TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨
 
点名・桜山 399.1m 佐用町
美作市(岡山県)
 
1/2.5万地図 : 佐用
 
【2014年5月】 2014-47(TAJI&HM)
 
   美作市宮原より  2014 / 5

 この日の主目的は佐用町の目高集落から後山へのミニハイキングで、それを終えたのは11時前だった。その後は近くの他の山へ向かう予定だったが、どうせならまだ登っていない山を、それも兵庫岡山県境の山を登りたいと考えた。そこで適当な山はないかと「佐用」の地図を眺めて見つけたのが、桜山集落の北にある399mピークだった。その399mピークへのアプローチだったが、桜山集落から登るよりも北側の岡山県美作市側から登る方がコースとしては分かり易いと思えて、岡山県側に回って登ることにした。県道240号線を江川郵便局の先で離れて、県道161号線に入った。西へと走り、淀集落を抜けた先が県境で、岡山県側に入って少し下った所に路肩スペースを見たので、そこに駐車とした。時間は12時前になっていた。地図ではその辺りより破線路が南の方向に県境を越えて桜山集落へと続いていたので、それを登って行くことにした。その破線で示された道は駐車地点のそばより始まっており、ごく細い道ながらはっきりとしていた。放置された棚田のそばを登って行くと、10分ほどで県境尾根に達した。その辺りは少し展望があり、那岐山が眺められて、那岐山が遠くないことが分かった。その県境の位置から目的とする399mピークが見えていたので、県境越えの小径を離れてそちらに向かった。399mピークへは東側から取り付くことになったが、一帯はヤブになっていた。適当に登るしかないと、灌木とササのヤブに突っ込んで、灌木を掴みながら登って行った。ヤブと言っても密集はしていなかったので、空いた所を選びながら登ると、特に厳しくもなかった。取り付いてから10分もかからず尾根に出た。山頂から北に延びる尾根で、そこには細々とながら尾根道が付いていた。その尾根道を辿ると、僅かな時間で山頂に着いた。そこは狭い範囲ながらも開けており、那岐山方向に展望もあって休むには良い所だった。季節は5月。渡る風が快いばかりの涼しさだった。その風を受けながら遅い昼とした。そして昼食後は展望を楽しんだ。この日の視界は悪くなく、那岐連山がくっきりと眺められた。また西の方向には、うっすらとながら泉山も見えていた。他にも少し樹林に妨げられながらも後山から駒ノ尾山、黒尾山なども見えて、なかなか悪くない山だとの印象を持った。山頂で30分ほど過ごすと、後は下山だった。辿ってきた北からの尾根を、ずっと下ることにした。尾根道は細々と続き、これが399mピークへの正しいコースではと思われた。尾根道は麓が間近になると急斜面となったので、比較的緩やかな左手方向へと下った。最後だけ急斜面となったが、無難に小径に下り着いた。近くに堰堤が見えていた。小径を北へと歩くと、すぐに林道に合流した。その位置が尾根端だった。特に急斜面でも無かったので最後まで尾根筋を下っても問題なかったようだった。後は林道を東へと歩くと、県道161号線に合流した。そこから駐車地点までは、僅かな距離だった。
(2014/6記)(2020/12改訂)
<登山日> 2014年5月17日 11:58スタート/12:09県境/12:38〜13:14山頂/13:32堰堤のそばに下り着く/13:41エンド。
(天気) 快晴。昼となっても気温は23℃とあまり上がらず、空気が爽やかだった。風が弱く吹いており、十分な涼しさだった。視界は良かった。
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県道161号線を離れて、県境越えの小径に入
った
小径に入る前に今越えてきた東の県境方向を眺
めた
県道そばの水田は田植えが終わったばかりだっ
小径ははっきりしていた 右手は放置された棚田だった  県境が近くなるとササが増えてきた

 展望が現れて北西
 の方向に那岐山が
 望めた






 県境に着いた 小
 径は兵庫県側へと
 更に続いていた
県境の近くからは西に399mピークも望まれた その399mピークへと向かった 399mピークの東面はヤブになっていた
灌木とササのヤブを適当に登った 尾根が近づいた 尾根に着くと、細々と尾根道が付いていた
すぐに山頂が見えてきた 山頂は狭いながらも開けていた 山頂の三等三角点(点名・桜山)を見る
山頂からは那岐山方向に展望があった 近くの木に登ると、見える範囲が一気に広がった

 那岐連山を大き
 く見る


   袴ヶ山を大きく
   見る

 泉山がごくうっす
 らと見えていた

   立つ位置を変える
   と後山の尾根も眺
   められた

 北東には黒尾山か
 ら水剣山までが望
 めた

   水剣山を大きく見
   る
南東向かいに同じ県境ピークの410mピーク
を見る
大撫山の山頂に建つ西はりま天文台が見えてい
南の方向に船岩を見る
山頂の青葉を眺める 山頂を南側から眺めた 下山は北に向かう尾根をずっと下ることにした
自然林の尾根だった 細々と尾根道があり、無理なく下って行けた 樹間から鈩(たたら)集落が望まれた
麓の林道が見えてきたが、最後になって傾斜が
ましてきた
左手の方が緩やかだったため左手側を下ると、
こちらも最後は急斜面だった
小径に下りたって北へと歩くと、すぐに林道に
合流した
林道を東へと歩く 県道161号線に合流する位置にはクサリが張
られていた
後は県道を県境方向に歩いた 駐車地点までは
僅かな距離だった