TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
鶴居城山  (稲荷山城跡) 433m 市川町
 つるいしろやま
1/2.5万地図 : 寺前
 
【2021年3月】 No.4 2021-49(TAJI&HM)
 
    市川町美佐より  2021 / 3

 鶴居城山には何度か登っているが。いずれも南コースでしか山頂に立っていなかった。北コースがあることは知っていたが、そのコースの起点を山頂で見ていなかったことで、これまで歩いていなかった。地図を見ると北東尾根に付いていると思われたので、往路こそ南コースを登るものの下山では北コースを見つけてそれを下ることにした。向かったのは2021年3月の第四土曜日のこと。快晴と呼びたいところだったが、上空は薄雲が見られた。いつもの通り南東麓にある墓地に車を止めて、そこを起点に歩き始めた。そして登山口ゲートを抜けて登山道に入った。この南コースには距離の標識が点々とあり、登山口から山頂までは1kmで、その間の100m毎に標識が付いていた。またこの南コースはやや急坂で続いており、クサリも張られてしっかり登れるコースだった。この3月は暖かい日が多く、4月も近いとあってすっかり春の陽気の中での登りだった。汗をかきながらの登りとなったが、爽やかな空気感に助けられて登山口から33分で山頂到着となった。無人の山頂はあっけらかんと明るく、「鶴居」を表した旗がはためいていた。展望を楽しんだ後に軽い昼食を済ませると、いよいよ北コースを探ることにした。その起点は山頂には見えなかったため、大中山へと繋がる西尾根に入ってみたが、はっきりとした登山道は無かった。それでも北東尾根に近づけそうな杣道を見たので、それを辿って北東尾根に向かった。ところがその杣道はすぐに消えてしまった。その先は灌木の茂る斜面を見るだけだった。その斜面に入って少し下ったときにGPSで現在地を確認したところ、尾根を一つ間違えていることが分かった。そこで少し戻って正しく北東尾根に入ると、期待通りに登山道に出会った。そこからはその北コースで改めて山頂に向かい、どの形で山頂に繋がるかを確かめることにした。結果として分かったことは、山頂に着くまでに南コースに合流したことで、そこは山頂まで150mの地点だった。ただ合流点に標識は無かった。その合流点から一度山頂に戻り、改めて下山開始とした。そして分岐点から北コースへと入った。その北コースは南コースと比べて急坂部分は無く、歩き易かった。展望も所々であり、日光寺山を眺めることもあった。尾根の傾斜がきつい所はジグザグ道になっており、登山道としてはあくまでも緩やかだった。ただ南コースのように距離標識は付いていなかった。麓が近づくと南コースと同様に周囲に植林を見るようになり、坂の部分を下りきると作業道に合流した。その作業道で東に向かうと、ゲートが現れてゲートを抜けた。そのゲートにも標識は無かった。ゲートの先で農道に合流すると、そこに南登山口側と同様に登山コース図の標識が立っていた。改めてコース図を見ると、やはり北コースは山頂近くで南コースに合流していた。但し山頂では見なかった山頂に通じる道も描かれていた。後は南に向かえる農道に入って駐車地点へと近づいた。これで次回の登山ではすんなりと南コース、北コースを歩いて、周回で鶴居城山を楽しめそうだった。
(2021/4記)
<登山日> 2021年3月27日 10:33墓地駐車場スタート/10:36南コース登山口ゲート/10:52点名・鶴居/11:09〜37山頂/12:05山頂に戻ってくる/12:10北コース分岐点/12:33北コース登山口ゲート/12:44駐車場エンド。
(天気) 晴れ。上空に薄雲を見る。山頂の気温は22℃で、風は弱く吹くのみ。風は少しひんやりとしていたが、爽やかな空気感だった。視界は悪くなかった。
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駐車地点の墓地から、鶴居城山を見上げた 六地蔵のそばを通って南コース登山口に向かった 竹林の先に登山口ゲートが見えてきた
南コースの登山口ゲートに着いた ゲートのそばに「城山登山道入口」の標識を見た 登山道に入ると、始めは植林を周囲に見た
最初に現れた距離標識は、山頂まで900mだった ちらほらスミレを見かけた 急坂が現れると、クサリが張られていた
周囲にシダが増えてきた 標識は山頂まで700mとあった クサリでは無くロープの張られている所もあった
やや急坂をしっかり登って行く 中間点に着くと、そこに三角点を見た 三角点は四等三角点(点名・鶴居)だった

そこは展望があっ
て東向かいの尾根
が眺められた

中間点を過ぎても
登山道はやや急坂
で続いた

山頂まで200m
となった

南西に展望が現れ
て七種山が望めた
七種槍を大きく見る 七種山を大きく見る 山頂まで100mとなった
近くで満開のアセビを見た 山頂には西側から近づくことになった 山頂が目前になった

鶴居城山の山頂に
着いた 以前と変
わらず好展望の山
頂だった
広々と見えていたのは北東から、東、そして南にかけてだった
上の写真に写る奥山とこの岳の並ぶ姿を大きく見る 同じく深山と日光寺山の並ぶ姿を見る 志方城山の方向を大きく見る
南に神前山と坂戸山の並ぶ姿を見る 山頂ではためく旗は「鶴居」を表していた 西に大きく見えていたのは大中山だった

山頂の北側に立っ
北西から北東にか
けてを眺めた
802mピークの背後にある入炭山は見えなかった 上の写真に写る白岩山を大きく見る 笠形山は頂を見せるだけだった
北側から山頂を眺めた 北コースを探るべく、西尾根に入った
西尾根は始めは灌木ヤブの感じがあった 歩き易くなったとき、白い標識が現れた 標識の位置から杣道が東の方向に始まっていた
少し下ると、杣道は終わってしまった そのとき尾根を違えていることに気付いた 歩きたかった北東尾根へと斜面をトラバースした 軽い灌木ヤブを歩く感じだった 北東尾根に出ると、そこに期待通り北コースの登山道を見た
どの形で山頂に繋がるかを調べようと、改めて山頂に向かった 長くも歩かず南コースに合流した 山頂まで150mほどの地点だった 合流点に標識は無かった
そのまま山頂へと向かった この日、二度目の山頂に立った 山頂から七種山を眺めた
下山は始めに南コースを下った 分岐点より北コースに入った 前方が開けると日光寺山が眺められた
北コースは1.3kmコースだったが、距離標識は無かった この登山道ではコバノミツバツツジをよく見た 登山道はつづら折れになっており、急坂は無かった
麓が近づいてきた 植林地を下るようになった 作業道に下り着くと、後は作業道を東へと歩いた
北コースの登山口と言えるゲートの位置に着いた ゲートを抜けて更に東へと歩いた 舗装路に合流することになった そこからは南に歩いた
合流点には南口と同様に登山コースの案内板を見た  右手に鶴居城山を見る 駐車地点となる墓地が見えてきた