TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨 
 
観音山    かんのんやま 387.2m 多可町
 
1/2.5万地図 : 中村町
 
【2023年6月】 No.3 2023-114(TAJI&HM)
 
    八千代区大和より  2023 / 6

 多可町八千代区の観音山を楊柳寺からのコースで登ろうと向かったのは2023年6月の第四土曜日のこと。前回は野間山から尾根歩きで訪れており、楊柳寺からとなると24年ぶりだった。楊柳寺に近づくと柳山寺農村公園が現れて、大勢のお年寄りがゲートボールを楽しんでいた。その公園の前に時計が目立つ「ふれあい棟」が建っており、そばの空き地に何台もの車が止まっていた。車はゲートボールを楽しむ人のものと思われたので、空いているスペースにことらも駐車とした。楊柳寺の標識があり、それに従って楊柳寺へと近づいた。山門が現れると、その先は長い石段が待っていた。境内に着くとそこに建っていたのは鐘楼だった。その鐘楼の近くに遊歩道の標識が立っており、それを見て本堂には向かわず遊歩道を登って行くことにした。落ち葉が積もって軟らかさのある遊歩道だったが、傾斜は適度で無理なく登って行けた。丸太の階段も現れたが、作られてから年数が経っているためか朽ちている所もあった。その遊歩道の途中で分岐点が現れて、右手方向は千年広場となっていた。距離は70メートルだったのでそちらに向かったところ、広場に出ることも無くまたコースに戻ってきた。次に奥ノ院への道がこれも右手に分かれたが、そちらには向かわず山頂を目指した。そして鐘楼の位置から33分で山頂に到着した。山頂には東屋が建っており、「山頂展望台」の名が付いているだけに展望も悪くなかった。主に東と西の方向が眺められて、目立っていたのは北の千ヶ峰や東の西光寺山だった。梅雨どきながらこの日の視界は澄んでおり、稜線がくっきりと眺められた。東屋の中で昼休憩を過ごすと、下山は山頂から南東へと向かっている登山道に入った。その登山道もはっきりとした道で、スムーズに下って行けた。そのまま南東に尾根を辿ればもう一つの東屋が建つピークに着くのだが、分岐点が現れると西へと下山方向に向かった。また標識が現れたが下る方向の小径に標識は無かった。その行き先が示されていない方向への小径に入った。楊柳寺に繋がっていると思えてだった。下っていると足下に寺院の屋根が見えてきた。麓はまだ先だったので何の建物かと思っていると、それが奥の院だった。奥の院の先はコンクリート舗装された小径で、石仏が点々と置かれていた。その石仏と対峙するように小径を挟んで街灯が立っていた。すっかり参道を歩く雰囲気だった。その参道を歩いて楊柳寺本堂の前に下り着いた。そこから鐘楼までは僅かな距離だった。また長い石段を歩いて麓へと下りて行った。観音山は麓から歩いてこそ味わいがあると思えたこの日だった。
(2023/7記)
<登山日> 2023年6月24日 11:03「ふれあい棟」のそばよりスタート/11:12楊柳寺鐘楼前/11:28千年広場コース分岐点/11:45〜12:29山頂/12:49奥の院/13:08鐘楼前/13:17駐車地点エンド。
(天気) 雲の多い空で、晴れたり曇ったりだった。山頂の気温は26℃。ときおり涼しい風を受けた。視界は良かった。
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柳山寺農村公園の前に建っていたのは「ふれあい棟」だった その駐車場に車を止めた 観音山へと向かった すぐに楊柳寺の標識が現れた それに従って楊柳寺に向かった
楊柳寺の山門前に立った 山門を通って石段を登って行く 境内に入ると鐘楼が建っていた
鐘楼の近くにこの標識を見た 遊歩道の名が付く登山道に入った すぐに害獣除けゲートを通った
緩やかな登山道を登って行く 尾根方向へと西へと歩いた この標識が現れたとき、千年広場に向かった
千年広場まで70mだったので、すぐに着くと思っていると 千年広場には着かずに、なぜか尾根コースに戻ってきた 次に奥の院への道が分かれたが、寄り道はせず山頂へと向かった
山頂方向は「観音山」では無く「山頂展望台」だった 丸太の階段は老朽化が目立った 丸太の無い所もあった 山頂が目前になった

山頂に建つ東屋が
見えてきた

山頂に着いて、東
屋で休憩とした

東屋の前は開けて
おり、三角点が設
置されていた

三等三角点(点名
・観音山)を見る

東屋の前からは展
望が楽しめた

南東から南西にか
けてを眺めた
上の写真に写る鎌倉山を大きく見る 上の写真の右に続く風景を見る 南西から西にかけての風景だった
広く眺められたのは北から東にかけてだった

上の写真に写る千
ヶ峰の方向を少し
大きく見る

西光寺山の方向を
眺めた その手前
は木谷山の尾根だ
った
石金山を大きく見る 南東方向には数曽寺山塊が望めた
下山は南東尾根に入った こちらの道も遊歩道と呼べる道だった 尾根道を東屋の位置まで歩かず、下山コースに入った
始めは西へと歩いたが 途中で南西へと向かえる登山道に入った 中腹辺りで、お寺の屋根が見えてきた
そこが奥の院だった 奥の院から先は参道を歩く雰囲気となった 点々と石仏が置かれていた
東屋には静香安(じょうこうあん)と名が付いていた 石仏の道が続く 石仏と対峙して電灯が点々と立っている所を通った
「閼伽井」の近くを通った 害獣除けゲートの先に伽藍が見えていた 伽藍は楊柳寺本堂だった
近くに建っていたのは阿弥陀堂だった 山門の方向へと歩いた 鐘楼の位置に戻ってきた
山門へと長い石段を下った 山門が近づいた 車道に出ると「ふれあい棟」まで僅かな距離だった