◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <西播磨編> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
相場ヶ裏山 そうばがうらやま | 394.6m | 備前市(岡山県) 赤穂市 |
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1/2.5万地図 : 備前三石 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2011年5月】 | 2011-48(TAJI) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
百間岳より 2009 / 3 |
赤穂市と備前市を限る県境尾根に三等三角点(点名・帆坂)を持つ395mピークがあるが、2009年3月に百間岳を登ったときから気になっていた。いつかは登ろうと考えていのだが、「旗振り山」の本を手にしたとき、その山が旗振り山で、三石町(現備前市)では相場ヶ裏山と呼んでいたことを知った。その本の記事によると、山頂へのルートとして帆坂峠を僅かに岡山県側に入った所にある夜泣地蔵から北へと沢沿いを登っていた。地形図「備前三石」を取り出して395mピークを眺めると、そのルートが一番容易そうだった。そこでこちらも夜泣地蔵から登ろうと向かったのは、2011年5月連休のほぼ中日となる5月2日だった。パートナーは仕事とあって、一人で向かった。この日は晴れのはずなのだが、黄色くモヤがかっており、何とも視界の悪い空だった。どう見ても黄砂の影響かと思われた。山陽自動車道を赤穂ICで下りると、後は県道96号線を西に向かって走ると、帆坂峠までは数分の距離だった。峠を越えて岡山県側に入ると、すぐに夜泣地蔵が現れた。県道を挟んで南側の路肩スペースがその駐車場になっていた。そこに車を止めるが、他に車は無かった。県道を渡って夜泣地蔵の参道に入ると、5月だと言うのに山桜が満開だった。そばに小さな沢が続いている。すぐに夜泣地蔵の前に出たが、そこから先の道が見えなかった。そこで沢を覗くと、沢床が歩き易そうだった。その沢へと降りる階段もあったので、沢の中を歩いて行くことにした。水の流れがか細いので、沢歩きと言えども、無理なく歩いて行けた。その沢歩きだったが、歩き出してすぐに左手に小径が付いているのが見えた。やはり夜泣地蔵から始まる小径があったようだった。後は小径を歩いて行くことにした。その後の登山の様子は下の写真日記で見ていただくのが分かり易いので、登山の詳細は省略するが、登山道もすぐにヤブっぽくなったので、後は歩き易い所を選んで沢の中を歩いたり、また小径を歩いたりと、方向だけを間違わないように注意して適当に登ったが、結果としては軽いヤブコギ程度で山頂に立てた。そのヤブコギをしたことで山頂に立つまでに1時間半がかかってしまったが、ヤブ山登りと考えれば、特に厳しさは無かったと言える。少し残念だったのはこの日の視界が悪かったことで、山頂には展望地があったのに、近くの山を見るのがやっとだった。少し苦労をしたと言えば下山のルートで、始めは尾根なりに下っていたのだが、シダヤブに突っ込んでしまった。尾根には細々と小径が続いているようだったが、それを辿ってもヤブコギ状態には変わりないので、途中からは右手の沢を目指して南西方向へと下った。そして沢に着いたときは、ほぼ夜泣地蔵に近い位置だった。 この日の登山を考えてみると、どうも沢の中を歩いていたときが一番面白かったようだった。それならば沢歩きを楽しみとして、夜泣地蔵の位置からずっと沢を歩くのもコース設定として面白いのではと思えた。そして沢が消えたい位置から山頂へとヤブコギで向かえば良さそうだった。次回はいつになるか分からないが、その考えで、視界の良い日に再訪も悪くないと思えたこの日の登山だった。 (2011/5記)(2021/4改訂) |
<登山日> | 2011年5月2日 | 12:46夜泣地蔵入口スタート/12:54堰堤/13:20沢が二手に分かれる/13:28〜32斜面の展望地/14:00〜07手前のピーク/14:15〜35山頂(近くの展望地での休憩を含む)/15:22堰堤/15:28エンド。 | |
(天気) | 晴れのはずなのだが、黄砂がひどく、黄色い空だった。視界は全く悪く、近くの山も薄ぼんやりとしていた。気温は20℃、風は無し。湿度が低いようで、からっとしていた。 | ||
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