この7月に登ったときは、すくね茶屋横の駐車場を起点に往路は尾根コースを登り、下山は谷コースを下っていた。往路コースは問題無かったが、下山で歩いた谷コースは急坂部で滑り易さがあり、足下に注意を必要とした。そのときの感想として、逆順路で歩く方がスムーズではと思えた。それを実行しようと向かったのは、5ヶ月後の12月中旬のこと。この日は曇りの予想だったが、雲は多いものの青空もあって、晴れと呼べそうな空だった。前回と同様にすくね茶屋横の駐車場に車を止めた。そして谷コースに向かった。すくね茶屋のそばを通ると、配水池の先で広い道から登山道に入った。後は道なりだった。季節がら落ち葉が多いため、登山道は少し分かり難くなっていた。それでも谷筋を登って行くだけだったので、多少登山道を外れてもすぐに正しい道に戻ることになった。このコースを往路コースとすると、しっかり登る感があるだけでなく、下りのときの滑ることへの気遣いが必要で無いので、冬場は往路コースとする方が正しいように思えた。登山口に入って30分で尾根コースに合流すると、すぐに舗装路に出た。その放送路を歩いて山頂に立ったのは、駐車場を離れてから35分後だった。軽く汗をかく感じで登って来られた。山頂は陽射しが届いており、一つあるベンチで休憩とした。山頂から見る瀬戸の海は、家島の手前が眩しいぐらい光っていた。北はと見ると、亀山は明るかったが、その背後は黒い雲が広がっていた。山頂で20分ほど休むと、下山は予定通り尾根コースに向かった。舗装路を離れて登山道に入るまでは往路コースと同じで、すぐに分岐した尾根コースへと入った。尾根コースはほぼ緩やかな道で続いた。「大窓」に着くとそこは展望があり、南の方向が広く眺められた。その「大窓」の先だけやや急坂があり、天祇神社のそばに下りてきた。後はずっと緩やかな道だった。往路としても楽な道だったが、下山コースとするといっそう楽な道だった。おかげでごく気楽な感じで駐車場に戻ってきた。
(2025/1記) |