TAJIHM の 兵庫の山めぐり <丹波 
 
荒木山  (荒木権現山) 416m 福知山市(京都府)
丹波市
 あらきやま
1/2.5万地図 : 福知山西部
 
【2023年7月】 2023-129(TAJI&HM)
 
   市島町中竹田より  2023 / 7

 荒木山を二ヶ月前に一度は目指したのだが、その日は5月とは思えぬ暑い日で、東隣の室山には立ったものの荒木山への縦走は断念していた。その荒木山を7月に入って改めて目指すことにした。中旬の17日のことで、この日は二ヶ月前よりも更に暑い日だった。コースは縦走では無く、南麓の中竹田集落からピストン登山とすることにした。
 中竹田集落に着いたのは10時前だった。気温は既に33℃になっていた。その暑い空の下で荒木山がくっきりと眺められた。熊野神社辺りから登ろうと考えていたので、熊野神社に向かった。神社に着くとそのそばがゲートボール場となっており、駐車出来そうなスペースもあったのでそこに駐車とした。また近くに登山道を見たので、すんなりとスタート出来ることになった。登山道に入るとすぐに害獣除けゲートを通った。登山道は荒木峠に通じると予測しており、その通りに進んでいたところ、真新しい堰堤が現れるとその辺りで道は不確かになってしまった。そこで辺りを探ったが登山道は見えなかった。そこで堰堤の上流部を少し歩いた後、左岸側に移った。そして急斜面を登って近くの尾根を目指した。あえぎながら登って尾根に着くと、そこに登山道を見た。どうやら登山道は続いていたようだった。合流点で小休憩をとった後、登山道歩きを開始した。登山道は地形図には描かれていなかったが、はっきりとした道だった。GPSで確認すると、確実に荒木峠に近づいていることが分かった。荒木峠に着くと峠の地蔵さんが迎えてくれた。荒木峠でも長休憩をとると、おもむろに県境尾根歩きに移った。尾根筋に出るとそこにもはっきりとした尾根道があり、西へと辿って行くだけだった。始めは傾斜がややきつかったが、すぐに緩んで易しい尾根歩きとなった。ただ荒木峠までと同様に展望の無い尾根歩きだった。標高が300mを越えてくると傾斜が増してきたので、一度長休憩をとってから斜面をしっかり登った。そして荒木峠から40分近くかかって山頂に到着した。途中の休憩を覗けば歩いていた時間は20分少々だったと思えた。山頂は平らに開けており、ケルンが作られていた。山頂らしさはあったが、道中と同じく展望は無かった。それでも木陰は多くあり、休むには良い所だった。その木陰で暫し休んだ後、少しは展望を得ようと辺りを探ってみると、木々の隙間からながら北に三岳山や鬼ヶ城を見ました。なお山頂には尾根続きの親不知を示す標識があり、親不知まで1時間とあった。山頂で1時間ほどの休憩を終えると、下山は往路を引き返した。下り坂とあって県境尾根歩きはけっこう気楽だった。荒木峠に戻ると、後は熊野神社に向かうのだが、登山道のままに下ればどこに出るのかに興味があった。その気持ちで下って行くと、合流点を過ぎても道ははっきりしていた。どのように麓に着くのかと思った矢先、突然登山道は終わることになった。その先は堰堤工事で作られた急斜面になっており、どうやら堰堤工事で登山道は無くなっていたようだった。そこで適当に下って堰堤に下りると、堰堤を横切った。その先で最初に歩いた登山道に合流することになり、無事熊野神社に戻ってきた。どうやら登山コースは堰堤工事で寸断されてはいたが、その部分を除けば熊野神社からのコースとして荒木峠経由で荒木山まで続いていたようだった。この荒木山登山を終えての感想は、山頂の展望を良くして登山道を今少し整備すれば、荒木山は端正な山だけに人気が出るのではと思われた。
(2023/8記)
<登山日> 2023年7月17日 10:11熊野神社スタート/10:18堰堤/10:30登山道に合流/10:37〜56荒木峠/尾根の途中で長休憩をとる/11:32〜12:34山頂/12:51〜13:08荒木峠/13:23堰堤/13:27熊野神社エンド。
(天気) 晴れ。山頂の気温は30℃。風は僅かにあり、少しは涼しさを感じた。視界は少しうっすらしていた。
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熊野神社の鳥居前に着いた 額を見ると「熊埜権現」だった 神社の横はゲートボール場になっており、そこの駐車場に車は止めた まずは参道を歩いて本殿に向かった 本殿の前に立った
ゲートボール場を横切ると、登山道を見た 登山道に入った はっきりとした道だった すぐに害獣除けゲートが現れて現れて通過する
順調に進んで行けると思っていたのだが 堰堤が見えると、登山道は不確かになってしまった 堰堤のそばに立ってみた
もう一つ堰堤が作られていた 堰堤の上流側を少し歩いた 右手の斜面に取り付いて尾根を目指した
尾根に着いて登山道に出会った 予定通り荒木峠に近づいた 荒木峠に着くと、倒木があって雑然としていた
峠には地蔵さんが置かれていた 県境尾根へと向かった 県境尾根はやや急坂だったが、自然林に包まれていた
登るうちに尾根は緩んで易しく歩けるようになった 周囲の樹林に切れ目は無く、展望の無い尾根歩きだった 山頂が近づいて、また尾根の傾斜が増してきた
(←)
荒木山の山頂に着
くと、そこは広く
開けていたが展望
は無かった

 (→)
  ケルンがあり荒木
  権現山の山名標識
  が立っていた

(←)
親知らずまで1時
間との標識もあっ


 (→)
  陽射しが消えたと
  きに改めて山頂を
  眺めた
展望の無い山頂のため、木々の隙間から周囲の山を確認した 南南東方向に妙高山を見る 北東方向は京都丹波の山だった 鬼ヶ城を見る 北に三岳山を見る
三岳山の左手を見る 姫髪山の左手後方に見るのは伏見山だった 山頂で1時間の休憩を終えると、往路を引き返した
県境尾根を淡々と下った 荒木峠に戻ってきた 峠の地蔵さんを改めて眺めた
峠を離れて熊埜神社側に向かった 往路の合流点を過ぎても登山道は続いていた 右手に堰堤が見えてきた
堰堤に向かい出すと、道はスパッと無くなっていた
堰堤工事で登山道は消滅したようだった
急斜面を下って堰堤に下りてきた 堰堤は立入禁止だったが、水は僅かしか流れていなかったので、何の危険も無く渡れた
堰堤のそばから荒木山を見上げた ゲートの位置に戻ってきた 駐車地点となる熊野神社横の広場が見えてきた
駐車地点のそばから南東方向を眺めた 駐車地点を離れた後、中竹田集落から荒木山を眺めた