TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
鶴居城山  (稲荷山城跡) 433m 市川町
 つるいしろやま
1/2.5万地図 : 寺前
 
【2018年9月】 No.3 2018-125(TAJI&HM)
 
    市川町鶴居より  2018 / 9

 鶴居の城山は尾根の繋がりとしては大中山の前衛峰となるが、播但道からはその端正な姿が独立峰の趣で眺められて目立つ山である。その城山へは南東麓側から登山道があり、40分も歩けば山頂に立つことが出来るので、午後の散歩でもと言った感じで向かったのは2018年9月の最初の日曜日だった。この日は播州南部は朝のうちこそ雲が多かったが、昼頃には晴れと言える空になっていた。そこで鶴居城山へと向かったのだが、福崎町まで来ると上空はまだ薄曇りだった。それでも西の空には青空が見えていたので、いずれ上空も青空になってくると思われた。今回で3回目の登山となるので勝手が分かっており、車は南東麓にある墓地の駐車スペースに止めた。そこから数十メートル先に登山口ゲートがあり、緩やかに登山道が始まっていた。その登山コースには100mおきに標識が立っており、登山口から山頂まで1000mだった。初めて歩いた2009年は登山道が作られて日が経っていなかったためか、地肌がむき出した所が多くあってちょっと荒々しさを感じたが、9年が経って登山道は落ち着きが出てきており、良い雰囲気で登って行けた。ただシダが増えてきており、手入れがされなければシダヤブになってしまう可能性はあった。登るうちに登山道の傾斜が増してくると、そこはクサリやロープが張られていた。このコースは登るほどに七種山の尾根が見えてくるのだが、登山道を囲む木々が生長しており、以前と比べて視界は狭くなってきていた。あと200m地点を過ぎると尾根は緩やかとなって城跡のエリアに入った。歩くうちに石垣を見た。コースは南東尾根をずっと辿るのでは無く、最後は西側に回り込む形となって山頂に出た。そこは広く平らになっており、いかにも城跡の山頂らしさがあったが、佇まいとしては以前とあまり変わっていないように思えた。少し違うと言えば、掲揚台が作られていることぐらいに思えた。またライトアップのためかLED電球が木々に架けられていた。山頂に着いたときは上空は薄曇りとあってどこででも休めたが、暫くすると西の青空が上空にまで広がって陽が射してきた。そこで中央に立つ木立の下で休憩とした。そして一息つけたところで展望を楽しんだ。ほぼ360度の展望があるものの、やはり前回と比べると樹木の生長で視界は少し狭まっていた。その展望では周囲の山並みよりも足下の稲田の色付きに目を惹かれた。その田園風景の中をJR播但線が通っており、ときおり電車が通過した。山頂では少し昼寝を楽しんだりしたので、一時間ほど過ごしてしまった。鶴居城山の山頂を十分に楽しむと、下山は単純に往路を引き返した。ほぼ下る一方なので、滑らないようにさえ注意すればごく気楽な下りだった。25分ほどで麓に下り着いたが、駐車地点の墓地に戻ってきたとき、何気なく近くに立つ登山案内図を見たところ、この日ピストンした南東尾根コース(南コース)以外にも北東尾根(北コース)のコースが描かれていた。このコースがあることを忘れていたので、次回は北東尾根コースも歩いて周回にしようと思いながら帰路についた。
(2018/9記)
<登山日> 2018年9月2日 14:03南東麓の墓地よりスタート/14:05登山口ゲート/14:22あと500m地点/14:42〜15:42山頂/15:54あと500m地点/16:09エンド。
(天気) スタート時の空は薄曇りだった。その後は西の空から徐々に青空が広がってきた。山頂で休むうちに晴れと呼べるまでになってきた。山頂の気温は曇りのときは27℃だったが、陽射しを受けるようになって29℃まで上がってきた。ときおり涼しい風を受けた。視界はまずまず良かった。
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車を止めた墓地から城山を見上げた 六地蔵のそばを通って登山口に向かった 西の空には青空が見えていた
害獣避けのゲートの前に出た 登山道に入った 南東尾根へと丸太の階段を登った
尾根に出て北西へと登って行く 標識が現れた これより先は100m毎に立っていた やや急坂になると、クサリが張られていた
以前よりシダが増えてきたようだった 山頂まで700m その辺りはシダが茂っていた 中間地点に着くと、ベンチがあり三角点を見た
三角点は四等三角点(点名・鶴居)だった そこは展望があって東向かいの尾根が眺められた 中間点を過ぎても、やや急坂は続いた

七種槍がすっき
りと眺められる
ようになった

易しい登山道を登
って行く 登山道
の雰囲気は年々良
くなっているよう
だった
平らな所に出た その辺りから城跡の雰囲気があった 石垣を見ることがあった あと100mまで登ってきた

(←)
その頃には七種
山の姿が大きく
見えていた


 (→)
  山頂が目前になっ
  た
山頂に着いたときは、まだ薄曇りの空だった パートナーは前回と同様にブランコで遊びだした 前回と違うのは掲揚台が出来ていたことだった

 以前と変わらず好
 展望の山頂だった

 北東から南東にか
 けてを眺める
上の写真に写る奥山の辺りを大きく見る 上の写真に写る深山の辺りを大きく見る 上の写真に写る神前山の辺りを大きく見る

山頂で休むうち
に天気は次第に
良くなってきた

山頂にも陽射しが
広がってきた

 明るくなってきた
 北西から北、北東
 にかけてを眺めた

(←)
上の写真に写る大
中山を大きく見る

 (→)
  上の写真に写る高
  畑山を大きく見る
笠形の辺りを大きく見る 右上の写真に写る飯森山を大きく見る 足下の田園地帯をときおり播但線の電車が通った

山頂から改めて
七種山を眺めた

山頂の北側はタケ
ニグサが茂ってい

下山は往路を戻った 七種槍の左手前に見えているのは奥山集落辺りだろうか 往路とは違って陽射しを受けながら下った
中間地点まで下りてきた シダの中を下って行く 登山口のゲートが見えてきた

ゲートを抜けて
墓地の駐車場へ
と近づいた

墓地の近くから鶴
居城山を眺めた

上空はすっかり青
空だった