6年ぶりの日光寺山は、また南面側の管理道路を歩いて山頂を目指すことにした。播但道で福崎町を目指すも、途中の船津ICで降りて、徐々に東田原地区に近づいた。東田原地区に入って管理道路に車を進めると、すぐに現れたのが百町池だった。そこには数台分の駐車スペースがあり、数台の車が止まっていた。その車は池で魚釣りを楽しんでいる人のものだった。残ったスペースに車を止めて管理道路歩きをスタートした。駐車地点から山頂近くにある日光寺まで2kmの距離だった。山頂までなら2.5kmほどと思われた。管理道路は舗装路としてずっと続いた。山頂近くに日光寺があるためか車道は一般車も通行出来るので、山上方向に向かう車がそばを通った。低山だけにまだきれいに色付いている木を見かけた。登るうちに展望の現れることがあり、南西から西にかけてを広く見ることがあった。また日光寺山から西に延びる尾根も眺められた。その車道歩きで中腹まで上がると、左手に東屋が現れたので一休みとした。展望があり南の方向に畑山の尾根を見た。山頂方向を見ると、日光寺が見えていた。車道歩きを続けると左手に日光寺への近道が現れた。その道は山道になっており、日光寺まで400mだった。その道に入らず車道歩きを続けると、もう一度日光寺への道が現れた。こちらは車の通れる道だった。その分岐点の近くに墓石がいっぱい集まっている所があり、そこは展望地になっていた。そこも道中にあった展望地と同じく南の方向が広く眺められた。管理道路はすっかり林道の様相になったがまだまだ舗装路で続いており、山頂が近くなると二手に分かれた。そこは山頂に近づける左手の道を登って行く。そして墓石の並んでいた所から10分ほど登って山頂に建つ電波塔の前に着いた。そこに車が3台止まっているのが見えた。人も立っており地元の人のようだった。山頂に建っていたのはNHKの福崎放送所で、その奥が一段高くなっており、そこにも通信設備があり、その傍らに山名標識と四等三角点(点名・日光寺)を見た。山頂はけっこう冷えており、木陰では10℃を下回っていた。山頂では陽射しの当たっている所で休憩とした。以前と同じく展望は良くないと思っていたのだが、北の方向に木々の空いた部分があり、そこからは北東方向に笠形山を北西方向に暁晴山を見た。休んでいるうちに山頂の車は去って、静かな山頂となった。休んでいたのは35分ほど。下山は管理道路を戻るのみ。その下山では日光寺に立ち寄ってみた。本堂の前には立たなかったが、境内のカエデがきれいに紅葉しているのを見た。その日光寺からは近道コースに入った。その小径は石仏の道になっており、短い間隔で石仏が置かれていた。小径は途中から荒れてきたので、無理に進むことはせず、そばに見えていた管理道路に上がった。後はひたすら管理道路を歩いた。展望のあるうちは良かったが、展望が現れなくなると少々退屈さを感じながらの下りとなった。そして山頂を離れてから50分で駐車地点に戻ってきた。百町池では午前と同じく魚釣りが続けられていた
(2022/12記) |