一瞬の出来事だった。猟犬の声が遠くなるのを後目に、車道を先へと進んだ。もう一つの溜め池との間を通って山中へと入ると、車道は終わってその先は小径が谷筋に沿って続いていた。周囲は薄暗い植林地だった。小径は西に向かっており、そのまま尾根に出られると良かったのだが、小径はすぐに不確かになってしまった。そこで間近の南斜面を登って尾根に出ることにした。そこは植林地の斜面で、適当に取り付くとすぐに尾根に出た。その尾根は西に向かっており、登るほどに自然林が増えてきた。別の尾根に合流すると、登る向きは北に変わった。その方向が点名・神種のピークだった。もう辺りはすっかり自然林で、地表は落ち葉で覆われていた。おかげで良い雰囲気の中を登って行けた。落ち葉を踏みながら314mピークに着くと、そこに四等三角点を見たものの、周囲はすっかり樹林が囲んでおり、展望は無かった。点の記の通りだった。すぐに385mピークを目指して尾根歩きを始めた。次の小さなピークに着くと、木々を通して前方に385mピークの姿が望まれた。その385mピークへは迂回する形で尾根を歩くことになった。周囲は概ね自然林で、落ち葉を踏みながらの落ち着いた尾根歩きだった。ときに植林が現れたが、樹林に切れ目は無かった。木々の隙間からは明神山が大きく見えているだけに、もどかしい気持ちで歩いた。やや急斜面を登って385mピークに立ったものの、そこもすっかり樹林に囲まれていた。少々がっかりする思いだったが、地図を見ると送電線がその先で尾根を横切っており、そこは送電塔が建っていそうだった。そうなると展望が期待出来るので、そこまでは歩いてみることにした。その思いを抱いて更に西へと歩いて行くと、小さなピークを越えた先で前方が明るくなってきた。そこに送電塔の建っているのも見えた。期待を持って先へと進むと、一気に伐採地が広がった。送電塔の位置だけで無く、その手前の一帯も伐採されており、北に向かって遮るものの無い展望が広がっていた。その北に見えていたのが明神山で、そのメリハリのある姿が明るい光に包まれていた。狙って歩いた尾根だったが、その狙い通りの展望に出会えてほっとする思いだった。他にも北東方向には送電線に遮られながらも七種山の尾根も見えており、暫し展望を楽しんだ。送電塔は播磨線74番鉄塔で、どうやらその送電経路を守るために広く伐採されたようだった。これでこの日の目的は達したので、下山することにした。その先には西の方向へと尾根上に小径が見えたが、それを下ると駐車地点までかなりの距離を歩くことになるので、下山は往路を引き返すことにした。そこでまずは385mピークまで引き返したが、近くに送電塔が見えたので、そこにも立ち寄ってみることにした。明神山のAコースに繋がる尾根だった。100mほど下って送電塔(播磨線76番)に着いてみると、意外や北は間近の尾根が立ちはだかって、明神山を隠していた。今少し注意して地図を見ておくべきだったと思ったが、後の祭りだった。385mピークに引き返すと、三角点のある314mピークに向かった。そして314mピークに着くと、そこからは往路を辿らず、尾立池まで近道となる東尾根の方向に歩いた。その尾根も落ち葉に覆われた尾根で、良い感じで歩けた。その尾根の途中から尾立池に通じる尾根に入り、狙い通りに尾立池のそばに下りて来た。駐車地点まではごく僅かな距離だった。 (2016/1記)(2020/5改訂) |
<登山日> | 2016年1月4日 | 10:52スタート/11:07支尾根に出る/11:27点名・神種/12:12[385m]ピーク/12:26〜42[74番]鉄塔/13:08[76番]鉄塔/13:42点名・神種/14:13エンド。 | |
(天気) | 快晴。雲は少なく、空の色は少し薄かった。山上の気温は11〜12℃で、風はほとんど無かった。視界はまずまず澄んでいた。 | ||
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