TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
大倉山    おおくらやま 384.9m 姫路市・福崎町
 
1/2.5万地図 : 前之庄
 
【2007年1月】 No.3 2007-04(TAJI)
 
    東麓の神谷集落より  2007 / 1

 この大倉山には前回は2006年7月に登っていたが、このときカメラのレンズフードを落としていた。その落とした位置がどうも山頂手前にあった風倒木地のように思われ、それが心の片隅に引っかかっていた。そこで半年後の2007年1月始め、5日の午後にそのレンズフードが見つかるかも知れないとの期待で再訪した。ごく簡単に登ろうと、前回の下山で見つけたコースを登って行くことにした。それは大倉山の北にある谷からで、西麓にある中小企業大学校の北に広がる農地の一本道を行き詰めた位置から始まるコースだった。農道を車が入れる所まで進めると、山道に変わる手前に駐車スペースがあったので、そこに駐車とした。いざ歩き出そうとすると、前回に下り着いた位置がうろ覚えだったため、取り付き地点がつかめず、そこで山道なりに歩を進めることにした。案の定、山道はすぐに怪しくなってきたため、右手の山肌に取り付いた。やや急斜面だったが、下生えは少なく適当に登って行くと、すぐに尾根に出た。そこには尾根道が見えており、その小径を前回は下ったようだった。もう小径を登って行くだけだった。程なく送電塔に着くと、そこから道はいっそうはっきりして、ハイキング道と呼べるほどになって来た。歩き易いままに進むと山頂が見えてきて主尾根に出た。そして程なく山頂手前の風倒木地に辿り着いた。まずはそこを過ぎて山頂に立つことにした。山頂は午後の光に軟らかく照らされており、物憂い雰囲気が漂っていた。その山頂で一休みを終えると、伐採地に戻っていよいよレンズフード探しだったが、風倒木地は一部が伐採されており展望がすっきりと広がっていた。そうなると先に展望を楽しむことにした。薄モヤがかった視界ながらも前回よりは良く見えており、左手に明神山、正面に薬師峰、そして北東遠くに笠形山が眺められて、この大倉山で一番の眺めではと思えた。その展望を眺めていると、気分はすっかり登山モードで、レンズフード探しの気持ちは萎んでしまった。何よりも探す場所が広過ぎるので、もう探す気持ちは消えており心にあった引っかかりも霧消していた。そして登山を終えた気持ちになって下山に向かった。当然往路を辿っての下山だったが、送電塔から小径のままに下って行くと、下り着いた所は駐車地点とは2,3メートルと離れていない草陰だった。
(2007/2記)(2014/1改訂)(2020/2写真改訂) 
<登山日> 2007年1月5日 14:03スタート/14:15鉄塔/14:37〜50山頂/14:57〜15:18山頂手前の切り開き地/15:37エンド。
(天気) 薄曇りから薄晴れと言えそうな空。麓では5℃と少し肌寒かったが、山上ではうっすらと陽射しもあって、8℃まで上がる。視界はうっすらモヤがかっている程度。風はほとんど無し。下山中に薄晴れから晴れへと変わって来た。
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農道の最奥に車を止めた その先は山道となって続いていた 山道が不確かになった後は、適当に山肌を登ると小径に出会った その小径を伝うと、送電塔に着いた 尾根の途中で東の方向を見ると、日光寺山が望まれた
日光寺山を少し大きく見る 送電塔から先は、もうハイキング道だった 山頂手前で、目的の風倒木地に出た
大倉山の山頂に立った  山頂から東を見ると福崎東洋ゴルフ場が見えていた 左の写真に写る高倉を大きく見る

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山頂から南西方向
を見る

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  谷山の方向を大き
  く見る
山頂の木立を眺める 南には福崎工業団地が眺められた 西を見ると、杉之内の背後の山並みが望まれた
山頂を離れて風倒木地に戻ってきた 樹木がなぎ倒されているとあって、この大倉山一番の展望が広がっていた

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上の写真の明神山
を大きく見る

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  上の写真の薬師
  峰を大きく見る
北東方向に見えた笠形山の姿が美しかった 風倒木地の佇まいを眺めた