◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <摂津編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大谷山 おおたにやま | 417m | 三田市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 藍本 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2023年8月】 | 2023-138(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
三田市須磨田より 2023 / 8 |
千丈寺湖の北に位置する大谷山を意識したのは2021年1月の須磨田三山登山でのこと。三つ目の山として遠城寺山を登り終えた後に武庫川沿いを東へと戻っていると、前方に見えていたのが大谷山だった。そのなだらかな山容はいかにも登り易そうだった。 2023年の夏は猛暑日が続いて、低山ハイクには不向きな天気だった。それでも山歩きをしたく、易しく登れる山を考えたときに大谷山が思い浮かんだ。地図を見ると南尾根に破線路が描かれており、山頂まで続いていた。ネット情報を見ても期待通りに易しく登れそうだった。そのネット情報では大谷山を足がかりにずっと北まで縦走しているようだったが、猛暑の中の登山を考えたとき、大谷山だけを南尾根のピストンで登ることにした。向かったのは8月の第一金曜日のこと。その日も朝から快晴だった。大谷山の南麓側、下青野には下青野公園があり、そこに広い駐車場を見た。おかげですんなりと駐車出来ることになった。既に11時になっており、気温は36℃まで上がっていた。その炎天下を登山口へと向かうが、ほぼ体温に近い天気の下を歩くのは、なかなかの厳しさだった。下青野交差点を折れて西へと向かうと大堰橋を渡った。橋の上からは千丈寺湖北端の風景が眺められた。橋を渡った先で水路の高架橋が見えると、その手前が登山口だった。幅広の山道が始まっていたが、それは大谷山の東側を通る山裾道で、すぐに小径が左手に分かれた。小径に入って尾根の方向に向かうと、小径は水路に沿うようになった。その水路が直角に曲がる位置より登山道が始まっていた。ちなみに水路が屈曲した先が高架となる水路橋だった。登山道は急坂で始まっており、その急坂部分は滑り易く注意が必要だった。それも程なく緩やかになると易しく登れるようになった。暑い中の登りとあって、ゆっくりゆっくりを心がけて登った。一部でシダの茂る所があったが、ヤブと言えるほどでは無かった。尾根は雑木に覆われており、ほぼ展望の無い登りだったが、ときおりは木々の空いた所から東向かいの千丈寺山が眺められた。その登りはずっと上り坂では無く、途中で小さなピークを越すと緩く下り、その先で登り返して山頂到着となった。真夏の登山だったが、緩やかな道と木陰のおかげで休むこともなく登れて、登山口から30分での到着だった。山頂も展望は無かったが、木陰は十分にあり、その木陰で体を横たえて休んだ。ときおり涼しい風も現れて良い感じで休むことが出来た。一休みを終えると今少し北へと歩いてみた。山頂展望を求めてだったが、やはり木々の切れ目からちらりと見えるだけだった。そこで登れそうな木を見つけて登ってみると、千丈寺山が尾根歩きで見たときよりも広く眺めることが出来た。また木々の隙間からながら北に奥山を、西に虚空蔵山が眺められた。山頂で2時間近く休むと、予定通り往路を戻って下山とした。緩やかな尾根を下るとあって気楽な下山だった。その下山では往路では気付かなかった千丈寺湖の展望が得られることになった。その千丈寺湖の背後には六甲最高峰も見えていた。その千丈寺湖の展望地は二カ所あり、もう一カ所からは羽束山辺りも眺められた。その順調な下山でアクシデントが起きた。パートナーが何かに躓いて手をついたとき、枝に手を突き刺してしまった。血がどんどん流れてきたのには焦ったが、何とか止血をして下山を続けた。麓に戻って来るとやはり36℃を越す暑さで、まさに猛暑だった。その陽射しに苦しめながら下青野公園へと戻った。 (2023/8記) |
<登山日> | 2023年8月4日 | 11:04下青野公園駐車場スタート/11:13登山口/11:58〜13:42山頂/14:31登山口/14:39駐車場エンド。 | |
(天気) | 晴れ。雲は少し多いものの、快晴とも言えそうだった。麓の気温は36℃で、山頂は32℃だった。涼しい風をときおり受けて、まずまずの過ごし易さだった。視界は良かった。 | ||
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