TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
大倉山    おおくらやま 384.9m 姫路市・福崎町
 
1/2.5万地図 : 前之庄
 
【2020年2月】 No.5 2020-26(TAJI&HM)
 
    福崎町馬田より  2020 / 2

 福崎町と姫路市香寺町とに跨がる大倉山は、標高は低いながらも福崎町の中心部に近いとあってけっこう目立つ山である。その大倉山の北尾根を4年ぶりに歩いてみようと出かけたのは、2020年2月の第三土曜日だった。この日は朝から曇り空になっており、その空を見て短い時間で山頂に立てる山を登ることにした。そのとき思い付いたのが大倉山だった。北尾根で山頂を目指すと、山頂手前で展望地が現れて明神山から薬師峰まで広く眺められる楽しみがあった。そこでこの日も北側から山頂に向かって行くことにした。また地形図を見ると山頂から北東へと延びる尾根がなだらかなまま麓まで続いていた。そこで下山はその尾根を下って周回コースで大倉山を楽しむことにした。
 県道23号線を西から走って来ると、西治交差点で北へと向かえる車道に入った。程なく中小企業大学校の標識が現れると、左折して大学校に近づいた。但し大学校の手前で右折して脇道に入り、北進すると山裾道に合流した。そのまま西に走れば大倉山の北尾根へと近づくのだが、周回コースを予定していたため少し手前から歩き出すことにした。山裾道は山陽自然歩道でもあり、所々に標識が立っていた。どこに車を止めるかに少し迷ったが、選んだ所は山陽自然歩道が直進道路と分かれて北へと向かい出した位置の近くだった。短い脇道があり、そちらに入って少し広くなった所に車を止めた。近くには山陽自然歩道の「金剛城寺まで1.8km・弁天池まで1.8km」の標識が立っていた。直進道路に戻って西進すると、道路を遮断するように害獣避けゲートが現れた。そのゲートを通過するも同じようなゲートがまた現れて、二度ゲートを開けて通ることになった。道なりに進むといつしか車道は林道となり二手に分かれた。右手の道は尾根に向かいそうだったが、直進の方を選んで進むと谷筋を歩くようになり、長くも歩かず林道は終点となった。地図でもその位置で破線は終わっていた。もう一つの道を進めばすんなりと尾根を辿れたと思えたが、引き返すことはせず右手の急斜面に取り付いて尾根を目指した。適当に斜面を登ると、尾根に出る少し手前よりヤブっぽくなった。シダ帯も現れたが、それを避けるように登って尾根に着いた。尾根歩きとなってもまだヤブっぽさがあり、スムーズには歩けなかった。その尾根歩きに入って5分ほど歩いたとき、送電塔(鶴居支線10番)に出会った。そこからははっきりとした尾根道があり、スムーズな尾根歩きとなった。尾根は緩やかで、いつしか主尾根に合流して南に向かうようになった。そして山頂が近づいて前々回に出会った展望地に着いたのだが、数年の間に灌木が育ったようで、かつての展望は消えていた。仕方なく足を止めずに山頂に向かった。山頂に着いたのは林道の終点位置から40分だったので、予想よりは少し時間がかかったようだった。山頂は以前と変わらず南に向かって開けており、近くに福崎工業団地が眺められた。その山頂に着いて少し経つと、上空の雲が薄れて柔らかな陽射しが現れた。おかげで少し明るい中で昼休憩が出来た。大倉山からの下山は北東尾根を予定していたが、そちらを見ると尾根道が付いていた。尾根道はあるとは思っていたが、往路の北尾根の道と同様にはっきりとした道で、緩やかなこともあって気軽な感じで下って行けることになった。ときおり展望が現れて薬師峰を眺めることが出来た。その尾根道だが、ずっと易しいままかと思っていたところ、麓が近づくとヤブっぽくなってきた。それでも小径は続いており、ヤブコギになることもなく麓に下り着いた。そこに目印は無かったので一度歩いていないとその登山口に入るのは迷いそうだった。そこからは中小企業大学校が近くに見えていた。後は農道を歩いて駐車地点へと戻って行った。北東尾根の登山口から15分の距離だった。
(2020/3記)
<登山日> 2020年2月15日 11:30駐車地点スタート/11:35最初のゲート/11:39二つ目のゲート/11:49林道終点/11:58尾根に出る/12:03[10番]鉄塔/12:29〜51山頂/12:56[9番]鉄塔/13:35麓に下り着く/13:50駐車地点エンド。
(天気) 曇り空。山頂の気温は12℃だった。風はほとんど無し。視界は少しうっすらとしていた。山頂での休憩中に、いっときながら陽射しが現れた。
<< Photo Album 2020/02/15 >>
駐車地点を離れると峠道に下りて、南に向かった 峠道は近畿自然歩道で金剛城寺まで1.8kmの標識を見た 南に見えていたのは下山で歩く予定の北東尾根だった
農道に合流して西へと歩いて行く 害獣避けゲートが現れる 扉を開けて通過した 農道が二手に分かれると、左手の道を進んだ

またゲートが現
れて通過する

農道はいつしか
林道となり、ま
た二手に分かれ
た 谷筋へと向
かう直進の道を
進んだ
小さな沢に沿って歩くようになった 程なく林道は終点となった 右手の斜面に取り付いた
植林地の急斜面を登って行く 尾根が近づいてヤブっぽくなってきた 支尾根に出るも、ちょっと荒れた雰囲気だった
尾根道ははっきりしておらず、適当に尾根を進んだ シダ帯が現れてその中を進むも、厳しさは無かった 開けた所に出た そこに鶴居支線10番鉄塔を見る
送電塔の先ははっきりとした尾根道を歩くことになった いつしか北尾根に合流して、山頂へと南に向かった 小さなピークを越して行く
易しい尾根道が続く 前方に展望地が見えてきた その展望地に着くと、灌木が育っていた
展望は悪くなっており、薬師峰を見る程度だった 山頂は今少し先立った 山頂が目前になった

大倉山の山頂に着
いた 以前よりも
雑草が減っている
感じがした

山頂の三等三角点
(点名・大倉山)
を見る
山頂から南東方向を見る 足下は福崎東洋ゴルフ倶楽部だった 善防山の方向を少し大きく見る
上の写真に写る高倉山を大きく見る 南に見えたのは福崎工業団地だった 山頂では標高が書かれた標柱を見た
山頂で休んでいると、いっとき陽射しが現れた 下山は北東尾根に入った この尾根にもはっきりとした尾根道が付いていた
この尾根でも送電塔(鶴居支線9番)に出会った 送電塔の先は、尾根道が少し荒れてきた 木々の隙間から明神山を
木々の隙間から薬師峰を見る 少し荒れてはいても目印テープは続いていた 振り返って山頂を眺めた

下るうちに北の
山並みが見える
ことがあった

尾根道は細々と
続いた

ゴルフ場を近く
に見るようにな
った

左の写真に写る
畑山を大きく見

緩やかなまま麓が近づいてきた 中小企業大学校を下る方向に見た 最後は草ヤブの中を歩いた
登山口に出てきたが、目印は何も無かった 近くに中小企業大学校が見えていた 車道を北へと歩いて行く
最初に歩いた車道に繋がる道に合流した 真っ直ぐ西に向かうようになった 右手の峠道に入って駐車地点に近づいた