TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
的場山    まとばさん 394.1m No.10 たつの市
 
鶏籠山    けいろうざん 218m No.5
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2020年4月】 2020-69(TAJI&HM)
 
     たつの市誉田町長真より  2020 / 4

久々に的場山を両見坂からのコースで登ろうと向かったのは2020年の4月24日のことだった。新型コロナウィルス禍で外出自粛要請が出ている最中だったが、人のいない所で運動するのであれば問題ないと考えて出かけた次第だった。龍野公園に入るとモミジ谷の入口に近い龍野神社の駐車場に車を止めた。そばには聚遠亭があったが、営業は自粛していた。まずは紅葉谷へと向かうが、平日と言うこともあり誰とも会わなかった。紅葉谷の遊歩道に入ると、いっそう静かだった。その紅葉谷は新緑の盛りになっており、曇り空の下ながらその美しさは十分に楽しめた。遊歩道を登りきって両見坂の登山口に着くと、そこは的場山の登山口であるだけでなく、鶏籠山の登山口でもあった。そこで先に鶏籠山を登ることにした。その鶏籠山の登山道は紅葉谷の遊歩道の続きを歩く感じで、優しく登って行けた。10分も登れば山頂到着となった。その頃には空は明るくなっており、うっすら陽射しが現れる中で少時山頂で休憩とした。鶏籠山から両見坂登山口に戻って来ると、いよいよ的場山へと登山開始した。このコースはきつい坂が続くとあって、気持ちの良い汗をかきながら登って行けた。途中シダが増えることもあったが、登山道を歩く妨げにはならなかった。300mピークに付くとそこは少し展望があって、的場山の山頂が眺められただけでなく、東の方向は足下に揖保川の流れを見た。また北の方向も見えたが、そちらの空は暗かった。その暗い空が南へと広がってきたのか、山頂へと近づいていると小雨がぱらついてきた。どうなることかと思っていると小雨はすぐに止み、逆に青空が現れてそれがどんどん広がってきた。そして山頂に着いたときは、上空はすっかり晴れていた。これでこの後は晴れになるのかと思っていると、山頂で休むうちにまた曇り空に戻ってしまった。何ともきまぐれな空だった。下山は野見宿禰神社経由で龍野公園へと下るコースに入った。始めは緩やかな下り坂で、周囲に点々と岩を見るようになると、そこに以前は見なかった「台山ロックガーデン」の標識を見た。その先で急坂下りが始まって、どんどん下って行くことになった。両見坂コースも急坂だったが、こちらのコースはそれ以上の急坂に思えた。その急坂をほぼ下りきった所に野見宿禰神社が建っているのだが、そこが様変わりしていた。以前はこんもりと木々が茂っていたのだが、その木々がきれいに伐られて、すっきりと展望地に変わっていた。おかげで龍野市街が一望だった。その先は石段となり、芝生公園の前まで来たとき道は二手に分かれた。そこは右手の道をとると砂防ダムのそばを通って龍野公園内を通る車道に下り着いた。そこから駐車地点までは5分の距離だった。
(2020/5記)
<登山日> 2020年4月24日 10:49龍野神社駐車場スタート/10:52紅葉谷遊歩道入口/11:03両見坂登山口/11:12〜17鶏籠山/11:27両見坂登山口/11:43尾根の展望地/12:00〜17的場山/12:39野見宿禰神社/12:52車道に合流する/12:57駐車場エンド。
(天気) 概ね曇り空だった。ときおり雲間から陽射しが漏れたり、逆に黒雲が広がって小雨のぱらつくときがあった。的場山の山頂に立ったときは青空が広がったが、少し経つと曇り空に戻った。どちらの山頂も気温は12℃ほどだった。的場山では冷たい風をやや強く受けた。視界はうっすらとしていた。
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龍野神社の前に車を止めて、神社の方向を見上げた まずは石段を下って、公園内を通る車道へと向かった 車道に出ると紅葉谷の方向へと歩いたが人影は無かった
紅葉谷の遊歩道に入った 東屋のそばを通った 紅葉谷も人影は無かった 遊歩道は緩やかに続いた
周囲の木々はカエデが多かったが、新緑が美しかった 新緑の木々を見上げた 両見坂に近づいた
両見坂に着くと、先に鶏籠山に向かった 緩やかな上り坂だった まだ遊歩道と言えそうだった 登るうちにうっすら陽射しを受けるようになった
「竪堀の跡」のそばを通った 山頂が近づいて、石垣が現れた 木々の隙間から的場山の山頂を見た

(←)
鶏籠山の山頂に着
いた 以前と変わ
らず落ち着いた佇
まいだった

 (→)
  山頂に本丸跡の標
  識を見た
5分ほどの休憩で歩いてきた道を引き返した 下っている途中、北の方向が望めた 左の写真に写る黒尾山を大きく見る
緩やかな道は下りはいっそう楽だった 北東に揖保川を見た 両見坂が近づいた

両見坂に戻ってき


両見坂石灯籠を見

今度は的場山の登山同位入った こちらは純然たる山道だった 登山道はきつめの傾斜で続いた
シダが増えてきたが、登る妨げにはならなかった シダは直ぐに減ってきた 山頂まで700mの標識を見る
この岩の多い所を越して300mピークに出た 300mピークは展望があり、たつの市街が眺められた 北の空はすっかり暗かった
300mピークの先で緩やかに下る 小雨が降ってきた 東の方向も雨のようだった まだコバノミツバツツジの花が残っていた
小雨は直ぐに止むと、今度は陽射しが現れた 山頂が近づくと、ごく緩やかな尾根歩きとなった 山頂が間近になって、左手に電波塔を見た

(←)
最後は階段道だっ


 (→)
  的場山の山頂に立
  った 陽射しを受
  けて明るかった
山頂の三等三角点(点名・的場山)を見る 上空は青空だった 山頂のそばからは北の方向に展望があり、亀山を見た

南東方向にも展望
があった

この日はうっすら
とした視界だった
が、城山を見た
南西方向に見える御津山脈は暗かった そちらの黒い雲が、一気に上空まで広がってきた その空を見て下山とした 始めは往路を戻る
右手に電波塔が現れると、そちらに近づいた その電波塔のそばから始まる小径に入った 岩の多い所が現れた
そこには以前は見なかった標識を見た このコースは野見宿禰神社に通じる道だった 急坂の下りが始まった
周囲がシダ帯になることがあった 「大観峰」と名付けられた所が現れた そこは展望地で、龍野市街がすっきりと眺められた
急坂下りが続く また陽射しを受けるようになった 登山道は石の露出が多く、少々歩き難かった 開けた所が現れた

(←)
そこは野見宿禰神
社だった すっか
り木々が伐られて
いた

 (→)
  祠がすっかり露わ
  になっていた
後は石段を下って行く 鶏籠山はすっかり新緑色だった 公園の前に出ると、道は二手に分かれた
右手の道に入ると、コンクリートの道として続いた 途中からは階段状の道になった 周囲の緑が美しかった
龍野公園の道に入ると、龍野神社を目指した 前方に鶏籠山を見るようになった 駐車場へと繋がる聚遠亭への道に入った