TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
稲荷山  (鶴居城山) 433m 市川町
 
1/2.5万地図 : 寺前
 
【2025年9月】 No.6 2025-162(TAJI&HM)
 
    「ふれあい市川大橋」より  2025 / 9

 稲荷山の登山コースは南コースと北コースの2コースがあり、過去5回の登山は総て南コースで登っていた。北コースは下山コースとして一度歩いただけだった。そこで一度は北回りコースを往路とすることにした。向かったのは2025年9月の中旬、終日曇りが予想された日だった。駐車地点はいつもの通り南東麓も墓地とした。そこより北へと農道歩きでスタートした。登山口に向かえる小径が分岐する位置にはコース案内図があり、すんなりと登山口に向かえた。ゲートを抜けて山道に入った。始めはごく普通の里山道を登る雰囲気だったが、登るにつれて足下に小石が増えてきた。手入れがされないままに表土が流されたようだった。シダも茂って道を隠し気味になってきた。明らかにマイナーコースだった。その上、この日はけっこう蒸し暑さがあり、大汗をかいての登りとなった。歩き難さが続くことで、徐々に歩度は鈍ってきた。東尾根に出ると緩やかな道となったが、歩き難さは続いた。漸くの思いで南回りコースに合流すると、ほっとする思いだった。そこは山頂まで100mの位置とあり、後は最後のひと踏ん張りとばかりに休まず登って山頂に着いた。天気予報通りに曇り空の山頂だった。その山頂が一年前の登山と比較して、すっきりしている印象を受けた。どうやら展望を妨げていた雑木が伐られたようで、東から南にかけての展望が良くなっていた。足下の鶴居の田園風景も眺められた。山頂の気温は高めだったが、ときおりは涼しい風が吹いてきて、暑さを気にするほどではなかった。山頂で40分ほどの休憩を終えると、下山は南回りコースを下ることにした。こちらは至って歩き易いハイキングコースで、ヤブの要素は全く無かった。それでもやや急坂が続くので、足下に注意は必要だった。登山道は周囲の自然林と調和しており、シダもアクセントになっていた。その風景を楽しみながらマイペースを心掛けて下った。下山の所要時間は30分ほど。
 北コースが難路コースになってきたことでもあり、南コースのピストンで山頂展望を楽しむのが正解ではと思ったのが、下山を終えての感想だった。
(2025/10記)
<登山日> 2025年9月13日 10:34墓地スタート/10:44北コース登山口ゲート/11:30南コースに合流/11:39〜12:23山頂/12:37点名・鶴居/12:52南コース登山口ゲート/12:54墓地エンド。
(天気) 曇り。雲の色は黒かった。山頂の気温は27℃。少し蒸し暑さがあった。ときおり涼しい風を受けた。曇りながら視界は澄んでいた。
<< Photo Album 2025/09/13 >>
いつもの通り南東麓にある墓地の駐車場に車を止めた 駐車場のそばの道は南コースの登山口に通じていたが 北コース登山口を目指して、北へと農道を歩いた
東に見えていたのは初鹿野山だった 北コースに通じる道にはコース案内図が立っていた 草ヤブになった道を歩いた
草ヤブは終わって入口ゲートに近づいた 北コースの入口ゲートは、鍵は架かっていなかった 登山道は易しい道で始まった
上り坂となってシダが増えてきた 北へと登って行く ヤブっぽい道となった 山頂を見ることがあった
一部でシダが登山道を隠していた 東尾根に出て、緩やかな登山道となった 東尾根を進むうちに、ヤブっぽい所が現れた
小石がごろごろして歩き難い所もあった 東尾根は徐々に傾斜が増してきた 南コースに合流した
北コースは上級者コースとされていた 合流点から山頂までは100mだった 南コースは北コースと比べて断然歩き易かった
すぐに山頂が目前になった 山頂に着いた 一年前と比べて灌木が伐られており、すっきりしている印象を受けた
展望が良くなっており、以前のように足下に鶴居の田園風景がすっきりと眺められた
南の方向を少し大きく眺めた
山頂からは北東方向の展望が良かった 七種山の方向も、以前より少し良くなっているように思えた
下山は南コースをずっと歩くことにした はっきりとした道を下って行く 北コースの分岐点を過ぎて、南東尾根の下りを続けた
まさにハイキングコースだった 下る途中で七種槍を眺めた 中間地点辺りまで下ってきた
山頂まで600m地点で四等三角点(点名・鶴居)を見る 易しい下りが続く 登山口まであと100mとなった
南コースの登山口が近づいた ゲートを通過して、登山口を振り返った 駐車地点まで僅かな距離だった