TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
白旗山    しらはたやま 439.9m 上郡町
 
1/2.5万地図 : 二木
 
【2017年4月】 No.6 2017-41(TAJI)
 
    鞍居川の桜並木より  2017 / 4

 2017年は4月の第二週になって、桜はようやく開花期を迎えた。そして数日で満開となった。そこで桜が咲く山頂に立ちたいと考えたときに思い浮かんだのが白旗山だった。コースはオーソドックスに南麓の野桑コースを登ることにした。
 国道373号線を走って上郡町に入ると、上郡橋東交差点で県道28号線に入った。鞍居川に沿って東へと走って本村集落に近づいたとき、川沿いの桜並木が満開になっていた。その土手に植えられた桜並木を歩こうと、県道を離れて左岸側に出ると、適当な所に駐車とした。そして土手道を歩き始めた。土手道からは満開の桜越しに白旗山も眺められた。細畑橋を渡って右岸側に出ると、本村集落へと入った。集落内には白旗山の標識があり、それに従って歩くと登山口となるゲート前にすんなりと着いた。ゲートを抜けると暫くは林道歩きだった。周囲の新緑はまだ少なく、茶枯れた感じで周囲を眺められた。緩やかな上り坂で林道終点に着くと、登山道が始まった。礫の多い道で少し歩き難かったが、登るほどに礫は減ってきた。次第に道の傾斜は増して「山頂まで900m」地点に着くと、そこから少しの間階段道を登ることになった。周囲にコバノミツジの花を見るようになり、ようやく春山の雰囲気となってきた。足下にはスミレの花が多かった。尾根に着いて赤松コースが合流すると、そこからは北東へと尾根を登ることになった。いっそうツツジの花が増えてきた。櫛橋丸跡への道が分かれると、この日はそちらに向かわず、真っ直ぐ山頂を目指した。二の丸跡を通り本丸跡となる山頂へ。山頂に着いたのはゲートの位置から54分後だった。城跡らしく広く平らになった山頂は、期待通りに桜が満開だった。木の本数は少ないものの、今が見頃とばかりに咲いていた。平日とあって他に人影は無く、静かな山頂で桜を眺めながら昼どきを過ごした。この日の視界は春霞と言ってよく、近くの山でもうっすらとしか見えなかったが、その展望を楽しむのが目的では無かったので、特に気にはならなかった。山頂で20分余り過ごすと、下山はすんなりと往路を戻った。この下山時に櫛橋丸跡に立ち寄ったが、こちらの方が山頂よりも北西方向の眺めが良く、足下に千種川の流れを、そして八塔寺山と船岩の並ぶ姿がすっきりと眺められた。登山口に戻り鞍居川そばに戻って来ると、再び土手の桜並木を楽しんだ。
(2017/4記)
<登山日> 2017年4月13日 11:21鞍居川の右岸側よりスタート/11:28細畑橋/11:35登山口ゲート/11:56林道終点/12:11赤松コースと合流/12:29〜52山頂/13:01櫛橋丸跡/13:23林道終点/13:41登山口ゲート/13:48細畑橋/14:00エンド。
(天気) 晴れてはいるものの、空の半分は雲だった。山頂の気温は16℃で、弱く吹く風には冷たさがあった。視界はうっすらとしていた。
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鞍居川の桜並木は満開を迎えていた 青空に桜の花が
映えていた
細畑橋を渡って右岸側に向かう 前方には白旗山が見
えていた
本村集落に入ると、登山コースの案内標識が現れた 
その示す方向へと歩いた
この標識を見て左に曲がった 真っ直ぐな道の先が登山口だった 道そばで見た白い花はハナニラのようだった
野桑コースの登山口となるゲートの前に着いた 暫くは林道歩きだった 紫の花はツルニチニチソウだった
林道は近畿自然歩道でもあった 林道は舗装の部分もあった 古い道標を見る 右しらはた道、左あかまつ道とあった

 林道の終点に着く
 と山頂まで1.3
 kmだった

 登山道は始め礫が
 多く、少々歩き難
 かった
 

 次第に歩き易くな
 ってきた

 丸太の階段が現
 れた 山頂まで
 900mだった

 階段は長くは続か
 ず、前方に尾根が
 見えて来た

 尾根に着いて北側
 からのコースが合
 流した 山頂まで
 600mだった
尾根歩きとなったとき、足下に石仏を見た コバノミツバツツジを見るようになった 緩やかな尾根を登って行く
南に見えていたのは祇園山だった 鮮やかなコバノミツバツツジを見た ツツジの花を楽しみながら登った

 櫛橋丸跡への道が
 左手に分かれたが
 山頂へと直進した

 直進の道は櫛橋丸
 跡のピークを巻く
 迂回路だった

 櫛橋丸跡のピーク
 を越えてきた道が
 左手から合流した

 山頂手前までなだ
 らかな道だった

 二の丸跡を通る

 山頂へと最後の坂
 を登る

 白旗山の山頂に着
 いた そこは本丸
 跡で、期待通りに
 桜が満開だった

 三角点そばの桜が
 一番きれいだった

 一等三角点(点名
 ・白旗山)を見る
満開のヨメイヨシノを見上げた 山桜もあり、こちらも満開だった 山頂ではツバキの赤い花も良く咲いていた
こちらはアセビで、これも多く見かけた これはシキミの花のようだった 山頂には白旗城跡の案内板があった

 案内板のそばから
 は北西方向に少し
 展望があった

 山頂の東端に立つ
 と、北東方向に黒
 尾山がうっすらと
 眺められた

南東方向にはチ
ラリと三濃山が
眺められた

左の写真に写る
三濃山を大きく
見る
山頂で20分余り過ごすと、往路を戻った 櫛橋丸跡のある430mピークへの尾根道に入った 振り返って山頂(本丸跡)を見た

 櫛橋丸跡が近づい
 てきた

 櫛橋丸跡に着いた

 ここは砦跡なのか
 狭い範囲でしか開
 けていなかった

 北西方向は山頂よ
 りも展望が良く、
 千種川も眺められ
 た

 左の写真に写る
 船岩を大きく見
 る
上の写真に写る八塔寺山を大きく見る 満開のコバノミツバツツジを良く見た 花を大きく見る
下山を続ける 主コースに合流して尾根を下った 赤松コースの分岐点まで戻ってきた 丸太の階段を下る
礫の多い所を下る 林道の終点位置まで戻って来た 林道を戻って行く
下るうちに前方が見通せるようになった 登山口ゲートまで戻って来た 南向かいの尾根を眺める
また鞍居川の土手道で桜並木の風情を楽しんだ 桜並木越しに白旗山を眺めた 桃の花も咲いていた