TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨編
 
三草山    みくさやま 423.9m 加東市
1/2.5万地図 : 比延
 
【2021年4月】 No.4 2021-55(TAJI&HM)
 
    社工業団地のそばより  2021 / 4

 三草山の登山コースとして一般的なのは三草コース、鹿野コース、畑コースの三コースだが、鹿野コースはまだ歩いていなかった。ただ正確には初めて三草山を登った1996年のときは、下山コースとして鹿野コースの3分の2ほどは歩いていた。その鹿野コースを登山口から登ろうと向かったのは2021年4月初めのことだった。この日は兵庫県全域で快晴となっており、加東市の上空には雲の欠片も見られなかった。国道372号線から県道144号線に入ると、県道沿いの桜並木が満開だった。下久米地区まで来たとき登山口方向を示す標識が現れたので、それに従うとすんなり鹿野コースの登山口に着いた。そこに着いて驚いたのは鹿野コースは2年先まで工事のため登山禁止になっていたことだった。禁止と言っても工事箇所を迂回すれば良いのではと思ったが、その注意書きを見て鹿野コースを登る気持ちが失せてしまった。そこで他コースで登ることにした。三草コースは前回に登っていたので、畑コースを登ることにした。19年ぶりだった。ただ畑コースは簡単過ぎるきらいがあるのは難点だった。とにかく畑コース登山口へと急きょの移動となった。その畑コースも畑集落まで来ると案内標識が現れて、すんなりと到着口に着けることになった。その登山口に着いて目を惹いたのは口池を挟んで東に見える風景で、そちらは無量寿寺の敷地だったが、そこの桜並木が今が盛りとばかりに花を開かせていた。登山口そばには数台分の駐車スペースがあり、そこに車を止めると登山口へと入った。その畑コースは適度な上り坂で、丸太の階段道になっている所が多かった。その登山道とは別にごく近い位置にもう一本登山道があり、そちらは自然な感じの登山道だった。道幅は狭いものの幾分歩き易いように思えた。登るほどに道そばにシダが増えてきたが、道に被さることは無かった。15分ほど登ると左手から別の小径が合流して、登山道は緩やかになった。登山道の雰囲気は良く、まさにファミリー向けの易しいコースだった。その登る途中で東に展望が現れると、そこに見えたのは無量寿寺の全貌だった。そしてその背後でこんもりとした姿を見せていたのは清水寺がある御嶽山だった。山頂が近づいて鹿野コースが合流すると、そこから3分で山頂到着となった。登山口からは37分だった。平日とあって他に一人のハイカーを見るだけで、ごく静かな山頂だった。またこの日の視界は良く、ほぼ360度と言ってよき好展望を楽しめた。その山頂で早めの昼食を済ませるなど45分ほどの休憩をした後、すんなりと往路を戻って下山とした。登るのに易しい山だったので、下山はいっそうの優しさで32分で戻ってきた。下山を終えても疲れはあまり感じなかった。二年後には鹿野コースで再訪したいと思いながら帰路についた。
(2021/4記)
<登山日> 2021年4月7日 10:20畑コース登山口スタート/10:53鹿野コースとの合流点/10:57〜11:42山頂/12:14畑コース登山口エンド。
(天気) 快晴。雲は見なかった。山頂の気温は17℃で、風はひんやりとしていた。但し陽射しの下では十分な暖かさだった。視界は澄んでいた。昼を回ると光は白っぽくなってきた。
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鹿野コースの登山口に着いてみると、鹿野コースは向こう2年間も工事のため登山禁止となっていた 急きょ畑コースに向かった 畑集落に入ると登山口への案内標識を見た 登山口に着くと、そのそばの駐車場に車を止めた
登山口には三草山の登山コース図があり、5コースが描かれていた  駐車場の前は口池だった 対岸は無量寿寺で、そこの桜が満開だった 登山口に入った
最初から階段道だった 登山道の雰囲気は良かった 階段で無い部分もあった
登山道の周囲にコバノミツバツツジをよく見た 露岩の部分もあった また階段部分を登って行く
標高250mまで登ると、緩やかな道となった 左手から小径が合流すると、五合目の標識を見た その合流点の近くからは六甲連山が眺められた
登山コースは近畿自然歩道でもあった シダが増えるも、易しい道に変わりなかった 東に展望が現れると、そこに無量寿寺の全貌を見た
山頂が望めるようになった 赤土の部分を歩いた 主尾根が近づくと、登山道の傾斜が増してきた
また無量寿寺を眺められる位置が現れた 主尾根に着いて鹿野コースに合流した 畑登山口から1.3kmで、山頂まで200mだった
山頂へと向かうが、尾根はごく緩やかだった 三草古道コースが左手から合流してきた 山頂が目前になった
山頂に着くと、まずは三草山神社の前に出た 山頂の中央に立った 灌木が伐られたのか以前よりもすっきりとしていた
二等三角点(点名・三草山)を見る 山頂の南側にある広場を眺めた

上空に雲は全く見
なかった

山頂のベンチに座
ってのんびりと憩
った
展望を楽しむことにした 南の方向を眺める
上の写真に写る丹生山系を大きく見る 雌岡山の背後に淡路島が眺められた
東の方向を見る 大峰山の左に続く風景だった 左の写真に写る羽束山を大きく見る

無線設備のそばか
ら北の方向を眺め


大坂山の背後に笠
形山から千ヶ峰へ
と続く尾根が眺め
られた
笠形山を大きく見る 千ヶ峰を大きく見る 西光寺山を大きく見る
妙見山の方向を少し大きく見る 西光寺山の右手を見る

(←)
御嶽山の方向を眺
めた

 (→)
  篠ヶ峰も頂を見せ
  ていた
北西方向には雪彦の尾根が眺められた

(←)
西の方向を眺めた

 (→)
  左の写真に写る昭
  和池を大きく見る
山頂でもコバノミツバツツジが満開だった 山頂での休憩を終えると、すんなりと往路を戻った 畑コースの分岐点まで戻ってきた
東に向かって下って行く この下山でも無量寿寺を眺めた 緩やかな道が続く
階段道に入った この下山では主道に沿った脇道の方を下った 登山口に戻ってきた