TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨
 
深山    みやま 420m 加西市・市川町
 
1/2.5万地図 : 北条
 
【2015年6月】 No.3 2015-58(TAJI)
 
   加西市畑町より  2015 / 6

 播但道を北へと走って福崎町が近づいてきたとき、笠形山の手前に日光寺山と深山の並ぶ姿が目立ってくるが、その二つの山はペアで登られることが多いようである。それを深山だけにしぼって登ろうと向かったのは、2015年6月の第三日曜日のことだった。深山へは南側からアプローチしようと、播但道を福崎北ランプで降りると、県道23号線を東へと走った。加西市に入り畑町まで来ると、「ゆるぎ岩」の案内標識が現れたので、その位置で県道を離れて北へと向かった。畑町の集落を抜けると車道は林道に変わったが、入口に害獣避けゲートがあり、それを開けて先に進んだ。すぐに右手に溜め池が現れ、二つの溜め池を過ぎたとき鳥居が現れた。それは河上神社の鳥居で、その辺りより東は「畑町 歴史の森」の領域となっていた。また林道はクサリが張られて、一般車は進めなくなっていた。林道は歩くつもりでいたので、車を鳥居に近い空き地に駐車とした。クサリを越えて林道を歩き出すと、林道が大きく曲がった所で堰堤が現れた。その堰堤に沿って小径が見えたので、それを登って行くことにした。始めはその先の尾根を登るつもりだったが、沢沿いを登っても深山の近くに出られそうだった。小径は堰堤を越えて続いており、目印テープもあって無理なく進めた。次第に沢が細ると小径は怪しくなってきたが、小さな山でもあるので適当に登って行けた。急斜面を踏ん張りながら登ると、崩れた五輪塔を幾つか見かけた。狭いながらも平らになった所もあったので、その辺りに以前は小さな寺が建てられていたのかも知れなかった。日光寺山と深山をつなぐ尾根が近づくと、辺りは竹ヤブになってしまったが、その竹ヤブをかき分けて尾根に出た。尾根道があり、深山へと東に向かって歩いた。緩やかな尾根で、深山までに400mほどのピークを越すことになった。そして尾根に出てから10分ほどで、深山山頂の電波塔へと続く管理道路に出た。もう深山は目の前だった。ここで深山に向かってしまえばごく簡単なハイキングで終わってしまうので、管理道路を北へ1.5kmほど歩いて点名・釜坂峠がある338mピークに立ち寄ることにした。緩やかな舗装路を下って行くだけなので楽だった。338mピークが近づくと、そのピークのそばに建つ送電塔が見えてきた。送電塔があるだけに巡視路もありそうだった。338mピークがある尾根の分岐点に来ると、思った通りに巡視路が尾根方向に分かれていた。おかげで楽々と三等三角点(点名・釜坂峠)に出会うことが出来た。ついでにそばに建つ送電塔(播磨線114番)にも立ち寄った。そこからの展望を期待していたのだが、周囲の木々が大きいため、七種山の尾根がちらりと見えるだけだった。すぐに引き返して深山に向かった。その深山の山頂に建つ電波塔はけっこう大きなため、向かう南の方向にあってよく目立っていた。また管理道路を戻るとき展望に注意していたところ、一度西の木々が途切れる所が現れた。そこで管理道路を離れて東側の斜面を登ると、けっこう広い範囲で西の風景が眺められた。七種山だけでなく、遠くは雪彦の峰々も望めた。管理道路は山頂に建つNTTドコモの電波塔まで続いているのだが、山頂が目の前になったとき右手に尾根が分かれた。その尾根に入ってすぐの所に深山の三角点(点名・畑村)が置かれていた。山頂よりも10mほど低い位置だった。三角点を確認した後、山頂に立った。山頂の電波塔はフェンスに囲まれているので、厳密には山頂そばの道路終点に立ったと言うのが正しそうだった。そこは一段低い所が広場のようになっており、季節がらワラビが一面に生えていた。その周囲は木々が囲んでいるためすっきりとした展望では無かったものの、木々の空いた所からは七種山の尾根がまずまず眺められた。またフェンスそばに立つと、笠形山が大きく望めただけでなく東の山並みが広く眺められた。暫し展望を楽しむと、下山は三角点がある尾根を下ることにした。尾根は地形図通りに緩やかだったが、下るうちに少しヤブっぽくなってきた。灌木を避けながら小さなピークを越した。いつ林道に着けるのかと思っていると、急に広々とした所に出た。一帯に木々は少なく、向かいの愛宕山が望めた。そこは陽当たりが良いだけにワラビが育っており、まだ若芽のものも目に付いた。そこで少しばかりワラビ採りを楽しんだ。そこを離れると、僅かな距離で林道に下り着いた。その林道を歩けば駐車地点に戻れるのだが、そこからも「畑町 歴史の森」の遊歩道が始まっていたので、そちらを下って行くことにした。程良い歩き易さの小径で、下るうちに「ゆるぎ岩」への道が分かれた。「ゆるぎ岩」は以前に訪れていたが、ついでとばかりに寄り道した。改めて眺めると、見る角度によって人の顔に見えた。引き返して駐車地点に向かえる遊歩道を歩く。そのまま歩くつもりだったのだが、途中で河上神社への近道が現れたので、河上神社にも寄り道することにした。その細い道を歩いて車道に合流すると、駐車地点とは反対方向に歩いて河上神社の前に出た。その小ぶりな神社を眺めると、車道を引き返して駐車地点へと漸く向かった。この日はけっこう場当たり的に歩いたが、深山も「畑町 歴史の森」の遊歩道と組み合わせると愛宕山ハイキングも楽しめるので、南側からのアプローチも悪くないと思えて、この日の深山ハイキングを終了した。
(2015/7記)(2020/10改訂)
<登山日> 2015年6月21日 12:07河上神社の鳥居近くよりスタート/12:13林道を離れる/12:53尾根道に出る/13:02管理道路に合流する/13:27〜41点名・釜坂峠/14:25〜41深山/15:29林道に下り着く/15:41ゆるぎ岩/15:52河上神社/15:58エンド。
(天気) 雲の多い空だった。湿度は高いながらも気温は低めで、樹林帯の気温は19℃だった。山頂では23℃まで上がっていたが、ごく弱い風が吹いていて過ごし易かった。視界は良かった。天気は雲の多い状態で続き、徐々に黒い雲が増えてきた。
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 林道に入って二つ
 の溜め池のそばを
 通ると、河上神社
 の鳥居が現れた

   鳥居のそばから林
   道を歩き始めると
   始めにクサリを越
   えた
林道はごく緩やかな道だった 前方に電波塔が見えた そこが深山の山頂だった 堰堤が現れた そちらへと林道から小径が分かれた
小径を歩くことにした 堰堤のそばを通る 堰堤を過ぎても小径は細々と続いていた 小さな滝を見た

 小径は沢沿いに続
 いた

 小径は次第に不確
 かになったが、目
 印テープを追って
 枯れ沢の中を歩い
 た
枯れ沢にサワガニを見た 沢が終わると植林地を登ったが、倒木が煩わし
かった
目印は追わず北に向かって適当に登った
平らになった所に出ると、崩れた五輪塔を見た 丸い石も現れた この辺りに寺があったと思わ
れた
尾根が近づいて、ササヤブに突っ込んだ
日光寺山と深山を結ぶ尾根に出た 尾根を東へと歩くと、ササ地から抜け出した 歩くほどに易しい道となった
小さなピークに着いた 深山の手前の400mピークだった 電波塔の管理道路に出た 深山まで僅かな距離だった すぐには深山に向かわず、逆の方向となる北へと管
理道路を歩いた 点名・釜坂峠を見るためだった
ときおり頭上に青空が広がった 道そばで咲いていたのはクララかと思えた 管理道路はごく緩やかな道だった
点名・釜坂峠がある尾根は送電線の経路となっ
ているが、その送電線の鉄塔が見えてきた
モチツツジの花はほぼ萎んでしまっていたが、
一輪だけ残っていた
尾根の分岐点に着くと、予想通り巡視路が始ま
っていた
巡視路に入った すぐに338mピークに近づいた 338mピークに三等三角点(点名・釜坂峠)
を見る

 ついでに近くの送電
 塔(播磨線114番
 )に立ち寄った

   送電塔のそばは意外
   と展望は悪かったが
   それでも七種山の尾
   根が眺められた
薬師峰を大きく見る 管理道路に戻り、改めて深山を目指した 管理道路からはときおり深山の山頂が眺められた

 深山から日光寺
 山へと続く尾根
 が眺められるこ
 とがあった

 振り返って点名
 ・釜坂峠のピー
 クを見る

 展望地がないかと気に
 しながら歩いていると
 展望がありそうな所が
 管理道路の東斜面に現
 れた 斜面を登ってそ
 こに立つと、期待通り
 の展望を得た
上の写真に写る七種山の尾根を少し大きく見る 上の写真に写る雪彦山の尾根を少し大きく見る
管理道路歩きを続ける 山頂の電波塔を見上げる位置まで来た 「明石海峡大橋が見えます」と標識に書かれていたが

 山頂が目前になった
 とき、南尾根が分岐
 した

   その尾根に入ってす
   ぐの所に二等三角点
   (点名・畑村)を見
   た
黒い空を背景にして、若葉に陽射しが当たった NTTの電波塔が建つ深山の山頂に着いた 歩いてきた管理道路を振り返った
山頂からも七種山系が眺められた 明神山が管理道路で眺めたときよりも、よく見えていた
北の方向に笠形山を見る 左の写真に写る妙見山の辺りを大きく見る
北東方向を見る 西光寺山を大きく見る

 上の写真に写る妙
 見山辺りを少し大
 きく見る

   南東方向も見えた
   が、そちらの山並
   みは遠かった
下山は三角点がある南尾根に入った 始めは易しい尾根だった 植林地を歩くことがあった
下るばかりでなく、小さなピークを越すことも
あった
シダの茂る所を通った 急に広々とした所に出ると、まだ若いワラビを
見た
伐採地を過ぎると、林道に下り着いた 林道は横切るだけで「畑町歴史の森」の道に入
った
遊歩道歩きだった
左手に愛宕山への道が分かれたが、右手を進んだ 遊歩道はごく緩やかな道で続いた 「ゆるぎ岩」への道が分かれたので、寄り道とする
分岐点から100mでゆるぎ岩だった ゆるぎ岩は見る角度によって人の顔に見えた 麓に向かう遊歩道に戻った
河上神社への近道に入った すぐに河上神社に通じる林道に合流した 河上神社に着くと、赤い鳥居が並んでいた
河上神社の前に立った 林道を引き返した 林道入口に建つ河上神社の大鳥居が見えてきた