TAJIHM の 兵庫の山めぐり <南但馬 
 
衣笠山    きぬがさやま 430.5m 朝来市
 
1/2.5万地図 : 矢名瀬
 
【18年10月】 2018-139(TAJI&HM)
 
   与布土温泉より  2018 / 10

 但馬南部で2時間程度楽しむのに相応しい山はないかと「矢名瀬」の地図で粟鹿山周辺を眺めたとき、粟鹿山の西に位置する431mピークに関心を持った。改めてネットで調べてみると、山上には衣笠城址があり衣笠山と呼ばれているようだった。そこで2018年10月8日の体育の日に衣笠山へと向かった。2時間程度としたのには理由があり、前日に同じ朝来市内の婆々山を登ったのだが、晴れの予想は大きく裏切られて、雨の山頂に立つことになった。ただ翌8日ははっきりと晴れの予想になっていたので、改めて婆々山を登ることにした。但しコースは短縮して短時間で山頂に立つ予定としたので、婆々山は午後の山として午前は別の山を楽しむことにした。そして選んだのが衣笠山だった。
 朝来市与布土に入って衣笠山の西麓に着くと、そこに衣笠城址の登山口標識を見た。特に駐車場は無かったので、登山口そばの道路上に迷惑にならないように車を止めた。そして山裾へと近づいた。害獣避けゲートがあり、その先から登山道が始まった。マイナーな雰囲気の登山道で、少し荒れた感じがあった。始めは小さな沢沿いを進んで行く。道はまずまず分かる程度で沢沿いを歩いていたところ、どうも道がはっきりしなくなってきて気が付くと登山道を外れていた。そこで後は適当に近くの斜面を登ると、程なく登山道に合流した。そして尾根に出るとそこに衣笠城址の標識を見た。後は標識に従って尾根を東へと歩いて行くだけだった。緩やかな登りもあればきつめの登りもあり、ごく普通の里山登りだった。その尾根歩きの途中で足下を見ると、山ヒルが靴に貼り付いていた。パートナーの靴も同様だった。どうやら衣笠山には山ヒルがいるようで、沢筋で貼り付かれたようだった。以後は足下に注意を払いながら登った。尾根に出てから10分ほど登ると城跡に入ったのか、尾根に段差を見るようになった。また石垣の跡らしきものも見た。また展望が現れて西に建屋山が望めた。山頂が間近になると郭跡なのか広く平らになった所が現れて、そこはいっそうの展望地だった。そこを通り過ぎて山頂に出た。山頂も狭い範囲で平らになっていたが、展望は良いとは言えなかった。北に深山の尾根を見る程度で、無理やり探れば木々の隙間から粟鹿山の山頂が望めた。その山頂は10分ほどで離れて、山頂手前の展望地で休憩を改めてすることにした。この日の視界は澄んでおり、西の建屋山だけでなく、北には床尾山も望めて、衣笠山は展望を楽しめる山だと分かった。これで満足して、後は下山に移った。下山は登山道を忠実に辿って下った。主尾根を離れると支尾根を下るようになり、沢筋に下りてきた。どうやら往路では支尾根に出る分岐点を見落としたようだった。登山口に戻ってきたのは11時過ぎのこと。山頂での休憩時間を入れても1時間半のミニハイキングとなっており、予定通り午前で衣笠山登山を終えることが出来た。
(2018/11記)
<登山日> 2018年10月8日 9:31登山口スタート/9:33ゲートを抜ける/9:52尾根に出る/10:12〜24山頂/10:29〜38展望地/10:48尾根を離れる/11:08エンド。
(天気) 雲は多いながら徐々に青空の部分が増えてきた。山頂の気温は20℃で風はほとんど無し。視界は澄んでいた。
<< Photo Album 2018/10/08 >>
北側から衣笠山に近づいた 雲の多い空だった 登山コースの入口に「衣笠城址登山口」の標識を見た 山裾に着くと害獣避けゲートが現れた
ゲートの先で檻を見た 登山道は小さな沢に沿って続いた ちょっとマイナーな雰囲気の登山道だった
シダが多い中を歩くことがあった 小さな丸木橋を渡る 衣笠城址の標識を見た
知らぬ間にコースを外れていたので近くの尾根を登った  山頂が近づいて、登山道に合流した 主尾根に着いた ゲートから20分だった
合流点にも標識が立っていた 東へと尾根歩きを開始した 尾根筋ははっきりしていた
無理なく歩ける所が多かったが 一部でヤブになっていた 平坦地が現れた 城跡に入ったようだった
石垣跡のような所を通った 山頂が近づいて展望地が現れた 西の方向が望めた

郭跡なのか、い
っそうの展望地
が現れたが、そ
こは通過して山
頂を目指した

山頂が目前になっ


衣笠山の山頂に
着いた  周囲は
樹林が囲んでお
り展望は悪かっ

三等三角点(点
名・衣笠尾)を
見る
山頂からは北の方向が少し望めた 山頂を別の角度から眺めた 探れば、粟鹿山の山頂がちらりと望めた
山頂で少時の休憩をとった後、展望地に移った 城跡でもある展望地からは西の風景が広く眺められた

上の写真に写る建
屋山を大きく見る

上の写真に写る大
倉部山を大きく見
る 

立つ位置を変える
と床尾山も望めた

二つの床尾山を大
きく見る

(←)
南西には朝来山が
大きく見えていた

 (→)
  足下に見えていた
  のは与布土温泉だ
  った
展望地を離れて下山に移った 往路を戻る この標識の位置まで戻って尾根を離れた この下山では、登山道を忠実に辿ることにした
目印もあり、注意深く歩けばコースを外れなかった 沢筋を歩くようになった ゲートまで戻ってきた
駐車地点まで僅かな距離だった 下山後に少し離れた位置から衣笠山から粟鹿山へと続く尾根を眺めた