TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
黒鉄山    くろがねやま 430.6m 赤穂市
 
1/2.5万地図 : 備前三石
 
【2017年8月】 No.5 2017-86(TAJI&HM)
 
    山陽自動車道の赤穂ICに近い位置より  2017 / 8

 暑い季節に北の山に向かうのではなく、瀬戸の見える山を登ろうと考えて黒鉄山に向かったのは、2017年8月の盆休み明けの週末だった。連日暑い日が続いており、この日も朝から良く晴れていた。山陽道を赤穂ICで降りると北へと向かい、県道557号線に入った。県道557号線は林道のような細い道で、緩やかな上り坂だった。黒鉄山から見ると東の位置まで来たとき、そこに小径が分かれているのを見た。そこが笹谷コースの登山口だった。そのそばの路肩が広くなっていたので、そこに駐車とした。笹谷コースに入ると、ずっと緩やかな道で沢に沿って歩くことになった。道の両側はシダが茂っていたが、道を隠すほどでもなかった。進むうちに沢を何度か横切り、右岸側を歩いたり左岸側を歩いたりを繰り返した。ときに沢の中を歩いた。沢の水量は少なかったが、何度か靴を濡らした。また岩の表面は滑り易く慎重さを要した。コースには点々と目印テープが着いていたが、30分近く歩いたとき目印は沢筋から離れ出して、ようやく斜面に取り付くことになった。北面側を登るので陽射しをあまり受けずに登れることを期待していたのだが、沢筋を歩いているときは木陰が多かったのだが、斜面は低木が多いとあって陽射しを良く受けるようになった。しかも急斜面とあって徐々にバテてきた。それも登るほどに木陰が多くなり、傾斜も多少は緩んできた。登山道は細々とながら続いており、シダに隠されるようなことも無かった。また目印テープを点々と目にした。何度か休みを取りながら登って行くと、右手前方に小ピークが見えてきたが、そこは山頂手前の390mピークだった。主尾根に着くとまずは390mピークに至り、そこから山頂との鞍部へと下った。そして登り返しに入ったとき南からの大津コースに合流した。そこまで来れば山頂は近かった。反射板のそばを通り過ぎると前方が開けてきて、そこが山頂だった。高い木はほとんど無いとあって展望は良かった。但し陽射しをまともに受けることになり、暫く佇んだ後は大きな木の下に逃げ込んだ。そしてその木陰で昼休憩とした。登っているときにときおり涼しい風を受けることがあったが、山頂も涼しい風があり木陰はけっこう涼しかった。バテ気味になっていたこともあり、手早く昼食を澄ませると風の涼しさに誘われて少時昼寝とした。そして少し元気が戻ったところで改めて展望を楽しんだ。この日の視界は悪くなく、北は後山の尾根だけでなく那岐山や泉山も眺められて、久々に兵庫側から岡山の山並みを楽しんだ。山頂では2時間ばかり過ごして、下山はすんなりと往路を戻った。往路では何度か途中休憩をしたのだが、下山はほぼ下る一方とあってほとんど休まず下って、沢に下り着いた。そして沢の中を歩いたりしてワイルドさのある沢筋コースを戻って行った。再び大汗になったのは言うまでもない。
(2017/8記)(2019/11写真改訂)
<登山日> 2017年8月19日 9:43笹谷コース登山口スタート/10:10沢を離れる/10:48尾根に出る/11:11〜13:10山頂/13:48沢に下り着く/14:14エンド。
(天気) 晴れ。白い雲が空の半分ほどに広がっていた。山頂の気温は木陰で26℃ほど。涼しい風を受けた。陽射しの下では30℃を越える暑さだった。視界は良かった。
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笹谷コースの登山口近くに駐車して歩き始めた 登山口の白いポールに小さく黒鉄山の文字を見た 登山道はほぼ平坦で、始めは易しい道だった。
シダが茂ってきたが、道には被さらなかった 沢に沿って西へと歩いた 一度前方が開けた 沢を渡って右岸側へ
堰堤のそばを通った 左岸側に戻った 平坦な道が続いた

沢の中を歩くと
きがあった

歩き始めてから
30分近く経っ
て沢筋から離れ
ることになった

すぐには斜面を
登らず、沢に近
い位置を歩いた

程なく斜面を登る
ようになった
急斜面にシダが増えてきたが足下にかかる程度だった 樹林を抜け出ることがあり、南向かいの尾根を見る シダが途切れて登り易くなったが
またシダが現れてシダヤブっぽくなった シダが減って歩き易くなった 木陰があると休憩とした コースには点々と目印テープが付いていた
休み休みの登りだったため、沢を離れから40分近く
かかって尾根に着いた
390mピークを越すことになった 山頂手前の小ピ
ークだった
鞍部へと下って行く

(←)
鞍部を過ぎると南
から大津コースが
合流した

 (→)
  緩やかな道で山頂
  に近づいた

反射板が現れて、
それを囲むフェ
ンスに沿って歩
いた

山頂が間近になる
と、前方が開けて
きた

黒鉄山の山頂に着
いた 以前と変わ
らず広々とした山
頂だった
山頂の中央に立って、二等三角点を見た 二等三角点(点名・西有年)を大きく見る 山頂の南側には何かを囲んでいる鉄製のカバーがあった

鉄カバーの上に上
がると瀬内海まで
一望だった
家島諸島を眺めた 少しうっすらとして見えていた 小豆島の星ヶ城山には雲がかかっていた
南西に見える天狗山を大きく見る 小豆島の手前に鹿久居島の219mピークを見る 暑さにたまらず大きな木の下に逃げ込んで休憩とした

木陰の休憩を終え
ると改めて山頂か
らの展望を楽しん


北の方向に目を向
けた
上の写真に写る那岐連山を大きく見る 上の写真に写る後山の尾根を大きく見る
山頂を離れると往路を戻って下山の途についた 反射板のそばを通る 390mピークへと向かった

(←)
笹谷コースに入っ


  (→)
  斜面を下り始めた
  とき北東に展望が
  開けた
下る一方とあって、休まず下った シダの茂る所を通過する 御津山脈を望めるときがあった
間近でオニヤンマが止まっていた 沢に下り着いて、ようやく一休みとした 後は沢沿いを戻って行くだけだった
沢を渡って左岸へ またもや大汗となって登山口に近づいた 登山口に戻ってきた